ねこじるとは? わかりやすく解説

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【寝こじる、寝っこじる、寝くじる】 ねこじる、ねっこじる、ねくじる

寝違える
例)首いてーんだけど、ねっこじったのがな→首が痛いんだけど寝違えたのかな?

ねこぢる

(ねこじる から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/29 22:04 UTC 版)

ねこぢる(本名:橋口 千代美:旧姓は中山、1967年1月19日 - 1998年5月10日)は、日本女性漫画家。夫は同じく漫画家の山野一


注釈

  1. ^ 鳩ヶ谷市の市制施行日はねこぢるの生後約1ヶ月半後の1967年3月1日。
  2. ^ ねこぢるはデビューから1年間「ねこぢるし」名義で活動していたが、デビュー1年目にあたる『月刊漫画ガロ』1991年6月号掲載の『ねこぢるうどん扉絵に「ねこぢるし改め/画・ねこぢる 作・山野一」とある事から、これを機にペンネームを正式に改めていた事が判明している。またねこぢるは『文藝』1996年冬季号のインタビューで改名の経緯について「最初『ねこぢるし』だったんですけど、自分も『ねこぢる』『ねこぢる』と言っているから、そのほうが覚えやすいし、言いやすいし、インパクトが残るかなと思って」と語っている。また原作担当の山野一も『文藝』2000年夏季号のインタビューで「はじめは『ねこぢるし』という名前でしたが『ねこぢる』のほうがいいと本人が言い出したのでそうしたと思います」と同様の証言をしている。
  3. ^ 「ネパール編」はねこぢるの他界で未完となり、単行本化もされていなかったが、その後2001年青林堂より刊行された「総集編」に収録された。
  4. ^ ねこぢるによる東京電力の宣伝キャラクター「デンキくん」は1997年4月に公開された後、TVCMにも登場したが、翌98年5月にねこぢるの自殺を受けて打ち切られた。デンキくんはTVCM放送中TEPCO銀座館で展示され、ねこぢるの自殺後も撤去されることなく展示されたが、TEPCO銀座館の大幅な改装リニューアル工事のため2002年3月31日をもって展示終了となった。
  5. ^ 本人の遺志[疑問点]で顔写真は原則非公開となっている。
  6. ^ なお、この作品は現在、ねこぢるyの公式サイト「ねこぢるライス」にて閲覧することができる。
  7. ^ ねこぢると親和性が高い本作は2016年の作品展「ねこぢるのなつやすみ」でも当時の原画が展示されている。
  8. ^ ねこぢるy(山野一)が2013年に発表した漫画単行本『おばけアパート前編』(アトリエサード)では従来のアナログ作画を採用している。
  9. ^ ねこぢる『ねこぢるまんじゅう』(文藝春秋 1998年)112-113頁「あとがき」によると、書かれた遺書は2年前(1996年)のものと山野は述べている。

