はやつくし【ハヤツクシ】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第8360号 |
登録年月日 | 2000年 10月 4日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | はやつくし よみ:ハヤツクシ | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 福岡県 | |
品種登録者の住所 | 福岡県福岡市博多区東公園7番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 濱地勇次、今林惣一郎、大里久美、西山壽、吉野稔、川村富輝 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「初星」に「西南89号(後の「なつのたより」)」を交配して育成された固定品種であり,育成地(福岡県筑紫野市)における成熟期は極早生,稈長及び穂長は短,耐倒伏性はやや強の水稲粳種である。草型は穂数型,稈長は短,稈の細太及び剛柔は中,止葉の直立の程度はやや立,葉身の色及び葉鞘の色は緑である。穂長は短,穂数,粒着密度及び穂軸の抽出度は中である。穎色は黄白,ふ先色は黄白-黄,芒の有無と多少は稀である。玄米の形は中,大小は小,精玄米千粒重はやや小,見かけの品質は上の下,光沢は中である。出穂期及び成熟期は極早生,穂発芽性は中,耐倒伏性はやや強,脱粒性は難,収量はやや少である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i,穂いもち圃場抵抗性は中,白葉枯病抵抗性品種群別は金南風群,白葉枯病圃場抵抗性はやや弱である。「ハヤユタカ」と比較して,穂長が短いこと,穂発芽性が難であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること,「コシヒカリ」と比較して,稈長及び穂長が短いこと,穂発芽性が易であること,いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-iであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成2年に福岡県農業総合試験場(筑紫野市)において,「初星」に「西南89号(後の「なつのたより」)」を交配し,雑種第4代で個体選抜,以後,固定を図りながら特性の調査を継続し,8年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお,出願時の名称は「ちくし23号」であった。 |
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