三省堂 大辞林 |
とうこつ たう― 1 0 【▼橈骨】
とうこつ 0 1 【頭骨】
とうこつ 0 1 【▼鐙骨】
骨の一般用語 |
橈骨
【英】:Radius
橈骨は前腕の外側(橈側または母指側)にある長管状骨(男約22cm、女約20cm)で、上端と下端で前腕の内側(尺側または小指側)にある尺骨と関節する。下端は上端に比して著しく大きい。上端には円盤状の橈骨頭があり、円板の外周にあたる部分は尺骨の橈骨切痕と橈骨輪状靱帯に接する。また、橈骨頭の上面は浅いくぼみになっており(橈骨頭窩)、上腕骨の小頭と関節をつくる。橈骨頭のすぐ下で橈骨体に移行する部分は急に細くなってなってくびれており、橈骨頚という。橈骨体は上端を除く大部分が三角柱状で、全体として外側に弓形にまたがっており、前後および外側の3面と前後および内側の3縁が区別される。内側縁は他の2縁と異なり鋭い稜線になっており、骨間縁とよばれる。この縁と尺骨の同名縁との間には前腕骨間膜が張っている。橈骨頚のすぐ下で橈骨体の前内側には卵円形にもり上がった橈骨粗面があり、上腕二頭筋の腱が停止する。また、外側面には回内筋の停止する粗面(回内筋粗面)がある。橈骨下端の外側面には茎状突起という下方に伸びる突起があり、内側面には三角形の関節面をもった尺骨切痕があり、尺骨の関節環状面と関節をつくる。また、後面には3~4個の縦に走る溝がある。橈骨下端の下面にあるくぼみは手根関節面で中央にある弱い隆線によって内外二つの関節面に分けられている。内側の関節面には月状骨が、外側のものには舟状骨が接している。語源Radiusは一点から放散する光り、放線、転じて車輪の幅(スポーク)を意味し、この骨の形が幅に似ているところから命名された。また橈は、かい、オールを意味する。


馬の用語事典 |
橈骨
【英】:radius, [pl. radii]
前腕骨格は、橈骨(とうこつ)と尺骨(しゃくこつ)から成る。ウマの尺骨は橈骨と癒合しており、橈骨のみが肘関節を介して上腕骨を支える。橈骨の「橈」は、「かい、オール」のことで、本来、「どう」と読む。しかし、解剖学では濁らずに「とう」と読む。英語名のradiusは、ラテン語のラディウス (radius) 由来である。原義は、「一点から発する放射線」のことで、「車輪のスポーク」や数学では「半径」の意味として用いられるようになった。橈骨は、ヒトにおいては橈骨と尺骨から成る点などが車輪のスポークに似ているため、radiusと呼ばれるようになった。
- 橈骨頭 (head of radius)
- 橈骨頸 (neck of radius)
- 橈骨体 (shaft of radius)
- 茎状突起 (lateral styloid process)
- 橈骨滑車 (trochlea of radius)
- (図説)馬の骨格事典
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