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なれや
[一]〔断定の助動詞「なり」の已然形「なれ」に係助詞「や」の付いたもの〕「なればや」「なればにや」の意で、疑問・反語を表す。…だからだろうか…のは。…だから…なのだろうか(いやそうではない)。
「思ふらむその人―ぬばたまの夜ごとに君が夢(いめ)にし見ゆる/万葉 2569」「さとはあれて人はふりにし宿―庭もまがきも秋の野良なる/古今(秋上)」
[二]〔断定の助動詞「なり」の已然形「なれ」に間投助詞「や」の付いたもの〕疑問・詠嘆を表す。…なのかなあ。…であることよ。
「万世をふるにかひある宿―み雪と見えて花ぞ散りける/新古今(雑上)」
品詞の分類
「なれや」の用例一覧
深夜の月 (Wikisource)
別れの悲しさは、夢うつつにも 其人 《 そのひと 》 の。知らぬ思ひの 涙川 《 なみだがは 》 、映す姿や鐘の音に、空飛ぶ鳥の影なれや。それならぬ。恋しき人は荒き風、憂き身に通る 烈 《 はげ 》 しさは、君に...
ja.wikisource.org/wiki/深夜の月
笹の露 (Wikisource)
酒の徳なれや。 大石 《 おほいし 》 さけつる畏かしこみも、 尊 《 みこと 》 の 酔 《 ゑい 》 の、すすむなり。姫の 尊 《 みこと 》 の待ち酒を。ささよ、ささとの言の葉に、伝へ伝へて 今世...
ja.wikisource.org/wiki/笹の露
桑蓬の歌 (Wikisource)
彼のギリシャや神々の 饗宴かざりし星月夜 今桑蓬の友墻と エルムの陰に団楽して 子安が丘に仰ぐかな (五) かの窈窕の蛾眉いずれ 久遠を過ぐる一刹那 ただ誠こそ大志こそ 青光彩どる花なれや あゝ...
ja.wikisource.org/wiki/桑蓬の歌