年賀ハガキ
ねんが‐はがき【年賀葉書】
年賀はがき(ねんがはがき)
新年のあいさつのために郵便はがきで出す年賀状のこと。年末の一定期間に全国各地の郵便局で引き受け、元旦に合わせて配達する年賀特別郵便物の扱いを受ける。
官製の年賀はがきはもちろんのこと、通常のはがきでも表面の見やすいところに「年賀」と朱書しておけば、年賀特別郵便物として処理される。2000年は、申し込みにより記念スタンプを押すサービスが実施されたが、通常、消印のスタンプは省略される。
総務省は、2002年用の年賀はがきを39億枚ほど用意した。この数字は、郵便局が1年間に取り扱うはがきのおよそ3分の1を占める。
1998年に発行を始めたインクジェット・プリンタ用の年賀はがきは、2001年用の販売で品切れが相次いだことを反省し、2002年用は12億枚と大幅に増やした。パソコンを使って手軽に年賀状を作成できるとあって、利用者はこのところ増え続けている。
しかし、年賀はがき全体の発行枚数は減少に向かっている。景気が低迷しているなか、企業は経費節減のため、購入枚数を削減している。また、個人の間では、電子メールやウェブ上のサービスなどで新年のあいさつをする例も増えてきた。そのため、紙のはがきで年賀状を出す人が減っているわけだ。
文具メーカーのパイロットが実施した調査によると、年賀はがきを出す人は89%(昨年比8%減)で、平均して一人あたり58枚(同11枚減)の年賀はがきを出すようだ。
(2001.12.17更新)
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