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ばや
〔接続助詞「ば」に助詞「や」の付いたものから〕活用語の未然形に接続する。
(1)話し手自身の希望を表す。…したいものだ。
「かかる所に思ふやうならむ人をすゑて住ま―/源氏(桐壺)」「世の中に物語といふ物のあんなるを、いかで見―と思ひつつ/更級」
(2)ある状態の実現を希望する意を表す。…であってほしい。
「出づればやがて小幡山、馬はあら―徒歩(かち)にても、君をおもへばゆくぞとよと/平治(下・古活字本)」
(3)(多く「あらばや」の形で用いられて)強い否定の意を表す。…どころか、全く…ない。
「云た事をきかぬほどに周の粟をくひ事があら―とて食はざるぞ/史記抄 10」
〔語源について、「や」は、本来、疑問の係助詞とみる説や詠嘆の間投助詞とみる説がある〕→ばや(連語)
ばや
[一]〔接続助詞「ば」に間投助詞「や」の付いたもの〕活用語の已然形に接続する。「ば」は確定条件を表し、「や」は詠嘆の意を表す。
「すくすくと我がいませ―木幡の道に逢はしし嬢子(おとめ)/古事記(中)」
[二]〔接続助詞「ば」に係助詞「や」の付いたもの〕
(1)活用語の未然形に接続する。
(ア)「ば」は仮定条件を表し、「や」は疑問の意を表す。…したら…か。…したら…であろうか。
「心あてに折ら―折らむ初霜の置きまどはせる白菊の花/古今(秋下)」
(イ)文末にあって、反語的否定を表す。
「酒はのませたし銭はあら―、詩を作て酒にかへて淵明に酒をめたとのませた也/中華若木詩抄」
(2)活用語の已然形に接続する。「ば」は確定条件を表し、「や」は疑問を表す。…だから…か。…だから…なのだろうか。
「思ひつつぬれ―人の見えつらむ夢と知りせばさめざらましを/古今(恋二)」
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品詞の分類
「ばや」の用例一覧
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宮沢賢治 かしわばやしの夜 (青空文庫)
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