三省堂 大辞林 |
なつかし・む 4 【懐かしむ】
(1)昔を思い出し、その頃を慕わしく思う。懐かしく思う。
「幼時を―・む」
(2)親しみを感じ、近くに居たいと思う。
「春の野にすみれ摘みにと来し我そ野を―・み一夜(ひとよ)寝にける/万葉 1424」
「なつかしむ」の用例一覧
宮本百合子 雨滴 (青空文庫)
の廃市にも、満ち満ちて居る自然美になつかしむ心さえあれば、何もことさらの金と時間を費さずとも、霊の洗われ、清められる慰めを得るのであるのに……。 私は殊に、芸術...
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長谷川時雨 こんな二人 (青空文庫)
( やまかげ ) の 苔清水 ( こけしみづ ) をなつかしむ。 『 水 ( みづ ) 清 ( きよ ) ければ魚すまず、駄目だよ。』 『そのかはりに月影が澄む。』 山椒 ( さんせう ) の 魚...
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長谷川時雨 きもの (青空文庫)
は、雨の降るそぼ寒い日に、しまつてあつた着るものを出してひつかけると、薄い汗の 香 ( か ) が鼻をかすめると、その、あるかなきかの、自分の汗の匂ひの漂よひと、過ぎさる夏をなつかしむおもひを、わづ...
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