三省堂 大辞林 |
す・る 1 【刷る/▼摺る】
(動ラ五[四])
〔「する(擦・摩)」と同源〕
(1)印刷する。《刷》
「新聞を―・る」「輪転機で―・る」
(2)版木などに墨や絵の具などをつけ、紙などに当て、こすって写し取る。
「版画を―・る」
(3)植物や染料を布にこすり付けて模様を染め出す。《摺》
「月草に衣は―・らむ/古今(秋上)」
[可能] すれる
〔「する(擦・摩)」と同源〕
(1)印刷する。《刷》
「新聞を―・る」「輪転機で―・る」
(2)版木などに墨や絵の具などをつけ、紙などに当て、こすって写し取る。
「版画を―・る」
(3)植物や染料を布にこすり付けて模様を染め出す。《摺》
「月草に衣は―・らむ/古今(秋上)」
[可能] すれる
する 0 【▽為る】
(動サ変)[文]サ変 す
➊
(「…(を)する」の形で)
(1)(動作性の名詞を受けて)ある動作・行為を行う。多くの場合、その名詞を語幹とするサ変動詞も存在する。
「勉強を〈する〉」「サインを〈する〉」「不審な動きを〈する〉」「電話を〈する〉」「こら、何を〈する〉んだ」「自分だけ楽を〈する〉」
(2)ある一時期、ある職務・ポストにつく。
「昔、高校の教師を〈し〉ていたとき」
(3)(「(…に)…をする」の形で)装身具などを身につける。
「鉢巻を〈する〉」「いつもネクタイを〈し〉ている」
(4)人や物がある形・色・性質である。また、人がある服装・顔の形・表情である。
「こわい顔を〈し〉てにらむ」「青い目を〈し〉た女の子」「立派な体格を〈し〉ている」「いい腕を〈し〉ている職人」
(5)動詞の連用形に付いて、いったん名詞化されたものを再び動詞化する。多くは古語で打ち消し表現に用いられた。
「恋〈する〉」「尽き〈せ〉ぬ思い」「絶え〈せ〉ず」
➋
(「…を…にする」「…を…とする」の形で)
(1)ある人をある身分にする。あるポストにつける。あるものに育て上げる。
「息子を医者に〈する〉」「犬を友と〈し〉て暮らす」「孫を相手に〈し〉て遊ぶ」
(2)ある物をある用途に使う。
「腕を枕に〈し〉て寝る」「釣った鮎(あゆ)をさかなに〈し〉て酒を飲む」
(3)ある物を…に変化させる。
「小切手を現金に〈する〉」「大豆を臼でひいて粉に〈する〉」
(4)…を…と見なす、考える。…扱いする。
「あの話はなかったことに〈し〉て下さい」「ひとをばかに〈する〉にもほどがある」
(5)自分で…を…と思う、感じる。
「遠足を楽しみに〈し〉ている」「僕は君を頼りに〈し〉ているんだよ」
(形容詞・形容動詞の連用形に付いて)その状態にならせる。その状態を出現させる。
「髪を長く〈する〉」「これまでの経緯を明らかに〈する〉」「静かに〈し〉なさい」
決める。
(1)(「…ことにする」「…こととする」の形で動詞・助動詞を受けて)…することを決意する。…することに決める。
「私も一緒に行くことに〈し〉た」「本契約の定めに従うことと〈する〉」
(2)(「…にする」の形で名詞・代名詞を受けて)選び出して…と決める。
「朝食はパンに〈する〉か御飯に〈する〉か決めて下さい」「どちらに〈し〉ますか」
(3)(動詞の終止形を「と」で受けて、また、名詞を「と」「に」で受けて、「…とする」「…にする」の形で)それまでの動作を打ち切って新たな動作にとりかかる。
「そろそろ寝ると〈する〉か」「お昼だからご飯に〈し〉ましょう」
(4)(「…とする」の形で状態性の名詞を受けて)…であると判定する。決定する。
「一審の判決では有罪と〈さ〉れた」「この法案を是(ぜ)と〈する〉者の割合は…」
