てんたかく【テンタカク】(食用作物)
登録番号 | 第13864号 | |
登録年月日 | 2006年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | 稲 | |
登録品種の名称及びその読み | てんたかく よみ:テンタカク | |
品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 富山県 | |
品種登録者の住所 | 富山県富山市新総曲輪1番7号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 山口琢也、蛯谷武志、金田宏、木谷吉則、小島洋一朗、山本良孝、土肥正幸、石橋岳彦、向野尚幸、表野元保、宝田研 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「ハナエチゼン」に「ひとめぼれ」を交配して育成された固定品種であり、育成地(富山県富山市)における成熟期は早生の早、草型が偏穂数、稈長が中の高温登熟性が優れた水稲、粳種である。草型は偏穂数、稈長及び稈の細太は中、剛柔はやや剛、止葉の直立の程度はやや立、葉身及び葉鞘の色は緑である。穂長はやや長、穂数はやや多、粒着密度はやや疎、穂型は紡錘状、穎色は黄白、ふ先色は黄白-黄、芒の有無と多少はやや少、芒長はやや短、芒色は黄白-黄である。玄米の形、大小、色沢及び精玄米千粒重は中、玄米の見かけの品質は上の中、光沢はやや良、食味は上の下である。水稲・陸稲の別は水稲、粳・糯の別は粳、出穂期及び成熟期は早生の早、穂揃日数は中、穂発芽性は難、耐倒伏性はやや強、脱粒性は難、収量はやや多である。いもち病抵抗性推定遺伝子型はPi-i,zである。蛋白質含量はやや低である。「ハナエチゼン」と比較して、穂長が長いこと、芒が多いこと等で、「ひとめぼれ」と比較して、稈が剛いこと、出穂期が早いこと、いもち病抵抗性推定遺伝子型がPi-i,zであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に富山県農業技術センター農業試験場(富山市)において、「ハナエチゼン」に「ひとめぼれ」を交配し、7年に雑種第5代で個体選抜を行い、以後、固定を図りながら特性の調査を継続し、14年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
てんたかく
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/06/18 21:40 UTC 版)
てんたかくは、2006年(平成18年)に品種登録されたイネ(稲)の品種[1]。「ひとめぼれ」を花粉親、「ハナエチゼン」を種子親とする交配によって育成された[1]。品種名は、稲穂の実る食欲の秋の澄み渡る空をイメージして命名された[1]。JA全農とやまは、受験シーズンに「高い点が取れるように」という願いを込めた「合格祈願米てんたかく」を発売している[1]。2017年(平成29年)産米は富山県の産地品種銘柄(必須銘柄)となっている[2]。
- ^ a b c d e f g 日本食糧新聞社 編 2018, p. 74.
- ^ 日本食糧新聞社 編 2018, p. 71.
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