とるとは?

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三省堂 大辞林

三省堂三省堂

とる 1 【執】

暦注十二直の一。神仏祭祀婚姻などに吉、移転旅行に凶という日。

と・る 1 【取る/執る/採る/捕る/撮る】

?(動ラ五[四])

?
手に持つ。《取・執》
(1)離れているものを手でつかんで持つ。手で握る。
茶碗を手に―・って見る」「書棚の本を―・る」「ペンを―・る」
(2)手に持って使う。操作する。
「船の舵(かじ)を―・る」
(3)つまんで上に引き上げる。
「袴の股立ちを―・る」「着物の褄(つま)を―・る」
(4)手に入れる。自分のものにする。
政権を―・る」「損して得―・れ」
(5)理する。仕事を進める。運用する。《執》
事務を―・る」「政務を―・る」
(6)保存する。残しておく。《取》
記念に―・っておく」「明日のおやつに半分―・っておく」
(7)かたく保持する。守る。
自説を―・って譲ろうとしない」
?
それまであった所から自分の側に移す。《取》
(1)に取って自分ものとする
お菓子一つずつ―・る」「お釣りは―・っておいてください
(2)集める。採集する。収穫する。《取・採》
「きのこを―・る」「貝を―・る」「血を―・る」
農作物場合は「穫る」とも書く〕
(3)捕らえる。つかまえる。捕獲する。《捕》
「すずめを―・る」「蝶(ちよう)を―・る」「マグロを―・る」「熊を―・る」
〔「獲る」とも書く。昆虫など小さな動物場合は「採る」とも書く〕
(4)領有する。支配する。《取・執》
天下を―・る」「リーダーシップを―・る」「乾杯音頭を―・る」「指揮を―・る」
(5)分けて移す。分けて自分ものとする
料理小皿に―・る」「分け前を―・る」
(6)報酬を得る。収入を得る。
高給を―・る」「月給を―・る」
(7)(「摂る」とも書く)体内に取りこむ。食べる。摂取する。
食事を―・る」「野菜を―・る」「ビタミンを―・る」
(8)体を休ませることをする。体に心地よいことをする。
睡眠を―・る」「休養を―・る」「暖を―・る」「木陰で涼を―・る」
(9)願い出て得る。請う与えられる。
(ア)休みをもらう。
休暇を―・る」「暇を―・る」
(イ)許しを得る。
保健所許可を―・る」「相手了解を―・る」
(10)取引をまとめる。
注文を―・る」「契約を―・る」
(11)自分ところへ来させてあることをする。または、させる。
(ア)注文して持って来させる。取り寄せて買う。
出前を―・る」「寿司を―・る」
(イ)届けさせて定期的継続して買う。
新聞を―・る」
(ウ)呼び寄せる。呼んで療治をさせる。
「あんまを―・る」
(12)迎え入れる。もらう。
息子に嫁を―・る」「弟子を―・る」
(13)権力によって強制的に集める。多く受け身の形で用いる。
息子兵隊に―・られる」「徴用に―・られる」
(14)引き入れる導き入れる。《取・採》
灌漑用水を―・る」「天窓から明かりを―・る」
(15)導く。案内する。
「手を―・って教える」「馬の口を―・る」
(16)つながり設ける。接触する。
連絡を―・る」「コンタクトを―・る」
(17)成績資格などを得る。
良い成績を―・る」「学位を―・る」「賞を―・る」「運転免許を―・る」
(18)ある事や物の代わりにあずかる。
人質を―・る」「担保を―・る」
?
それまであった場所から別のところに移す。《取》
(1)不要なものや汚れなどを除く。取り去る。どける。
「しみを―・る」「澱(おり)を―・る」
(2)(「脱る」とも書く)身に付けていたものを外す。ぬぐ。
帽子を―・って挨拶(あいさつ)する」「眼鏡を―・る」
(3)付属品などを取り外す
「箱のふたを―・る」「本のカバーを―・る」
(4)体から苦痛や不快感を除く。
痛みを―・る」「疲れを―・る」
(5)人の所有物自分のものにする。
(ア)ある手段によって、他に属していたものを自分のほうに移す。うばう。
大手スーパーに客を―・られる」
(イ)不法手段自分のものにする。盗む。うばう。
「だまされて土地を―・られる」「財布を―・られる」
金品をぬすむ場合は「盗る」とも書く〕
(6)討ち果たす。殺す。また、首を切る
「命を―・る」「仇(かたき)を―・る」「敵将の首を―・る」
(7)注意関心などを引き付ける
テレビに気を―・られる」「移り変わる景色に気を―・られる」
(8)自由な動きをうばう。
「ぬかるみに足を―・られる」「スリップしてハンドルを―・られる」
(9)受け取る。徴収する。
(ア)物やサービス対価として相手から金銭を受け取る。
代金を―・る」「初診料を―・る」
(イ)強制的納めさせる。
税金を―・る」「賦課金を―・る」
(ウ)契約約束によって受けて納める
家賃を―・る」「月謝を―・る」「手数料を―・る」
(10)将棋カルタ花札トランプなどで、敵の駒やその場に出された札を、自分持ち駒にしたり、自分の札としてうばう。
飛車を―・る」「切り札で―・る」
(11)スポーツ試合で、得点を得る。
初回に二点を―・る」「一本―・られる」
