三省堂 大辞林 |
「せきあ」の用例一覧
大町桂月 房州紀行 (青空文庫)
に甲板に上りたる年若き女、手巾もて口を掩ひながら、いと力なげに下り來たる。雨に惱む海棠、風に顰する女郎花、よその見る目もいたはし。男二人横臥せる間のしりへに、わづかに膝を容るゝばかりの餘地を求めて、顏を袖に埋めて俯す。その頻にせきあ...
www.aozora.gr.jp/cards/000237/files/48318_32583.html
久生十蘭 顎十郎捕物帳 丹頂の鶴 (青空文庫)
い ) をすすり、 「……鳥見役、網差、両名立ちあいにてお鶴医者 滋賀石庵 ( しがせきあん ) が 羽交 ( はがい ) の下をあらため見たところ、胸もと、……心の臓のまうえあたりに二の字なりの 深創...
www.aozora.gr.jp/cards/001224/files/46125_29163.html
中井正一 聴衆0の講演会 (青空文庫)
がしまるほどの眩めくような明るい軽いおもいであった。たまりにたまった思いは、せきあえぬほどに口にあふれて出て来た。恐らく、独りで勝手にしゃべっていたに違いない。二時間位ずつぶっつづけてやっていた。初めの聴衆は二十人位いた。しかし、だん...
www.aozora.gr.jp/cards/001166/files/46282_24704.html