(5)(「…とする」の形で、文語形容詞の終止形を受けて)自分で…であると思う。
「原案を良しと〈する〉者が多数を占めた」「職にとどまることを潔しと〈せ〉ず」「解散のおそれなしと〈し〉ない」
(6)(「…とすれば」「…にしては」の形で)…であると仮定する。…と一応決める。
「いま生きていると〈すれ〉ば三〇歳になる」「小学生に〈し〉ては背が高い」
(7)(「…ものとする」の形で動詞・助動詞を受けて)法律・規則の文章で、…と決める。定める。
「月謝は月末までに納めるものと〈する〉」「委員の任期は二年と〈する〉」
(8)(「…とすれば」「…にしては」「…としては」「…としても」「…としての」などの形で)その人の立場から考えると。
「彼女と〈すれ〉ばそう考えるのも無理はない」「私と〈し〉ても言い分はある」「彼の小説に〈し〉ては短い方だ」「重役と〈し〉ての仕事」
(9)(「…としたことが」の形で)あの有能な…が不覚にも。
「おれと〈し〉たことが、こんな失敗をしでかすとは」
(10)(「…うとする」「…ようとする」の形で動詞・助動詞の未然形を受けて)(ア)ある動作にとりかかる。
「出かけようと〈し〉たら雨が降ってきた」
(イ)ある事柄が行われる所である。ある出来事が始まりかかっている。
「夕陽がまさに沈もうと〈し〉ていた」「船はまさに岸壁を離れようと〈し〉ていた」
(「…がする」の形で名詞を受けて)ある現象・感じが知覚されるとき、受け手の立場からではなく、そのもととなった現象を中心に表現する言い方。
「玄関で人の声が〈する〉」「良い香りの〈する〉花」「変な味が〈する〉」「頭痛が〈する〉」「ほめられれば悪い気は〈し〉ない」
(事物の状態などを表す副詞を受けてそれを述語化する)そのような状態である。
「あっさり(と)〈し〉た味」「疲れてぐったり(と)〈する〉」「ゆっくり〈し〉ていって下さい」「いつも堂々と〈し〉ている」「それを見てぞっと〈し〉た」
数量を表す語に付く。
(1)(時間を表す語に付いて)ある時刻を起点にして、その時間が経過する。たつ。
「雨は一時間(も)〈すれ〉ばやむだろう」「買って一年(も)〈し〉ないのにもう壊れた」
(2)(価格を表す語に付いて)買い手の立場から、その値段である。あまり安くない場合にいうことが多い。
「四〇万円も〈する〉高級カメラ」「これいくら〈し〉たの」
(3)(人数を表す語に「…して」の形で付いて)その人数で一緒にある動作をすることを表す。
「二人〈し〉て出かける」「家族みんな〈し〉て働く」
「…(と)して」「…(と)すると」「…(と)すれば」「…(と)したら」などの形で、副詞を述語化して用いる。
「依然と〈し〉て」「もしか〈する〉と」「もしか〈し〉たら」「ひょっと〈し〉て」「ひょっと〈する〉と」「ひょっと〈し〉たら」「ややも〈する〉と」「とも〈する〉と」「とも〈すれ〉ば」「頑と〈し〉て口を割らない」「鹿児島でも時と〈し〉て雪が降る」
(補助動詞)
(1)(動詞の連用形に助詞「は」「も」「でも」「さえ」「こそ」などを伴ったものに付いて)その動詞の意味、またはその動詞の打ち消しの意味を強める。
「出かけは〈し〉たが」「見も〈し〉ない」「知りも〈し〉ないことを言うな」「笑いでも〈し〉たら」「乗りさえ〈すれ〉ば」
(2)(動詞の連用形を重ねたもの、あるいは動詞に並列を表す「なり」「たり」「も」「か」「し」「つ」などを添えたものに付いて)叙述を助ける働きをする。
