ファースト・レフューザル
読み方: ふぁーすと れふゅーざる
【英】: first refusal
同義語: 優先権
【英】: first refusal
同義語: 優先権
直訳すると優先拒否権であるが、実態的には先買特権というべきである。複数の当事者が一つのリースにそれぞれの割合で不可分のワーキング・インタレストを持っている場合に、これら当事者間で締結する共同操業者協定中に必ず挿入される規定(first refusal clause)である。 共同リースの当事者のひとりが、自己のリース持分を売却して共同操業から脱退しようとしたとき、まず最初に他の契約当事者である共同リース権者にその売却のオファーを行い、他の共同リース権者がその条件では購入しない(refuse)場合に始めて第三者に持分の売却ができる、という趣旨の規定である。つまり、この条項は、共同リース権者の持分の売却の制限と、共同リース権者間にそれぞれの持分の先買権を与えることになる。共同操業契約のこの条項のモデル・フォームは次のような形になっている。「当事者の一人が本契約に基づくその権益もしくはこの鉱区における権利の全部または一部を売却することを欲した場合、当該当事者は直ちに、その売却の計画に関する一切の情報を他の当事者に書面で通告するものとする。その情報は、想定されている購入者(その者は、直ちに、積極的に、そして購入能力を持つ者でなければならない)の住所、氏名、購入価格およびその他すべての売却申込み条件を含むものとする。通告を受けた他の当事者は、通告を受理した日から 10 日の間、売却当事者の示した条件で、その権益を購入する優先選択権を有するものとする」。 |
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