三省堂 大辞林 |
どよ・む 【▽響む】
(1)多くの人が大声をあげて騒ぐ。どよめく。
「車上の見物は漸く我に復りて―・めり/義血侠血(鏡花)」「あれ狐よと―・まれて/徒然 230」
(2)大きな物音や鳴き声で、あたりが鳴りひびく。
「大海の水底―・み立つ浪の/万葉 1201」「さ野つ鳥雉(きぎし)は―・む/古事記(上)」
(3)ずきずき痛む。うずく。
「今日は土用の入り、それでか跡がきつう―・む/浄瑠璃・大経師(中)」
鳴りひびかせる。
「あしひきの山彦―・めさ雄鹿鳴くも/万葉 3680」
「どよむ」の用例一覧
宮本百合子 近頃の話題 (青空文庫)
いう点からも私はカルメン夫人の指揮から受けた印象でいろいろ女の芸術と生活とを考えさせられた。 カルメン夫人はいかにも人柄のよい、教養のあるひとらしく、『婦人公論』などに書いた文章などよむと、むしろ音楽を文学的に、哲学的に感じすぎているようなところさえうかがわれる。夫人は、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2780_8805.html
伊藤左千夫 紅黄録 (青空文庫)
婦は働き盛りで予らの 家 ( うち ) におったころには、この大きな家もどよむばかりであったのだ。それにくらべると今のわが家は雪にとじこもった冬の心持ちがする。兄は依然として大酒を飲み、のっそりぽんとした顔をして、いつ...
www.aozora.gr.jp/cards/000058/files/1200_23800.html
芥川龍之介 杜子春 (青空文庫)
しても返事をしなければ、約束通り命はとつてやるぞ。」 神将はかう 喚 ( わめ ) くが早いか、 三叉 ( みつまた ) の 戟 ( ほこ ) を 閃 ( ひらめ ) かせて、一突きに杜子春を突き殺しました。さうして峨眉山もどよむ...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/170_15144.html
どよむに関係した商品
- 【送料無料】鎌倉時代語研究(第22輯)楽天ブックス