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すぎはら-がみ 4 【杉原紙】

鎌倉時代以降播磨国杉原谷村兵庫県加美町)で産した紙。奉書紙風でやや薄く、武家公用に用いられ、また贈答品ともされた。江戸時代には各地で漉(す)かれ、一般に広く使われた。すぎはら。すいばら


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杉原紙(すぎはらがみ)

所在地 兵庫県多可郡加美町
【主製品】 杉原紙
加美町北部杉原谷で紙を漉き始めたのは7世紀後半推定されており、杉原紙の前身である「播磨紙(はりまのかみ)」は奈良時代日本一と謳われました。平安時代から室町末期まで、この地杉原谷は藤原摂関家(のち近衛家)の荘園で、貴族社会珍重されました。

終始一貫した杉原紙の最大用途祝儀贈答の品とされたことですが、奈良時代にはもっぱら写経用紙に、また鎌倉時代には幕府公用紙に用いられ、室町時代中頃から次第一般庶民にも普及し、証書手紙などに使用されました。

一方14世紀から本の印刷用紙に、江戸時代には版画にも用いられました。このように杉原紙が1000年上の長きわたって天下の名紙として世人愛好されたのは、この郷土に豊富に自生していたコウゾ、深い谷の奥からこんこんと湧き出、流れ尽きぬ冷たく澄んだ清らか、それらが共に極めて良質であり、この天然自然恵み巧みに生かした祖先の、絶えざる工夫努力積み重ねてきたたまものなのです
杉原紙
加美町和紙博物館 寿岳文庫
杉原紙
原料出荷風景
洋紙圧倒されて過去十年間紙漉き途絶えていましたが、こうした輝かしい歴史古く長い伝統を誇る杉原紙を復活再現しようと、加美町昭和47年春杉原紙研究所設立、昔どおりの技法漉き始め、 58年には兵庫県重要無形文化財認定され、平成5年兵庫県伝統的工芸品指定も受けました。

技術的には素人産地ですが、本物を守っていくということにおいては努力をしています。現在、町立といった面から、広く町民理解求めながら将来発展を期しています。 本来の杉原紙の原料であるコウゾ中心にしていること、原木から製品まで一貫してつくっていることが特徴一つといえます。そしていつも、純コウゾ100%であり、純手漉きであることです。






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