「鉛筆の芯(しん)を削り削り〈し〉て細字を書く」「見聞き〈し〉たこと」「ここで寝起き〈し〉ている」「打つなりたたくなり〈し〉てくれ」「書いたり消したり〈する〉」「日によって静かだったりうるさかったり〈する〉」「逃げも隠れも〈し〉ない」「材質が粗悪だか薄いか〈し〉て穴があく」「腹はへるし風は冷たいし〈する〉から…」「抜きつ抜かれつ〈する〉」
(3)(上に「お」を添えた動詞の連用形、あるいは、上に「御」を添えた動作を表す漢語に付いて)謙譲の意を表す。
「先生をお呼び〈する〉」「お荷物をお持ち〈し〉ましょう」「のちほど係の者が御案内〈し〉ます」「お客様を御招待〈する〉」
〔(1)「する」の活用は、口語では「し・せ・さ、し、する、する、すれ、しろ」、文語では「せ、し、す、する、すれ、せよ」。(2)各活用形のうち、口語の未然形は、「し」には助動詞「ない」「よう」が、「せ」には助動詞「ず」「ぬ」(打ち消し)が、「さ」には「れる」「せる」がそれぞれ接続する。→させる・される。(3)命令形は、古くから「せよ」が用いられ、現代でも文章語的な言い方としては用いられることがある。一方、中世後期から「せい」が用いられるようになり、近世江戸語以降は「しろ」が用いられるようになった。(4)文語の場合、過去の助動詞「き」の接続は変則的で、終止形「き」には連用形「し」から、連体形「し」および已然形「しか」には未然形「せ」から続く。すなわち、「しき」「せし」「せしか」となる。(5)「する」は、他の語と合して、いろいろの複合動詞をつくる。(ア)うわさする・びっくりする・おともする。(イ)勉強する・運動する・練習する・研究する。(ウ)リードする・スケッチする・ノックする。(エ)重んずる・軽んずる・先んずる。(オ)察する・達する・決する。(カ)感ずる・信ずる・論ずる・生ずる・通ずる。(キ)愛する・熟する・服する・訳する・略する。これらのうち、(エ)と(カ)の諸動詞は、すべて「ずる」となるから、ザ行変格活用ということになる。文語の場合もほぼ同様である。(6)現代語では、(5)にあげたようなサ変の複合動詞のうちには、サ行(ザ行)変格以外の他の活用として用いられるものもある。すなわち、(5)の(エ)(オ)(カ)の諸動詞は上一段活用としても用いられる。例えば、「重んじる・先んじる、察しる・達しる、感じる・信じる・論じる・生じる・通じる」など。また、(キ)の諸動詞は五段活用としても用いられる。例えば、「愛す・熟す・服す・訳す・略す」など〕
» (成句)すまじきものは宮仕え
» (成句)する事なす事
➊
(「…(を)する」の形で)
(1)(動作性の名詞を受けて)ある動作・行為を行う。多くの場合、その名詞を語幹とするサ変動詞も存在する。
「勉強を〈する〉」「サインを〈する〉」「不審な動きを〈する〉」「電話を〈する〉」「こら、何を〈する〉んだ」「自分だけ楽を〈する〉」
(2)ある一時期、ある職務・ポストにつく。
「昔、高校の教師を〈し〉ていたとき」
(3)(「(…に)…をする」の形で)装身具などを身につける。
「鉢巻を〈する〉」「いつもネクタイを〈し〉ている」
(4)人や物がある形・色・性質である。また、人がある服装・顔の形・表情である。
「こわい顔を〈し〉てにらむ」「青い目を〈し〉た女の子」「立派な体格を〈し〉ている」「いい腕を〈し〉ている職人」
(5)動詞の連用形に付いて、いったん名詞化されたものを再び動詞化する。多くは古語で打ち消し表現に用いられた。
「恋〈する〉」「尽き〈せ〉ぬ思い」「絶え〈せ〉ず」
➋
(「…を…にする」「…を…とする」の形で)
