せんぶりとは? わかりやすく解説

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せん‐ぶり【千振】

読み方:せんぶり

リンドウ科越年草日当たりのよい山野などに生え、高さ約25センチ四角柱暗紫色線形。秋、花びらの5裂した、紫色のすじのある白い花を開く。全体苦味があり、胃腸薬用いられる。名は、煎じて千回振り出してもまだ苦いことに由来当薬(とうやく)。医者倒し。《 秋》

㋐脈翅(みゃくし)目センブリ科の昆虫総称体長1〜2.5センチ、翅(はね)の開張2〜4センチヘビトンボに似るが、それより小形黒色単眼がない。幼虫小さな流れにすみ、成虫初夏のころ水辺を飛ぶ。

センブリ科の昆虫北海道シベリア分布し水辺上にみられる


せんぶり (千振)

リンドウのほかの用語一覧
エウストマ:  トルコ桔梗
サバティア:  メドーピンク
シマセンブリ:  花浜千振
センブリ:  千振  曙草  白花高嶺千振
ツルリンドウ:  蔓竜胆

せんぶり

  1. 医師薬品。姑。或はの事を云ふ。
  2. 医師薬品。姑。或いは茶のこと。

センブリ

読み方:せんぶり

  1. ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・福岡県
  2. 。〔第六類 器具食物

分類 福岡県


センプリ

読み方:せんぶり,せんぷり

  1. 医師ノコトヲ云フ。〔第一類 言語及ヒ動作之部・島根県
  2. 医者ノコトヲ云フ。〔第六類 人身之部・福岡県
  3. 医師。〔第二類 人物風俗

分類 島根県福岡県


ゼンプリ

読み方:せんぶり,ぜんぷり

  1. ノコトヲ云フ。〔第三類 飲食物之部・熊本県
  2. 薬品。〔第六類 器具食物

分類 熊本県

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センブリ

(せんぶり から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/19 14:46 UTC 版)

センブリ(千振、学名Swertia japonica (Schult.) Makino[2])は、リンドウ科センブリ属分類される二年草[1]の一種。薬草として利用され、生薬名及び別名[4]当薬(とうやく)。


注釈

  1. ^ 田中澄江の『花の百名山』は、1980年昭和55年)に第32回読売文学賞(随筆・紀行賞)を受賞した作品。
  2. ^ 千葉県のレッドリストのカテゴリーの一般保護生物 (D) は、環境省の準絶滅危惧 (NT) 相当。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i 佐竹 (1981)、35頁
  2. ^ a b 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Swertia japonica (Schult.) Makino”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年10月19日閲覧。
  3. ^ a b 近田 (2005)、63-65頁
  4. ^ a b c d e 高村 (2005)、239頁
  5. ^ a b c d e f g h i 田中孝治 1995, p. 92.
  6. ^ a b c d e f 貝津好孝 1995, p. 42.
  7. ^ a b c d 大嶋敏昭監修 2002, p. 242.
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  9. ^ a b 主婦と生活社編 2007, p. 115.
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  12. ^ 田中 (1995)、317-319頁
  13. ^ a b c d e f g h i j k l m n 馬場篤 1996, p. 72.
  14. ^ シーボルトによる日本民間薬の調査”. 長崎大学薬学部. 2013年10月19日閲覧。
  15. ^ a b c d e 兼子 (2013)、8頁
  16. ^ センブリ”. 武田薬品工業. 2013年10月19日閲覧。
  17. ^ 無承認無許可医薬品の指導取締りについて (PDF) 昭和46年6月1日 薬発第476号、平成24年1月23日 薬食発0123第3号
  18. ^ a b 兼子 (2013)、9頁
  19. ^ 宮沢 (1975)、153頁
  20. ^ a b 兼子 (2013)、10-11頁
  21. ^ 藤永 (1999)、411頁
  22. ^ センブリさび病
  23. ^ 冨田裕「植物苦昧成分の化学的研究(第2~3報) (第2報)センブリの苦昧成分(その1)スウェルチアマリ」『日本化學雜誌』第81巻第11号、The Chemical Society of Japan、1960年、1726-1728頁、doi:10.1246/nikkashi1948.81.11_1726ISSN 0369-5387NAID 130003509261 
  24. ^ 冨田裕「植物苦昧成分の化学的研究(第2~3報) (第3報)センブリの苦味成分(その2)エリスロセンタウリンの構造」『日本化學雜誌』第81巻第11号、The Chemical Society of Japan、1960年、1729-1730頁、doi:10.1246/nikkashi1948.81.11_1729ISSN 0369-5387NAID 130003509262 
  25. ^ Yoshiyuki Kimura, Maho Sumiyoshi, "Effects of Swertia japonica extract and its main compound swertiamarin on gastric emptying and gastrointestinal motility in mice." 2011 Sep;82(6):827-33, PMID 21571047, doi:10.1016/j.fitote.2011.04.008
  26. ^ "Anticholinergic action of Swertia japonica and an active constituent." J thnopharmacol. May-Jun 1991;33(1-2):31-5, PMID 1943170, doi:10.1016/0378-8741(91)90157-9.
  27. ^ 日本のレッドデータ検索システム「マネキグサ」”. エンビジョン環境保全事務局. 2013年10月19日閲覧。 - 「都道府県指定状況を一覧表で表示」をクリックすると、出典の各都道府県のレッドデータブックのカテゴリー名が一覧表示される。
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  29. ^ a b c レッドデータブックおおいた・センブリ”. 大分県 (2011年). 2013年10月19日閲覧。
  30. ^ a b いしかわレッドデータブック植物編2010・センブリ” (PDF). 石川県 (2010年). 2013年10月19日閲覧。
  31. ^ a b 香川県レッドデータブック・センブリ”. 香川県 (2004年3月). 2013年10月19日閲覧。
  32. ^ 東京都の保護上重要な野生生物種(本土部)2010年版” (PDF). 東京都. pp. 32 (2010年). 2013年10月19日閲覧。
  33. ^ 埼玉県レッドデータブック2011植物編” (PDF). 埼玉県. pp. 142 (2011年). 2013年10月19日閲覧。
  34. ^ 千葉県レッドデータブック-植物・菌類編(2009年改訂版)” (PDF). 千葉県. pp. 324 (2009年). 2013年10月19日閲覧。
  35. ^ 米倉浩司・梶田忠 (2003-). “Swertia pseudochinensis H.Hara”. BG Plants 和名−学名インデックス(YList). 2013年10月19日閲覧。


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