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ねむの木の詩がきこえる

原題:
製作国:日本
製作年:1977
配給:エキプ・ド・シネマ東宝東和
スタッフ
監督:宮城まり子 ミヤギマリコ
製作:宮城まり子 ミヤギマリコ
脚本:宮城まり子 ミヤギマリコ
撮影:岡崎宏三 オカザキコウゾウ
音楽:宮城まり子 ミヤギマリコ
編集:沼崎梅子 ヌマザキウメコ
録音:奥山重之助 オクヤマ
スクリプター:若月英生 
照明:下村一夫 シモムラカズオ
キャスト(役名
宮城まり子 ミヤギマリコ (まり子
平田安彦 ヒラタヤスヒコ (やすひこ)
高沢俊光 タカザワトシミツ (としみつ)
根岸安子 ネギシヤスコ (やすこ)
解説
国際赤十字連盟別大受賞作品宮城まり子主宰している、「ねむの木学園の子供たちと宮城はじめとする指導員たちの心あたたまる交流を描く。全学園児好演作品をもり上げている。脚本監督は「ねむの木の詩」の宮城まり子撮影は「アラスカ物語」の岡崎宏三それぞれ担当
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
ねむの木学園」にやっちゃん(やすひこ)と呼ばれる自閉症の子供がいる。人とまじわらず言葉をもたないこの子まり子手袋をはめさせるのに三年かかった自分の思っていることをどうにか表現させたかったまり子は、ふとモールス信号思いつく。何かを思ったらトントンとたたくのである。名づけて“トントン教育”。運動会の日、やすひこは玉入れ競技参加する。自閉症昨年までは身動きしなかったやすひこが線のおてだまを持って一着ゴールインする。そして足の不自由だったやすこが走りだす。ころんでも、ころんでも起きあがりゴールインする。やすこは一位になり、嬉しくて泣いている。まり子は決して一人の子供をみつめているわけではないまり子子供達のまり子であり、子供達はまり子の子供達なのである。一美という子がいる。幼いとき、三輪車にのっていて、トラックにはねられ、今は義足をしている。まり子はあなたなら耐えられると優しく言って一美の義足に靴をはかせ、涙をふいてやった。まり子忙しい。訓練話し合い限りなく続く。集中感覚教育のためのお茶会が開かれる。指導員相手お茶もてなしている子供達。台所では野菜を切り、料理実習をしている女の子達。小さな手がコロッケ揚げ大きななべをかきまぜ食事ときにはコロッケおかわりが続く。子供達と町の人達とのクリスマス・パーティーが開催される。ほしくてたまらなかった黄色い服を着て、ひろこが舞台にあがる一日何度もてんかん発作おこした彼女が一年がかりで覚え宮沢賢治の「にもまけず」の詩を朗読する。その間、まり子はそばでマイクをもっている。「不自由な右手切ってしまえ」と人に言われて泣いたひろこを思いしながらみるみるまり子の目に涙がたまり、頬をつたう。そしてこの子将来を思う時、まり子は何かに向かって怒りおぼえずにはいられなかった。町の人達と学園の人達が一緒になってもりあがる会場。この仕事について良かったと、指導員一人は言った。まり子学園一か月留守にすることになった。やすひこはタイプ懸命にうっている。やすひこはまり子手紙を渡す。その手紙には“まり子さん、やすひこ、まり子さん、やすひこ”と、紙一面タイプされてあった。留守の間、やすひこは言葉訓練続けている。学園のみんながまり子帰りを待っている。まり子帰ってきた。やすひこはまり子の手の甲をトントンとたたく。それはまり子言葉でもあった。やすひこの訓練は続く。まり子だけでなく、学園の子供達も自分達の方法でやすひこに話をさせようと一生懸命である。やすひこも話そうと口を動かす。“ママ”と教え言葉が、まり子変わっている。やすひこにとって、実の母と同じようにまり子は“ママ”なのである。やすひことまり子は“ママ”という一つ言葉に夢中になって訓練続ける。この学園の子供達にとって“ママ”という言葉は、まり子自身ちがいない。そしてみんな成長して働くことができ、健康な者も、体にハンディをもつ者も、共にくらせる作りたいと、まり子の夢は大きくひろがっていく。





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