三省堂 大辞林 |
に・せる 0 【似せる】
甲州弁辞典 |
「にせる」の用例一覧
大町桂月 月の東京灣 (青空文庫)
入り居らず』とて、別に一枚袂より取り出して食ふ。手にせる煎餅を引込めさうにもせず。止むを得ず、受取りて袂に入る。 晝を欺くばかりの月夜なれども、頭上にズツクの假屋根あるを以て、居まはりは薄暗くして、女の...
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大町桂月 月の隅田川 (青空文庫)
相逢ふの期なかりしなり。 都の殘暑をよそにせる水郷の別世界に、香峰は瑞村と余とを呼ぶ。勞を謝せむとするなり。兼て未見の知己なる端村 [#「端村」はママ] と余とを相逢はせむとするなり。溶々たる隅田川の流れ、櫻の...
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八面樓(宮崎湖処子) 泉鏡花作『外科室』 (青空文庫)
極り無き最後の眼に、國手をぐつと 瞻 ( まも ) りて、 『 でも 、 貴下は 、 貴下は 、 私を知りますまい !』 謂ふ時晩く、高峰が手にせる刀に片手を添へて、乳の下深く掻切りぬ。 醫學...
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