三省堂 大辞林 |
ぞんぶん 0 3 【存分】
思いどおりにすること。思うままに行うこと。また、そのさま。十分なさま。
「―に腕を振るう」「―な働きを見せる」「思う―休暇を楽しむ」
(1)思っていること。意見。
「我々が―には、命を限りに、いざやただ近衛殿へ参りつつ/仮名草子・恨の介」
(2)恨み。遺恨。
「先づ急いで罷り帰り、此の―を申さずには置くまい/狂言・縄綯(虎寛本)」
「ぞんぶん」の用例一覧
紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 篝火 (青空文庫)
を失った者は酔い泣きといっしょに過去の追憶が多くなって取り乱すことになるだろうから」 と源氏の言うのを姫君も身に 沁 ( し ) んで聞いた。兄弟の縁のあるこの人たちに特別の注意が払われているのであるが、頭中将も、弁の少将も、そんなことは夢にも知らなんだ。中将は堪えがたい恋を音楽に託して思うぞんぶん...
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岸田國士 一つの試案 ——「列」解消のために (青空文庫)
に食ふだけのものは間に合ふ筈である。もちろん、思ふとほりのものが、思ふぞんぶんに食べられるといふことはない。しかし、すべての人が同じやうに不自由を忍んで行かうとすれば、けつして食ふに困るといふことはないはずである。 なる...
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太宰治 千代女 (青空文庫)
家庭を決してきらいでは無いのですが、それでも淋しくてなりません。以前はよかった。本当に、よかった。父にも母にも、思うぞんぶんに甘えて、おどけたことばかり言い、家中を笑わせて居りました。弟にも優しくしてあげて、私は...
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- 存分に恵みの食卓 辻 協 文化出版局
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