三省堂 大辞林 |
ずうずうし・い づうづうしい 5 【▽図▽図しい】
「ずうずうしい」の用例一覧
立原道造 夏秋表 (青空文庫)
明平が僕にゆうすげの花を岩かげに教えるような運命になっていた。信濃路を別れて十日あまり、明るい海光に曝されつづけた私の眼に、おなじ名の花とおもえない、みすぼらしいみじめな花の姿が強いられた。田中一三に私が教えたようには杉浦明平が私に教えるわけはなかった。その花は橙色に近い黄の花びらを一枚一枚ずうずうしい...
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岡本かの子 とと屋禅譚 (青空文庫)
旅僧に一飯供養しなさい」 女は驚いた。 ——まあ、随分ずうずうしいお客さんだわね」 しかし僧は顔色一つ変えなかった。 ——いや、今まではあんたのお客さんだったが、もうお客さんではない。ただの旅の雲水だ。もう二度と 斯...
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アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 富籤 ВЫИГРЫШНЫЙ БИЛЕТ (青空文庫)
の当り籤にまず第一に熊手を差し出す者は誰なのかを細君は知り抜いていたのであった。 『 他人 ( ひと ) の懐を当てにして、よくもそんな いけずうずうしい 事が考えられたものね!』と細君の眼が語っていた、『いやなことだわ、あなたにそんな事をさせてなるもんですか!』 夫は...
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