三省堂 大辞林 |
びらびら
(「と」を伴っても用いる)
(1)布・紙・金属などの薄片がゆれ動いたり、ひるがえったりするさま。「ひらひら」よりやや重い感じや下品な感じにいう。
「障子が破れて風に―(と)している」
(2)女性的であるさま。びらしゃら。
「―とやはらいだ文も書かれず/浄瑠璃・摂州渡辺」
(1)布・紙・金属などの薄片で、垂れ下がってゆれ動くもの。
「肩章の―を誇示する」
(2)「切り裂き」の俗称。
(3)若い女。
「―の名を聞いたか/浄瑠璃・彫刻左小刀」
実用日本語表現辞典 |
「びらびら」の用例一覧
日清戦争異聞(原田重吉の夢) (青空文庫)
に円(まる)くうずくまっていた。戦争の気配もないのに、大砲の音が遠くで聴(きこ)え、城壁の周囲(まわり)に立てた支那の旗が、青や赤の総(ふさ)をびらびらさせて、青竜刀の列と一所に、無限に沢山連なっていた。どこ...
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寺田寅彦 軽井沢 (青空文庫)
手すりを白樺の丸太で作り、天井の周縁の軒ばからは、海水浴場のテントなどにあるようなびらびらした波形の布切れをたれただけで、車上の客席は高原の野天の涼風が自由に吹き抜けられるようにできている。天井...
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林芙美子 婚期 (青空文庫)
でひがむのなら判るけれど、まさか、旦那さまのことでひがむのないわねえ……」 登美子は寫眞を取つて、薄いびらびらの紙も丁寧にかぶせて、杉枝の膝に、 「大事になさいよ」 とそおつと置いた。 「姉さんは、安並...
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