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三省堂 大辞林

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「ち」の濁音仮名現代共通語では「じ」と発音上の区別はなく、硬口蓋破擦音(または硬口蓋摩擦音)の有声子音前舌狭母音から成る音節現代仮名遣いでは、この音節仮名として、一般には「じ」が用いられるが、二語の連合による連濁(「はなぢ(鼻血)」「みぢか(身近)」など)と一語中の同音連呼(「ちぢみ(縮)」「ちぢれる(縮れる)」など)の場合には「ぢ」を用いる。〔「ぢ」は、清音「ち」に対す濁音仮名として、中世末期までは「じ」とは別々の音を表していたが、江戸時代入り両者発音上の区別失われた。もっとも、方言には、現在でも「じ」「ぢ」を区別する地方がある〕


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ウィキペディア

ウィキペディアウィキペディア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/20 12:10 UTC 版)

平仮名
文字
字源 に濁点
JIS X 0213 1-4-34
Unicode U+3062
片仮名
文字
字源 チに濁点
JIS X 0213 1-5-34
Unicode U+30C2
言語
言語 ja
ローマ字
ヘボン式 JI
訓令式 ZI(DI)
JIS X 4063 di
発音
IPA dʒ̪i
種別
濁音
「ぢ」の筆順
「ヂ」の筆順

は、仮名のひとつであり、に濁点をつけた文字となる。日本語音節のひとつとして用いられ、1モーラを形成する。

目次

日本語における発音

  • 現代標準語の音韻: 1子音と1母音」から成る音。語中においては舌の前部を上歯茎の後ろに付けて、離すときに、狭い隙間を作って摩擦した音を出す有声歯茎硬口蓋破擦音、すなわち「ち」の有声化音。また語頭や促音・撥音の後では舌の前部を上歯茎の後ろから硬口蓋近くの範囲に付けずに近づけて、隙間から声を摩擦させて通すときに出る有声歯茎硬口蓋摩擦音、すなわち「」の子音の有声音である。それら二つの「ぢ」の発音は、一般に日本語の話者にはほとんど聞き分けられず、意味上の差異はない。大体において破擦音は語頭、撥音の後ろで現れ、摩擦音は語中で現れる。「ぢ」は「」と同じ発音であり、現代標準語では「ぢ」と「じ」を音の上で区別しない(四つ仮名)。現代仮名遣いでは、例外を除いて「ぢ」で書かれてきたものをすべて「じ」で書く。国際音声記号では有声後部歯茎摩擦音[ʒ]有声後部歯茎破擦音[ʤ]または有声歯茎硬口蓋摩擦音[ʑ]有声歯茎硬口蓋破擦音[ʥ]で記述される。どちらかといえば[ʑ, ʥ]が近く、[ʒ, ʤ]で表される場合でも英語のvisionなどの s や j とは異なっている。濁音も「ち」同様、調音点が異なっている。「だ、で、ど」と同じ調音点で発音すると[di]となる。こちらも中世以降日本語から消えていた音であり、近代になって外来語のなかで復活した(現在「ディ」と表記される)。
  • 発音Japanese di.ogg ヘルプ / リンク

ぢ に関わる諸事項

  • 「ぢ」は病気のとして使用される。
  • 痔薬販売会社のヒサヤ大黒堂がこの文字をシンボルマークとして使用している。
  • 新潟県小千谷は「おぢや」と表記する。
  • 韓国料理チヂミは、朝鮮語だが「ヂ」が使用される。同様で朝鮮語を日本語表記する場合には「ぢ」が使用される事も多い。
  • 2つ以上の単語で構成される場合等で直前の音の影響により「ち」が「ぢ」と濁って発音するときには、「ぢ」と表記する事がほとんどである。
  • 上代には舌先の破裂音を子音とする [di] であったと考えられるが、室町時代末には口蓋化した摩擦音を伴う [dʒi] に転じていた。江戸時代に入ると「ぢ」([dʒi])と「じ」([ʒi])の発音上の区別が失われ、仮名遣いの混乱を生じるようになった。拗音の場合も同様である[1]
  • 漫画で時々、「○○ぢゃねーか!」といったセリフ表記がみられるが、この表記方法は歴史的仮名遣いでは正しい物で、実際に大正年間及び戦前昭和期に発表された漫画及び小説の中では、ごく普通に使われていた。

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  1. ^ 日本国語大辞典小学館2001年、第2版。


「ぢ」の続きの解説一覧


Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ)

出典:Wiktionary

出典:『Wiktionary』 (2011/02/15 11:37 UTC 版)

発音

「じ」と同音中世末期までは別音であったが、江戸期区別がなくなる。四つ仮名

  • IPA: /ʒi/、/ʤi/、/ʑi/又は/ʥi/

用法

以下の場合に「ぢ」を用いる。








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