三省堂 大辞林 |
すく・む 0 2 【▼竦む】
(1)恐ろしさや緊張のあまり、体がこわばって動かなくなる。
「足が―・む」
(2)体をちぢめて、小さくなる。
「恥ずかしさに身が―・む思い」
(3)物がちぢんで固くなる。
「―・みたる衣どもおしやり、厚ごえたる着かさねて/紫式部日記」
(4)窮屈にする。かたくなである。
「おとどの御おきて、あまり―・みて/源氏(藤裏葉)」
⇒すくめる
鳥取弁辞書 |
すくむ【竦む】
《標準語》しゃがんで姿勢を低くする
《用例》「ここで、すくんで隠れとらい」(ここでしゃがんで隠れていようよ)。
《補遺》標準語の「すくむ」にある「緊張や恐れのため」というイメージは全く無い。
「すくむ」の用例一覧
牧野信一 ビルヂングと月 (青空文庫)
たつた一度私がスペキユレイシヨンを引いてしまつた晩の話——。 臆病な私は脚のすくむ思ひがし、胸の鼓動があたかもそれまで休止してゐた時計が急に活動をはじめたかのやうに鳴りだし、酔ひ...
www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/45297_39795.html
萩原朔太郎 夏帽子 (青空文庫)
かに姉妹であるところの、美しく若い娘であつた。私は何の理由もなく、急に足がすくむやうな羞しさと、一人で居る きまり の悪さを感じたので、歩調を早めながら、わざと彼等の方を見ないやうにし、特別にまた肩を怒らして追ひぬけた。どん...
www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/1765_24369.html
長谷川時雨 下町娘 (青空文庫)
の髮を結ふ職人があつた。その人が年をとつてからの思ひ出ばなしに、ある夕立の日、本所の裏町にすんでゐたが、外から駈けこんで、いきなりガラリと長屋の板戸をあけると、土間の薄暗がりに、すつとたつてゐた人影がある。アツといつて立ちすくむ...
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