(12)(「とってもらう」「とってあげる」など授与を表す動詞の上に付いて)他の人のために物を持って渡す。
「その胡椒(こしよう)を―・ってください
(13)官位財産などを召し上げる没収する。
「かく官爵(かんさく)を―・られず/源氏須磨)」
?
身に負う。引き受ける。受け止める。《取》
(1)他より劣る評判結果などを得る。
不覚を―・る」「若い者引けを―・らない」「他社後れを―・る」
(2)自分のするべきこととし引き受ける。《取・執》
「責任を―・る」「仲介の労を―・る」
(3)芸・娼妓が、客を迎え相手をする。
「客を―・る」
(4)財産家督受け継ぐ
「跡を―・る」
(5)身に加わる。身に積み重なる
「年を―・る」「当年―・って二五歳」
(6)身に負わせる。課する多く受け身の形で用いる。
反則を―・られる」「罰金を―・られる」
(7)多くにとって」「にとりて」の形で)の身として。立場からすれば。
一介研究者に―・って身に余る名誉」「反対派に―・ってじゃまな存在
?
選び出す。選んで決める。
(1)よいものを選んで使う。すぐれているものを採用する。《採・取
「―・るべき唯一方策」「どちらの方法を―・るべきだろう」
(2)人を採用する。《採》
(ア)会社組織などが、従業員採用する。
新卒を―・る」「理科系から―・る」
(イ)学校学生・生徒入学させる。
「一学年一八〇人―・る」
(3)ある態度や行様式を選んでそのようにする。《執》
毅然たる態度を―・る」「強硬手段を―・る」「自由行動を―・る」
(4)進む方向を選び出し決める。選んでそちらへ行く。《取》
針路を北に―・る」「徳本(とくごう)峠を越え上高地へと道を―・る」「学者への道を―・る」
(5)あるものを選んでそれに基づく。よりどころとする。《取》
史実題材を―・った作品
(6)みずからその下につく。仕える。《取》
「主を―・る」「師を―・る」
(7)選び出す選択する。
「この二十八日になむ、舟に乗るべき日―・りたりければ/落窪 4」「クジヲ―・ル/日葡」
?
作り出す。ある形にしてとどめる。《取》
(1)あるものを原料にして何かを作り出す。《取・採》
大豆から油を―・る」「アオカビ一種から抗生物質を―・る」
(2)形を作る。形を似せて作る
石膏で型を―・る」
(3)形を描き出す
輪郭を―・る」「矛盾がさまざまな形を―・って表面化する」
(4)書き留める
ノートに―・る」「控えを―・る」「メモを―・る」
(5)写す。
(ア)写真を写す。《撮》
記念写真を―・る」「スナップを―・る」「映画を―・る」「レントゲンを―・る」
(イ)音や映像磁気テープなどに記録する。
演奏会模様録音に―・る」「野鳥鳴き声テープに―・る」「ビデオに―・っておいた映画を楽しむ」「コピーを―・る」
〔音を記録する場合は「録る」とも書く〕
(6)数値などを記録する。
データを―・る」「心電図を―・る」
?
数量物事を知る。おしはかる。《取》
(1)数える。はかる。
「数を―・る」「カウントを―・る」「寸法を―・る」「尺を―・る」「脈を―・る」
(2)数値を集めて計算する。
平均を―・る」「統計を―・る」
(3)人数などを確認する。
出席を―・る」「点呼を―・る」
(4)解釈する。推量する。理解する。受け取る。
「悪く―・らないでほしい」「冗談を本気と―・られる」
(5)うまく釣り合って安定するようにする。
バランスを―・る」
(6)相手気持ちに合うようにうまく扱う。
機嫌を―・る」「多少わるくなく―・られた事ゆゑ、自然足しげく通ふうち/当世書生気質逍遥)」
?
場所や時間を占める。《取》
(1)場所を占める。場所を定めて落ち着く。
「宿を―・る」「席を―・る」「会議室を―・る」「陣を―・る」
(2)場所を設ける。ある面積を占める。
書斎を広く―・る」「スペースを―・る」
(3)予約して場所を確保する。
指定券を―・る」「金曜最終便を―・ってある」「特別席を―・る」
(4)時間労力を必要とする。費やす。かかる。
準備手間を―・る」「一時間ほど時間を―・ってくれないか」
(5)しつらえる。ふとんを敷く。
「床(とこ)を―・る」
?
手・足・体などを動かす。ある動作をする。
(1)動きをととのえる。
拍子を―・る」「リズムを―・る」
(2)相撲カルタなどをする。
横綱と一番―・る」「家族百人一首を―・る」
?
(1)(「時にとって」「時にとりて」の形で)場合によって。時によって。
「人、木石にあらねば、時に―・りて、物に感ずる事なきにあらず/徒然 41
(2)たとえる。なぞらえる。
「例に―・る」「このセクション人間に―・ってみれば心臓に当たる部門だ」
〔「とれる」に対す他動詞
[可能] とれる
?(動ラ下二)
⇒とれる
慣用上げ足を―・当たりを―・裏を―・遅れを―・垢離(こり)を―・采(さい)を―・鞘(さや)を―・質(しち)に―・死に水を―・酌を―・陣を―・先(せん)を―・大事を―・手に手を―・手玉に―・年を―・中を―・引けを―・暇(ひま)を―・不覚を―・筆を―・脈を―・面を―/鬼の首を取ったよう手に取るよう
» (成句)取らぬ狸の皮算用
» (成句)取るに足りない
» (成句)取るに足らない
» (成句)取るものも取り敢えず

