せんど

デジタル大辞泉

せん‐ど【先度】

読み方：せんど

さきごろ。このあいだ。せんだって。「—も話したとおり」

せん‐ど【先途】

読み方：せんど

１ （多く「ここを先途と」の形で）勝敗・運命などの大事な分かれ目。せとぎわ。「ここを—と奮いたつ」

２ これから進む先。行き先。前途。

「—いづくを期せず」〈平家・一二〉

３ 行き着くところ。また、人の死。

「名利(みゃうり)に溺(おぼ)れて—の近き事をかへり見ねばなり」〈徒然・七四〉

４ 家柄によって定まる最高の官職。

「仏神の祈りて、摂籙(せつろく)の—には必ず達すべき告ありて」〈愚管抄・六〉

せん‐ど【千度】

読み方：せんど

［名］千回。転じて、回数の多いこと。

［副］

１ （主に関西地方で）たびたび。さんざん。「—言うたのに」

「—泣いたがようござったか」〈虎清狂・泣尼〉

２ ひどく。たいそう。

「初午は—むちゃむちゃぢゃわいな」〈洒・風流裸人形〉

せん‐ど【^×尖度】

読み方：せんど

統計で、度数分布のとがり具合を表した量。正規分布との乖離(かいり)の指標となる。とがり度。

せん‐ど【繊度】

読み方：せんど

繊維や糸の太さを表す語。長さと重量との比。単位は生糸でデニール、綿糸・毛糸などでは番手(ばんて)を使用。

せん‐ど【^×賤奴】

読み方：せんど

召し使い。しもべ。奴隷。

せん‐ど【鮮度】

読み方：せんど

魚・肉・野菜などの新鮮さの度合い。「—が落ちる」

商品先物取引用語集

繊度（せんど）

繭糸、生糸、人絹糸等の太さを表わす言葉です。単位の名称は「デニール」といいます。1デニールとは9,000メートルの糸条が1グラムあるもののことです。生糸の太さで27中とは27デニールを中心として一定の巾に入る糸を指します。

畳用語辞典

染土

読み方：せんど
分類：栽培

泥染めの時に使う土のこと。淡路産などの天然土が使用される。染土で染めることで畳特有の香りが生まれる。

甲州弁辞典

せんど

甲州弁	意味	用例
せんど	先日

京ことば

せんど

京ことば	意味
せんど	勝負どころ　　　*ここらがせんどやし

大阪弁

せんど

大阪弁	訳語	解説
せんど	さんざん、長時間、 たびたび、何度も	千度。せんど言うといてからに、そんなんせんど見たわ、おっそいなあせんど待ったで。「せんぞ」とも言う。

和歌山弁辞書

せんど

あれほど、何回も
例「せんど、ゆうたして」＝「あれほど言ったのに」

鳥取弁辞書

せんど【先度】

《品詞》名詞
《標準語》このあいだ、せんだって、先日
《用例》「このせんどは・・」の形で、挨拶の中で使われることが多いようです。「このせんどは、ほんにまあ、ありがとうございまして」(この間は、ほんとうにありがとうございました）。
《蛇足》大きな辞書には載っていますから、鳥取方言というより、「すたれつつある標準語」の一つと言った方がいいかもしれません。

高松の方言

せんど

方言	意味
せんど	長い間・たいへんに・大分(だいぶん)。「遷刻(せんどき)」のなまり。 例 「せんど，お待たせして。」

ウィキペディア小見出し辞書

せんど

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/02/22 05:10 UTC 版)

「江州弁」の記事における「せんど」の解説

《千度》何度も。さんざん。長い間。「せんどする」で「（さんざん作業をさせられて）飽きる・くたびれる」（湖北・湖東・湖南）。「おせんどさん」で「お疲れさん」という意の挨拶言葉（湖西・湖北・湖東）。（例）ああ、せんどした（ああ、くたびれた）

Wiktionary日本語版（日本語カテゴリ）

せんど

出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 13:09 UTC 版)

同音異義語

せんど

• 【先度】先ごろ。
• 【先途】進み行く先。
• 【千度】回数が1000。
• 【繊度】繊維の太さを表す語。
• 【賤奴】召し使い
• 【鮮度】新鮮さの度合。

Weblio日本語例文用例辞書

「せんど」の例文・使い方・用例・文例

• 薬剤師はいくつかの薬品を処方せんどおりに調合した