三省堂 大辞林 |
ははき-ぎ 3 【▼帚木】
(2)信濃国の薗原にあって、遠くから見ればほうきを立てたように見え、近寄ると見えなくなるという伝説の木。情があるように見えて実のない人、また会えそうで会えないことなどにたとえる。
「―の心を知らで園原の道にあやなくまどひぬるかな/源氏(帚木)」
(3)(はじめの二音が同音であるところから)母にかけていう。
「大后の宮…日の本には、―と立ち栄えおはしましてより/栄花(駒競べの行幸)」
(4)源氏物語の巻名。第二帖。
はわきぎ ははき― 【▼帚木】
隠語大辞典 |
ははきぎ
- なじみをとこのこと、即ち情夫のことをいふ。武野俗談に「ははき木とは間夫をいふ符牒なり、あとは見えてあはぬ君かなといふ歌の心なり」とあるが、実は源氏物語に「ははきぎの心もしらでその原の道にあやなくまどひぬるかな」とあるに基ゐたもの。〔情事語〕
- なじみをとこのこと、即ち情夫のことをいふ。武野俗談に「ははき木とは間夫をいふ符牒なり、あとは見えてあはぬ君かなといふ歌の心なり」とあるが。実は源氏物語に「ははきぎの心もしらでその原の道にあやなくまどひぬるかな」とあるに基ゐたもの。
- 情夫をいふ。
分類 情事語
「ははきぎ」の用例一覧
紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 関屋 (青空文庫)
の 伊予介 ( いよのすけ ) は院がお 崩 ( かく ) れになった翌年 常陸介 ( ひたちのすけ ) になって任地へ下ったので、昔の 帚木 ( ははきぎ ) もつれて行った。源氏が 須磨 ( すま...
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泉鏡花 唄立山心中一曲 (青空文庫)
て、その坊さんが話すのですが、 薗原山 ( そのはらやま ) の 木賊刈 ( とくさがり ) 、 伏屋里 ( ふせやのさと ) の 箒木 ( ははきぎ ) 、更科山の 老桂 ( ふるかつら ) 、 千曲...
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