?

連語

接続助詞「て」に動詞「おる(居る)」の付いた「ておる」の転。上にくる語によっては「どる」ともなる〕その状態にあるという意を表す。
「しばらくここで待っ―?れ」「晩飯もまだ食べ―?らんのじゃないか
「腰を痛めていてだいぶ苦しんど?るようだ」〔やや尊大言い方として用いられるが、本来は西部方言でのもの〕



四日市市四郷地区方言

四日市市四郷地区方言四日市市四郷地区方言

~とる

方言共通語・該当漢字語意解説または【使用例】
~とる ~している 生き・わろ


但馬方言辞典

但馬方言のページ但馬方言のページ

(~し)とる

但馬方言共通語用例備考
(~し)とる (~し)ている 今何しとる。---テレビ見とる。 動作継続を表すアスペクト表現。「(~し)よる」との違い注意


大阪弁

全国大阪弁普及協会全国大阪弁普及協会

とる・どる

大阪弁 訳語 解説
とる・どる ている、てる・
でいる、でる
主に第三者動作結果継続、状態、形状を表す。「て」+「おる」。やや下向き表現。うちやったら考えるより先行っとるわ、おまえもあの話聞いとってんやろ、今頃なって作っとんかいな、ちょっとネクタイいがんどる、いつまでメガネ掛けたまま寝とんねん、あっこに先生いとる。「いる」とは活用するが、「おる」とは活用しない。西日本の語だが、大阪では主に男性が使う。和泉周防長門九州では「ちょる」、神戸播磨志摩博多では「とう」、土佐で「ちゅう」を使う。





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