ねずみ講とは? わかりやすく解説

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ねずみ‐こう【×鼠講】


ねずみ講(ねずみこう)

ねずみ算式加入者を集め金銭授受を行う経済行為

金銭支払って加入した人が、他に2人上の加入者を紹介あっせんし、その結果出費した額を超える金銭をあとで受け取ることを一般にねずみ講と言う増殖する加入者の組織破たんするまで続くことから、無限連鎖講とも呼ばれている。

加入者を3人ずつ増やしていく方法だと、10世代目で59,049人、20世代35億人もの加入者が集まる計算になる。射幸心をあおる投機関心を寄せる人もいるが、その多く経済的な損害を受けるだけで終わる。

組織破たんから、中国アルバニアなどで、暴動起こったという例も報告されている。

ねずみ講は、もともとアメリカで発達した見られ1960年代には日本にも上陸し広がった。ねずみ講がもたらす社会的な害悪防止するため、1978年には無限連鎖防止法成立し、ねずみ講は禁止されることになった。ねずみ講を開設運営すると、3年以下の懲役科せられる

最近インターネット爆発的な普及によって、電子メール使ったねずみ講の勧誘氾濫している。誰でもたやすくメール送信できるので、けた違い被害も出るようになっているうまい話には注意が必要である。

(2001.01.24更新


無限連鎖講

(ねずみ講 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/15 10:01 UTC 版)

無限連鎖講(むげんれんさこう、英語: Pyramid scheme)とは、金品を払う参加者が無限に増加するという前提において、2人以上の倍率で増加する下位会員から徴収した金品を、上位会員に分配することで、その上位会員が自らが払った金品を上回る配当を受けることを目的とした金品配当組織のことである。


  1. ^ a b 兵庫県警察-ネットワークを利用したねずみ講”. www.police.pref.hyogo.lg.jp. 2023年8月25日閲覧。
  2. ^ ピラミッド商法、容疑者3人を逮捕”. バンコク週報. 1154号(2005年2月21日)の社会ニュース (2005年2月21日). 2009年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年1月15日閲覧。
  3. ^ 連鎖販売取引とねずみ講の勧誘員の責任”. 消費者問題の判例集. 国民生活センター. 2017年3月24日閲覧。
  4. ^ ねずみ講は犯罪か? マルチ商法との違いや巻き込まれたときの対処法”. ベリーベスト法律事務所 広島オフィス. 2023年8月25日閲覧。


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