せかい‐ぼうえききかん〔‐ボウエキキクワン〕【世界貿易機関】
読み方:せかいぼうえききかん
世界貿易機関(せかいぼうえききかん)(WTO)
自由貿易を推進する立場から、不当に高く設定された関税の引き下げを求めたり、輸入数量制限などの非関税障壁を取り除いたりすることを協議する。加盟国の協定違反に対し、経済的な制裁を課すことも可能だ。
世界貿易機関 (WTO) は、関税と貿易に関する一般協定 (GATT) を発展的に解消させて、1995年1月1日に発足した。スイスのジュネーブに本部を置き、国連の正式な専門機関となった。特に、貿易に関する紛争を処理する機能を強化し、新しい世界の貿易秩序の構築を目指している。
従来から問題になっていたモノや農作物の貿易に加え、最近では、金融・通信・運輸などのサービスや、特許・商標・著作権などの知的所有権まで扱うようになった。これらについても国際的なルールづくりを進めている。
市場経済への移行を目指す中国は、世界一の人口を抱えていることから、最大級の市場になることが見込まれている。そこで、中国の WTO 加盟が注目されているところだ。
(2001.06.14更新)
世界貿易機関(せかいぼうえききかん)(World Trade Organization)
自由貿易を推進する立場から、不当に高く設定された関税の引き下げを求めたり、輸入数量制限などの非関税障壁を取り除いたりすることについて協議する。
WTOともいう。
関税と貿易に関する一般協定(GATT)を発展的に解消させて、1995年に世界貿易機関が発足した。GATTのウルグアイ・ラウンドにおける合意文書に署名した120か国以上が参加している。スイスのジュネーブに本部を置き、ラウンド(多角的貿易交渉)と呼ばれる国際的な協議の場で貿易の自由化に向けて話し合っている。
メキシコのカンクンで開かれていた世界貿易機関の閣僚会議は、先進国と発展途上国で対立の溝が埋まらず、新ラウンドの中間合意となる閣僚宣言を採択できないまま閉幕した。2001年にドーハの閣僚会議で開始が決まった新ラウンドだが、目標の2004年末までに農業・非農産品・サービスなどの自由化枠組みについて一括合意することは難しくなった。
(2003.09.18更新)
WTO
= 世界貿易機関
読み方:せかいぼうえききかん【英】 World Trade Organization
1986年から始まったGATTのウルグァイ・ラウンドの成果として1994年にまとめられた「世界貿易機関を設立するマラケシュ協定 (WTO協定)」(平6条約15号)に基づいて設立された国際機関。関税その他の貿易制限を排除し,自由貿易を促進して,経済の拡大的均衡を図り,完全雇用を実現するよう各国の経済を国際的に調整するためのもの。WTO協定には140ヵ国が加盟している(2001年4月末現在)。
関連項目
(注:この情報は2007年11月現在のものです)
世界貿易機関
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