だるまさんがころんだとは?

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だるまさんがころんだ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/13 21:23 UTC 版)


目次

概説

鬼ごっこの変種のひとつである。鬼が「だるまさんがころんだ」という呪文を唱えることから、この名前がついた。を一人立て、その鬼が他の参加者をすべて捕虜にすることを目的とする。また、鬼以外の参加者は、次の鬼になることを回避すべく、鬼に触れた後により遠くへ逃げることを目的とする。他の鬼ごっこに類する遊びとは異なり、基本的に鬼は自陣より動かない。唱える呪文は「だるまさんが転んだ」の他にも、地域によりさまざまなバリエーションがある(後述)。

進め方

  1. 遊びをスタートする前に鬼の自陣を決める。通常、樹木電柱ブロック塀など、地面より建つ状、状のものを利用する。鬼以外の参加者は、この自陣より一定距離以上はなれた場所から遊びがスタートする。(ルールにもよるが、ゲーム開始時に鬼以外の参加者が「はじめの一歩」または「はじめの第一歩」と叫び、スタートラインから一歩だけ前に出てよい場合もある。)
  2. 鬼は自陣となる柱や壁のほうに向かい「だるまさんがころんだ」という呪文を唱える。柱や壁に向かっているため、他の参加者の行動は見ることができない状態である。呪文を唱えている間や呪文詠唱を中断して、振り返って周囲を見渡すことは禁じられる(詠唱の速度やタイミングをずらす行為はローカルルールとして許容される)。
  3. 鬼以外の参加者は鬼が呪文を唱えている間のみ行動できる。触れるべく鬼に向かって近づく。
  4. 呪文を唱え終わった鬼は、周囲を見渡すことができる。この間、他の参加者は歩行はもとより、一切の行動をとってはならない。
  5. 鬼が動いている者(厳格な基準はなく、グループ内でのコンセンサスによるところが大きい)を見かけると、その者にそれを指摘して捕虜として自陣に呼び寄せる。捕虜となった段階で前項の行動禁止の対象から除外される。
    捕虜は、他の者が鬼に捕まらずに鬼にタッチする(触れる)まで、逃げることはできない。捕虜は、捕まった順に鬼を先頭とした鎖状につながっていく。
  6. 鬼の呪文詠唱と指摘を繰り返し、他の参加者すべてが捕虜となった段階で鬼の交代となる。その場合、最初に捕虜となったものが次の鬼となり、最初の状態同様、他の参加者が一定距離はなれた状態から遊びを再開する。
  7. 参加者のうちの誰かが鬼にタッチしたと同時に、捕虜を含めた鬼以外の参加者は鬼の自陣から逃げる行動をとる。[1]
  8. 鬼は「ストップ」「止まれ」など叫ぶことによって、逃げる者の行動を終了させる。
  9. 捕虜などの逃避行動の終了後、鬼は限られた歩数(「大股5歩」など)や秒数(かくれんぼとは逆に行動時に数え上げる数)、または自分のはいている靴を蹴り飛ばしその距離を歩くことができる。この鬼の行動の際に触れられた逃亡者は、鬼の捕虜となる。[2]
  10. 前項の行動によって、鬼が全ての参加者に触れることができると、鬼の勝ちとなり鬼役が交代する。この場合、次の鬼は最初に触れられた者となる場合が多い。全ての参加者にタッチすることができなかった場合は全ての参加者が解放され、また初期状態から再開される。鬼が交代できなかった場合、通常は鬼を継続させる事となる。[3][4]

禁則

遊びを円滑に進めるため、いくつかの禁則を設ける場合がある。これらの禁則はそのコミュニティの性質などによってローカルルールとして設けられるものがほとんどである。これらの禁則を破ったものは通常、鬼と交代させられたり(鬼以外)、最初からやり直し(鬼)となるが、場合によっては口論の原因となることがある。

  • 禁則の例
    • 鬼以外の参加者は、鬼の自陣から見えない障害物に隠れてはならない。
    • 鬼は、呪文詠唱時に周辺のやガラス窓の反射を利用して様子をうかがってはならない。
    • 鬼以外の参加者は、鬼の呪文詠唱時に鬼から離れる方向へ移動してはならない。
    • 鬼は、瞬き、呼吸など不随意な動作をもって「動いている者」と認定してはならない。
    • 鬼以外の参加者は、事前に決めた範囲外へ逃げてはならない。
    • 鬼に触れるものが鬼の進む歩数が決められるルールでは、小股一歩や、離れているのに中股五歩など、確実に逃亡者に離れる歩数を言った場合は、即ゲームから除外しなければならない。そもそも、こういうルールは不平等のため、このルールはまずない。
    • 鬼が「ストップ」「止まれ」と言った位置から動いてはいけない
    • だるまさんの一日に限るが、例えば「だるまさんがティッシュを配布した」などといわれ、行動をとりながら鬼の方向へ進んではいけない。

  1. ^ ローカルルールとして、鬼に触れるのではなく、鬼と捕虜をつないでいる手を「切る」という動作とする場合がある。切る動作を行ったものは行動と同時に「切った」と宣言を行う。鬼と捕虜との間だけではなく、捕虜同士の部分でも「切る」ことは可能の場合があり、その際、鬼より遠いほうの捕虜グループのみが逃げることができる。
  2. ^ 歩数・秒数については、「事前に決めておく」「鬼以外の参加者によって多数決」などで決められる。また、前回の鬼、もしくは最初に相談して決められたリーダーがその場で歩数などを指摘するルールもある。また、歩数についても、「大股○歩」「中股○歩」「小股○歩」など詳細に決められる地域もある。大股小股の判断は鬼にゆだねられるが、満場一致で批判を浴びた場合、やりなおしとなる。
  3. ^ 鬼の行動によって最初に誰かが触れられた時点で鬼を交代するルールも存在する。
  4. ^ 「鬼になった回数をマイナスポイントととして累計し、最終的な戦績を比較する」などのローカルルールもある。


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