ぜんぜん

実用日本語表現辞典

蠕蠕

読み方：ぜんぜん

5～6世紀にモンゴル高原一帯を支配していた国家「柔然」の『魏書』・『北史』・『南史』などにおける名称。

（2010年11月10日更新）

デジタル大辞泉

ぜんぜん【鄯善】

読み方：ぜんぜん

中国天山南路南道の要衝にあって、前1世紀から5世紀にかけて栄えた古代オアシス国家。吐谷渾(とよくこん)に征服された。→楼蘭(ろうらん)

ぜん‐ぜん【全然】

読み方：ぜんぜん

［ト・タル］［文］［形動タリ］余すところのないさま。まったくそうであるさま。

「—たるスパルタ国の属邦にあらずと雖も」〈竜渓・経国美談〉

［副］

１ （あとに打消しの語や否定的な表現を伴って）まるで。少しも。「—食欲がない」「その話は—知らない」「スポーツは—だめです」

２ 残りなく。すっかり。

「結婚の問題は—僕に任せるという愛子の言葉を」〈志賀・暗夜行路〉

３ （俗な言い方）非常に。とても。「—愉快だ」

ぜん‐ぜん【^×冉^×冉】

読み方：ぜんぜん

［ト・タル］［文］［形動タリ］しだいに進んでいくさま。また、徐々に侵していくさま。

「白雲の自然に岫(しゅう)を出でて—たる如き心持ちで一局を了してこそ」〈漱石・吾輩は猫である〉

ぜん‐ぜん【前前】

読み方：ぜんぜん

［名］以前。かつて。

「—より、ふとお見上げ申したものの言うのでは」〈鏡花・眉かくしの霊〉

［語素］日時・年月や配列・序列を示す語の上に付いて複合語をつくり、その前の前である意を表す。先々(せんせん)。「—回」「—条」「—年度」

ぜん‐ぜん【漸漸】

読み方：ぜんぜん

［ト・タル］［文］［形動タリ］事が少しずつ進んでいくさま。

「砦柵(さいさく)を構て、—と城下に逼近(ひっきん)し」〈竜渓・経国美談〉

［副］だんだんに。徐々に。

「—形勢を切迫させて来た」〈漱石・彼岸過迄〉

「判断が—に訓練せられ」〈西田・善の研究〉

ぜんぜん【蠕蠕】

読み方：ぜんぜん

柔然(じゅうぜん)の異称。

ウィキペディア

全然

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2023/10/01 07:17 UTC 版)

全然（ぜんぜん）は日本語の単語のひとつ。 副詞。

Weblio日本語例文用例辞書

「ぜんぜん」の例文・使い方・用例・文例

• 「お腹空いてる」「いや，ぜんぜん」
• 才能があるのに彼女は自分ではぜんぜん満足していないようだ
• ぜんぜん内容が頭に入りません
• ぜんぜん味が違う
• しかも今日はぜんぜん英語が話せなかった。
• その時私は、ぜんぜん英語を話さなかった。
• 私は昨日はぜんぜん眠れなかった。
• しかも今日はぜんぜん英語が話せなかった
• 僕は、ぜんぜん疲れていません。
• 彼女は自分の仕事にぜんぜん熱意を示さない。
• 彼女と言う人がぜんぜん分からなかった。
• 彼は医者のようにはぜんぜん見えない。
• 彼はヘビをぜんぜん怖がらない。
• 彼はフランス語はぜんぜん知らない。
• 彼はぜんぜん幸福ではない。
• 彼はぜんぜんうれしくない。
• 彼がぜんぜん準備をしていないところをみると、試験を受ける気がないらしい。
• 社会はぜんぜん気にしない。
• 私は知らない人の中にいてもぜんぜん緊張しない。
• 私はまったくの不器用でピアノはぜんぜん弾けない。