出典

  1. ^ a b c d e 大泉実成「ねこぢる曼荼羅を探して」『消えたマンガ家 ダウナー系の巻』太田出版 2000年(初出:太田出版刊『Quick Japan』Vol.32)
  2. ^ a b c d 河出書房新社文藝』2000年夏季号 ねこぢるyインタビュー「ねこぢる/ねこぢるy(山野一)さんにまつわる50の質問」
  3. ^ a b c d e 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「私生活」より。
  4. ^ a b c d e f 根本敬白取千夏雄サエキけんぞう鶴岡法斎「ねこぢる追悼ナイト」『TALKING LOFT3世』VOL.2 1999年11月 ロフトブックス
  5. ^ a b c d e f 山野一「特別寄稿・追悼文」『まんがアロハ!増刊「ぢるぢる旅行記総集編」7/19号』ぶんか社 1998年7月19日 166頁。
  6. ^ a b c d ねこぢる『ねこぢる大全 下』(文藝春秋)対談 根本敬(特殊漫画家)×山野一(漫画家)「いまも夢の中にねこぢるが出てくるんです」790-796頁。
  7. ^ a b AERA』1996年4月22日号 73頁。
  8. ^ 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「ブーム到来」より。
  9. ^ a b c d e f 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「死に顔」より。
  10. ^ a b c 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「死は恐くない」より。
  11. ^ a b c d e f メディアDo「ねこぢるの死」(関西テレビ 2001年3月26日
  12. ^ 唐沢俊一『B級学マンガ編』(海拓舎)
  13. ^ ねこぢる『ねこぢる大全 下』(文藝春秋)寄稿・唐沢俊一「予言の書」369-370頁。
  14. ^ 「警視庁町田署によると、ねこぢるさんの夫で漫画家の山野一(はじめ)さんが、今月10日午後3時18分、自宅マンションのトイレで首をつっているねこぢるさんを発見し、町田消防署に119番通報。救急隊員が駆けつけたときには、既に死亡していた。ねこぢるさんはトイレのドアノブにタオルのようなものを掛けて首をつっており、この日の午前中に亡くなったとみられている。遺書はなく、自殺の理由は不明」『東京新聞』1998年5月13日付記事より。
  15. ^ ねこぢる『ぢるぢる日記』(二見書房 1998年)114-115頁。
  16. ^ 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「嫌いなものは嫌い」より。
  17. ^ 青林堂月刊漫画ガロ』1992年6月号「ほっかほっか家族天国」(根本敬)より。
  18. ^ a b c 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「直観の閃き」より。
  19. ^ 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「殺すか、死ぬか」より。
  20. ^ a b COMIC GON!』第3号「ねこぢる担当者が語る ぢるぢる編集後記」(取材・構成/小野澄恵)1998年11月 ミリオン出版
  21. ^ a b c 速水由紀子「新人類世代の閉塞 サブカルチャーのカリスマたちの自殺」『AERA』2001年11月19日号所収。
  22. ^ a b 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「武装願望」より。
  23. ^ このような作品の例として、『ねこぢるだんご』(1997年 朝日ソノラマ)に収録されている「かちく」などがある。
  24. ^ 「3日起きてたり30時間寝てたり…世の中のリズムとはだいぶズレてしまった…ガラス窓の外はまるで異次元のよーだ…出勤途中のサラリーマン…あの人の目にはどんな風に映ってるのかなー…」ねこぢる『ねこ神さま』第2巻(文藝春秋)遺稿「ガラス窓」133頁。
  25. ^ a b ねこぢるy『インドぢる』(2003年 文春ネスコ)156-158頁。
  26. ^ 青林堂『月刊漫画ガロ』1992年10月号「特殊漫画博覧会」の中「特殊漫画家の特殊な才能」より。
  27. ^ 青林堂『月刊漫画ガロ』1994年2月号「混沌大陸パンゲア刊行記念 山野一インタビュー」249頁。
  28. ^ これに関してねこぢるも『月刊漫画ガロ』1992年6月号や『文藝』1996年冬季号のインタビューにて「変な人」に遭遇する機会が多いことを述べている。
  29. ^ a b 河出書房新社『文藝』1996年冬季号 ねこぢるインタビュー「なんかシンクロしちゃってるのかな、とかたまに思ったりして」
  30. ^ ねこぢる『ぢるぢる日記』(二見書房 1998年)67-69頁。
  31. ^ ねこぢる『ねこぢる食堂』(1997年 白泉社)「ぢるぢる恐怖体験」72頁。
  32. ^ ねこぢる『ぢるぢる日記』(二見書房 1998年)51頁。
  33. ^ 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「コラボレーション」より。
  34. ^ 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「天然アシッド」より。
  35. ^ 歴代受賞作品 第5回 2001年 アニメーション部門 受賞作品 優秀賞 - ねこぢる草”. 文化庁メディア芸術祭. 文化庁. 2016年7月30日閲覧。
  36. ^ 黒川創ねこぢるって誰?」青林堂『月刊漫画ガロ』1995年10月号 103頁。
  37. ^ 山野作品での「はぐれ豚」の例は、山野一『ヒヤパカ』(青林堂 1989年)56頁参照。ねこぢる作品での「はぐれ豚」の例は、ねこぢる『ねこぢるまんじゅう』(文藝春秋 1998年)25頁参照。ねこぢる作品での「一匹豚」の例は、ねこぢる『ねこぢるうどん3』(文藝春秋 1999年)36-37頁参照。ねこぢるy作品での「はぐれ豚」の例は、ねこぢるy『おばけアパート前編』(アトリエサード 2013年)107頁参照。
  38. ^ a b ねこぢる『ぢるぢる日記』(二見書房 1998年)75頁。
  39. ^ 文藝春秋コミックビンゴ!』1998年7月号 195頁「漫画家・山野一さんからの緊急メッセージ」
  40. ^ 青林堂『月刊漫画ガロ』1992年6月号 31頁 知久寿焼「ねこぢるうどんについて」
  41. ^ 青林堂『月刊漫画ガロ』1992年6月号 32頁 岡崎京子「やだなぁ」
  42. ^ 青土社ユリイカ』1995年4月臨時増刊号「総特集=悪趣味大全」
  43. ^ a b 河出書房新社『文藝』2000年夏季号 特集「ねこぢる。」
  44. ^ ねこぢる『ねこぢるだんご』(朝日ソノラマ 1997年)解説より。
  45. ^ 斎藤利江子 (2005年2月4日). “つらい、だから生きる 妻失った編集者手記「自殺されちゃった僕」”. 朝日新聞・朝刊: p. 21 
  46. ^ 文藝春秋『コミックビンゴ!』1998年7月号 210頁 根本敬「本物」の実感
  47. ^ 根本敬:解説「ねこぢるうどん」……それはマンガで楽しむ山野家の「バルド・トドゥル」となるのか?(ねこぢるy『ねこぢるyうどん①』青林堂 2000年)
  48. ^ ねこぢる『ねこぢるせんべい』(集英社 1998年)136-137頁「夫・漫画家 山野一」による「あとがき」より。
  49. ^ 特殊漫画家・根本敬の追悼コメント「本物の実感」水道橋博士の悪童日記 1998年6月26日付
  50. ^ 山野一のツイート 2017年1月29日
  51. ^ 吉永嘉明『自殺されちゃった僕』(幻冬舎アウトロー文庫)第2章「ねこぢるの思い出」の中「修羅場」より。
  52. ^ 顔画工房の証言より。
  53. ^ ねこぢる『ねこ神さま』第2巻(文藝春秋)「ぢるぢる4コマ漫画」100-102頁。
  54. ^ a b 山野一のツイート 2019年2月26日
  55. ^ 山野一さん登場!! 濃い話が聞けました。 YouTube
  56. ^ 林啓太 (2015年1月10日). “昔「ガロ」今「ヘイト本」 伝説の漫画月刊誌 版元の転向 社長「経営上の問題」 出版関係者「踏み出してならない分野」” (日本語). 東京新聞(朝刊、特報) (中日新聞東京本社): p. 24 
  57. ^ おおかみ書房公式/劇画狼のツイート 2017年2月8日




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