(1)ある人をある身分にする。あるポストにつける。あるものに育て上げる。
「息子を医者に〈する〉」「犬を友と〈し〉て暮らす」「孫を相手に〈し〉て遊ぶ」
(2)ある物をある用途に使う。
「腕を枕に〈し〉て寝る」「釣った鮎(あゆ)をさかなに〈し〉て酒を飲む」
(3)ある物を…に変化させる。
「小切手を現金に〈する〉」「大豆を臼でひいて粉に〈する〉」
(4)…を…と見なす、考える。…扱いする。
「あの話はなかったことに〈し〉て下さい」「ひとをばかに〈する〉にもほどがある」
(5)自分で…を…と思う、感じる。
「遠足を楽しみに〈し〉ている」「僕は君を頼りに〈し〉ているんだよ」
(形容詞・形容動詞の連用形に付いて)その状態にならせる。その状態を出現させる。
「髪を長く〈する〉」「これまでの経緯を明らかに〈する〉」「静かに〈し〉なさい」
決める。
(1)(「…ことにする」「…こととする」の形で動詞・助動詞を受けて)…することを決意する。…することに決める。
「私も一緒に行くことに〈し〉た」「本契約の定めに従うことと〈する〉」
(2)(「…にする」の形で名詞・代名詞を受けて)選び出して…と決める。
「朝食はパンに〈する〉か御飯に〈する〉か決めて下さい」「どちらに〈し〉ますか」
(3)(動詞の終止形を「と」で受けて、また、名詞を「と」「に」で受けて、「…とする」「…にする」の形で)それまでの動作を打ち切って新たな動作にとりかかる。
「そろそろ寝ると〈する〉か」「お昼だからご飯に〈し〉ましょう」
(4)(「…とする」の形で状態性の名詞を受けて)…であると判定する。決定する。
「一審の判決では有罪と〈さ〉れた」「この法案を是(ぜ)と〈する〉者の割合は…」
(5)(「…とする」の形で、文語形容詞の終止形を受けて)自分で…であると思う。
「原案を良しと〈する〉者が多数を占めた」「職にとどまることを潔しと〈せ〉ず」「解散のおそれなしと〈し〉ない」
(6)(「…とすれば」「…にしては」の形で)…であると仮定する。…と一応決める。
「いま生きていると〈すれ〉ば三〇歳になる」「小学生に〈し〉ては背が高い」
(7)(「…ものとする」の形で動詞・助動詞を受けて)法律・規則の文章で、…と決める。定める。
「月謝は月末までに納めるものと〈する〉」「委員の任期は二年と〈する〉」
(8)(「…とすれば」「…にしては」「…としては」「…としても」「…としての」などの形で)その人の立場から考えると。
「彼女と〈すれ〉ばそう考えるのも無理はない」「私と〈し〉ても言い分はある」「彼の小説に〈し〉ては短い方だ」「重役と〈し〉ての仕事」
(9)(「…としたことが」の形で)あの有能な…が不覚にも。
「おれと〈し〉たことが、こんな失敗をしでかすとは」
(10)(「…うとする」「…ようとする」の形で動詞・助動詞の未然形を受けて)(ア)ある動作にとりかかる。
「出かけようと〈し〉たら雨が降ってきた」
(イ)ある事柄が行われる所である。ある出来事が始まりかかっている。
「夕陽がまさに沈もうと〈し〉ていた」「船はまさに岸壁を離れようと〈し〉ていた」
(「…がする」の形で名詞を受けて)ある現象・感じが知覚されるとき、受け手の立場からではなく、そのもととなった現象を中心に表現する言い方。
「玄関で人の声が〈する〉」「良い香りの〈する〉花」「変な味が〈する〉」「頭痛が〈する〉」「ほめられれば悪い気は〈し〉ない」
(事物の状態などを表す副詞を受けてそれを述語化する)そのような状態である。
「あっさり(と)〈し〉た味」「疲れてぐったり(と)〈する〉」「ゆっくり〈し〉ていって下さい」「いつも堂々と〈し〉ている」「それを見てぞっと〈し〉た」
