つづきみちおとは? わかりやすく解説

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つづき‐みちお〔‐みちを〕【都筑道夫】

読み方:つづきみちお

[1929〜2003推理作家東京生まれ本名松岡巌(いわお)。本格推理・ハードボイルド・ショートショートなどに幅広く活躍時代物の「なめくじ長屋シリーズもある。「推理作家の出来るまで」で日本推理作家協会賞受賞平成15年2003功績により日本ミステリー文学大賞受賞


都筑道夫(つづき・みちお)

本名松岡巌。1929年(昭4)、東京生まれ。兄は落語家鶯春亭梅橋他殺クラブ会員SFグループおめがクラブ会員。別名小林昌夫、鶴川匡介、伊東映昌、結城勉、ジェフエバンス、フィリスマクワゴン、リチャードフィネガンなど。
1947年(昭22)、雑誌スバル」の編集従事
1949年(昭24)から淡路龍太郎などの名で「魔海風雲録」(1954年(昭29))などの時代小説発表大坪砂男師事する大坪砂男新宿花園街の三畳間から引っ越したあとは、同じ建物に移る。
1956年(昭31)、早川書房入社し、「エラリークイーンズミステリマガジン」の編集従事し翻訳や「女を逃がすな」(1958年(昭33))を発表
1957年(昭32)、渡辺啓助矢野徹とともにSF同人誌科学雑誌」を発行発行団体は「おめがクラブ」。
1962年(昭37)に刊行した誘拐作戦」が、1963年(昭38)に第16回日本推理作家協会賞候補となる。同時にヒッチコックマガジン」の1962年ベスト3位選ばれている。
1963年(昭38)、「三重露出」を刊行
1968年(昭43)、「なめくじ長屋捕物さわぎ」シリーズを「推理界」で開始
1969年(昭44)に「推理」に発表した死体寝たい」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1970年版」に収録される。
1969年(昭44)に「サンデー毎日読物専科」に発表した羅生門河岸」は日本文藝家協会の「代表作時代小説 昭和45年度」に収録される。
1969年(昭44)に刊行したちみどろ砂絵」が1970年(昭45)に第23回日本推理作家協会賞候補となる。
1970年(昭45)に刊行したくらやみ砂絵」が1971年(昭46)、第24回日本推理作家協会賞候補となる。
1970年(昭45)に「推理界」に発表した小梅富士」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1971年版」に収録される。
1972年(昭47)に刊行した七十五羽の」が、1973年(昭48)に第26回日本推理作家協会賞候補となる。
1972年(昭47)に「増刊推理」に発表した九段の母」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1973年版」に収録される。
1973年(昭48)に「問題小説」に発表した退職刑事」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1974年版」に収録される。
1974年(昭49)に「小説宝石盛夏号」に発表したいろの顔」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1975年版」に収録される。
1974年(昭49)に「小説推理」に発表した「キリオンスレイの復活と死」(情事公開同盟)が1975年(昭50)に第28回日本推理作家協会賞候補となる。
1975年(昭50)に「小説クラブ」に発表した退職刑事」(壜のなかの密室)が1976年(昭51)に第29回日本推理作家協会賞短編賞候補となる。また、1976年(昭51)、「黄色部屋はいかに改装されたか?」が第29回日本推理作家協会賞評論賞の候補となる。
1976年(昭51)に「小説新潮」に発表した「みぞれ河岸」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1977年版」に収録される。
1977年(昭52)に「小説新潮」に発表した日光写真」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1978年版」に収録される。
1978年(昭53)に「野性時代」に発表した風に揺れるぶらんこ」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1979年版」に収録される。
1979年(昭54)に「小説現代」に発表した「「殺人事件盗難事件」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1980年版」に収録される。
1980年(昭55)に「小説推理」に発表した首くくりの木」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1981年版」に収録される。
1982年(昭57)に「問題小説」に発表したマジックボックス」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1983年版」に収録される。
1982年(昭57)に「小説新潮」に発表した仮面シルビア」は日本文藝家協会の「ザエンターテインメント 1983」に収録される。
1983年(昭58)に発表した「キリオンスレイの敗北逆襲」が1984年(昭59)、第37回日本推理作家協会賞長編部門候補となる。
1986年(昭61)に「EQ」に発表したいの一番大吉」は日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1987年版」に収録される。
1989年(平1)に「オール讀物」に発表した西郷星」が1990年(平2)に第43回日本推理作家協会賞短編部門候補となる。同時に日本推理作家協会の「推理小説代表作選集 推理小説年鑑 1990年版」に収録される。
1991年(平3)に「小説新潮」に発表した「うそつき」日本文藝家協会の「現代小説 1992」に収録される。
2000年(平12)に発表した推理作家の出来るまで」が2001年(平13)、第54回日本推理作家協会賞評論その他部門受賞
2002年(平14)、第6回日本ミステリー文学大賞受賞
2003年(平15)、動脈硬化による心臓麻痺のため死去




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