三省堂 大辞林 |
ちくちく 0 【▼矗▼矗】
ちくちく 2 1
(1)針など先のとがったもので続けて刺すさま。また、そのような痛みを感じるさま。
「針で―(と)刺す」「―(と)縫う」「背中が―(と)する」「良心が―(と)痛む」
(2)すこしずつ。だんだん。
「楠の木分限といふ物に―延びて朽つることなく/浮世草子・織留 2」
(3)切れ切れに少しずつ続いているさま。
「道風・行成などの仮名が世間に今も少々侍るは、―として候へば/正徹物語」
品詞の分類
「ちくちく」の用例一覧
芥川龍之介 虱 (青空文庫)
乗せる為の船だか、判然しない位である。勿論その位だから、着物には、何十匹となくたかつてゐる。さうして、それが人肌にさへさはれば、すぐに、いい気になつて、ちくちくやる。それも、五匹や十匹なら、どうにでも、 せいとう のし...
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佐々木味津三 右門捕物帖 血の降るへや (青空文庫)
と出ていったかと思うと、しかし、とつぜん、伝六をおどろかして命じました。 「この町内か、近くの町内に、お針の師匠はねえか、洗ってきな」 「お針……? お針の師匠というと、おちくちくのあのお針ですかい」 「決まってらあ。つり...
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織田作之助 青春の逆説 (青空文庫)
は大きな鼻の穴からせわしく煙草のけむりを吹き出しながら、 「この事は誰にも言うたらあかんぜ。分ったやろ。また来るんやぜ」と駄目押した。けれども、それきりお君は来なかった。軽部は懊悩した。このことはきっと出世のさまたげになるだろうと思った。序でに、良心の方もちくちく...
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