数量を表す語に付く。
(1)(時間を表す語に付いて)ある時刻を起点にして、その時間が経過する。たつ。
「雨は一時間(も)〈すれ〉ばやむだろう」「買って一年(も)〈し〉ないのにもう壊れた」
(2)(価格を表す語に付いて)買い手の立場から、その値段である。あまり安くない場合にいうことが多い。
「四〇万円も〈する〉高級カメラ」「これいくら〈し〉たの」
(3)(人数を表す語に「…して」の形で付いて)その人数で一緒にある動作をすることを表す。
「二人〈し〉て出かける」「家族みんな〈し〉て働く」
「…(と)して」「…(と)すると」「…(と)すれば」「…(と)したら」などの形で、副詞を述語化して用いる。
「依然と〈し〉て」「もしか〈する〉と」「もしか〈し〉たら」「ひょっと〈し〉て」「ひょっと〈する〉と」「ひょっと〈し〉たら」「ややも〈する〉と」「とも〈する〉と」「とも〈すれ〉ば」「頑と〈し〉て口を割らない」「鹿児島でも時と〈し〉て雪が降る」
(補助動詞)
(1)(動詞の連用形に助詞「は」「も」「でも」「さえ」「こそ」などを伴ったものに付いて)その動詞の意味、またはその動詞の打ち消しの意味を強める。
「出かけは〈し〉たが」「見も〈し〉ない」「知りも〈し〉ないことを言うな」「笑いでも〈し〉たら」「乗りさえ〈すれ〉ば」
(2)(動詞の連用形を重ねたもの、あるいは動詞に並列を表す「なり」「たり」「も」「か」「し」「つ」などを添えたものに付いて)叙述を助ける働きをする。
「鉛筆の芯(しん)を削り削り〈し〉て細字を書く」「見聞き〈し〉たこと」「ここで寝起き〈し〉ている」「打つなりたたくなり〈し〉てくれ」「書いたり消したり〈する〉」「日によって静かだったりうるさかったり〈する〉」「逃げも隠れも〈し〉ない」「材質が粗悪だか薄いか〈し〉て穴があく」「腹はへるし風は冷たいし〈する〉から…」「抜きつ抜かれつ〈する〉」
(3)(上に「お」を添えた動詞の連用形、あるいは、上に「御」を添えた動作を表す漢語に付いて)謙譲の意を表す。
「先生をお呼び〈する〉」「お荷物をお持ち〈し〉ましょう」「のちほど係の者が御案内〈し〉ます」「お客様を御招待〈する〉」
〔(1)「する」の活用は、口語では「し・せ・さ、し、する、する、すれ、しろ」、文語では「せ、し、す、する、すれ、せよ」。(2)各活用形のうち、口語の未然形は、「し」には助動詞「ない」「よう」が、「せ」には助動詞「ず」「ぬ」(打ち消し)が、「さ」には「れる」「せる」がそれぞれ接続する。→させる・される。(3)命令形は、古くから「せよ」が用いられ、現代でも文章語的な言い方としては用いられることがある。一方、中世後期から「せい」が用いられるようになり、近世江戸語以降は「しろ」が用いられるようになった。(4)文語の場合、過去の助動詞「き」の接続は変則的で、終止形「き」には連用形「し」から、連体形「し」および已然形「しか」には未然形「せ」から続く。すなわち、「しき」「せし」「せしか」となる。(5)「する」は、他の語と合して、いろいろの複合動詞をつくる。(ア)うわさする・びっくりする・おともする。(イ)勉強する・運動する・練習する・研究する。(ウ)リードする・スケッチする・ノックする。(エ)重んずる・軽んずる・先んずる。(オ)察する・達する・決する。(カ)感ずる・信ずる・論ずる・生ずる・通ずる。(キ)愛する・熟する・服する・訳する・略する。これらのうち、(エ)と(カ)の諸動詞は、すべて「ずる」となるから、ザ行変格活用ということになる。文語の場合もほぼ同様である。(6)現代語では、(5)にあげたようなサ変の複合動詞のうちには、サ行(ザ行)変格以外の他の活用として用いられるものもある。すなわち、(5)の(エ)(オ)(カ)の諸動詞は上一段活用としても用いられる。例えば、「重んじる・先んじる、察しる・達しる、感じる・信じる・論じる・生じる・通じる」など。また、(キ)の諸動詞は五段活用としても用いられる。例えば、「愛す・熟す・服す・訳す・略す」など〕
» (成句)すまじきものは宮仕え
» (成句)する事なす事
す・る 1 【▼剃る】
(動ラ五[四])
「そる(剃)」の転。
「顔を―・る」
[可能] すれる
「そる(剃)」の転。
「顔を―・る」
[可能] すれる
す・る 1 【▼掏る】
す・る 1 【擦る/▽摩る/▽磨る/▼擂る】
(1)物を他の物に触れさせたまま、力を入れて動かす。こする。《擦・摩》
「マッチを―・る」「何かで―・った傷がついている」
(2)物の面に他の物を押しつけて、くり返し動かす。こする。《磨・擦・擂》
「やすりで―・る」「墨を―・る」「垢(あか)を―・る」「足―・り叫び伏し仰ぎ/万葉 904」
〔「手をする」などは、多く「摺る」と書く〕
(3)鉢や臼の中で、つぶして細かくする。《擂》
「ごまを―・る」「味噌を―・る」
(4)賭け事などに金・財産を使い果たす。《擦・摩》
「競馬で―・った」
(5)貝などを漆で塗り込んで、磨き出す。
「丸ぼや―・つたる鞍置いてぞ乗つたりける/平家 11」
[可能] すれる
⇒すれる
» (成句)すった揉んだ
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出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2008/11/09 14:43 UTC 版)
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Wiktionary日本語版(日本語カテゴリ) |
出典:Wiktionary |
する
出典:『Wiktionary』 (2012/03/13 23:04 UTC 版)
動詞:為る
する【為る】
- 動作を起こす。
- あるものに作用を及ぼして、状態などを異ならせる。
- 自動詞:なる
- 音、味、温度などを感知する。身体的症状を催す(もよおす)。
- (〜〈金額〉するの形で)〜の価格である。
- (服飾品などを)身に付ける。
- (〜〈時間〉するの形で)〜の時間が経過する。
活用
発音
語源
- 古典日本語「す」
用法
- 動作を表す名詞、擬態語の副詞や形容詞・形容動詞の連用形について他動詞の複合動詞を構成する。特に、字音語に接続する場合等、連濁し「ずる」となる。さらに多くの場合「ずる」は上一段活用化し「じる」として用いられる。
関連語
翻訳
語義1
|
|
動詞:擦る・磨る・擂る・摩る・摺る
活用
発音
関連語
- こする
- 摩擦
用字
翻訳
動詞:摩る
【摩る】
活用
発音
関連語
翻訳
- 英語: lose
動詞:刷る・摺る
- 字を紙に写す。
活用
用字
発音
関連語
翻訳
- 英語: print
動詞:掏る
【掏る】
活用
発音
関連語
翻訳
漢字辞典 |
出典:漢字辞典 |
刷
抹
摩
摩 |
擂
擦
擦 |
擵
砑
砑 |
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