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すが秀実

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/07/26 15:37 UTC 版)

(絓秀実 から転送)

絓 秀実(すが ひでみ、1949年4月1日 -)は、日本文芸評論家。本名は菅秀実。近畿大学国際人文科学研究所教授

妻は詩人で自然美容法研究家の筏丸けいこ(本名・菅圭子)。埼玉県坂戸市在住。


  1. ^ 『現代思想:特集「大学の困難」』編集後記参照。全文は以下の通り:「世間の注目を受けないまま、大学が現在過酷な大転換期を迎えようとしている。古き良き教養を講じ、高邁な理念について日夜議論を交わしている、とステロタイプ的にイメージされる大学など、そもそもそのような大学がかってあったのかどうかも相当に怪しいのだが、これからはほとんどお目にかからなくなるだろう。もっとも、大学そのものの権威が低下したわけではまったくなく、事態はその逆に進行しているにもかかわらず、大学はその姿を消そうとしている。その論理は、表面的にはどうあれ、全く簡単なもので、財務省主導、あるいは端的に、財政縮小、行政改革による緊縮財政によるもの、つまりはグローバリゼーションの効率化による論理がその主な要因をなす。しかし重要なのは、だからこそ大学という場所が、教える者にせよ、教わるものにせよ、フロントが消滅しかかっている現在にあって、数ある現場と化している、という事実である。大学は、あるいは皮肉なことかもしれないが、二重の意味で現場を、ひょっとしたら歴史上初めて、手に入れつつあるのだ。みるべき現実は、あそこにもあるのだろうが、ここにも確実にある。これは大学人にとって未曾有の経験であることに、もっと自覚と誇りを持つべきなのだ。ここでどう考えるかということは、すぐさま、別の箇所でどう考えるのかに繋がり、またよそで考えることがここで考えることにダイレクトに繋がる。サラリーマン化を恐れることはない。好ましい自体ではないかもしれないが、ワーキングプア化を恐れることはない。ここが出発点だ。」
  2. ^ 『ネオリベ化する公共圏 ~壊滅する大学・市民社会からの自律』2006
  3. ^ G8対抗国際フォーラムに関しては、『現代思想:特集「大学の困難」』(2008年9月号)の中の、岩崎稔+岡山茂+白石嘉治の対談「大学の困難」に詳しい。
  4. ^ 柄谷『ダイアローグIV』両者の対談
  5. ^ 柄谷は最近においても、自著の『日本近代文学の起源』に続く仕事で、いちばんいいのは絓 秀実、と評価している(『新現実VOL5』 p27.2008)。『日本近代文学の<誕生>』(1994)などを指すと思われる。
  6. ^ 絓のデビュー作である『花田清輝 ~砂のペルソナ』参照1982
  7. ^ 事実、1998年から2002年まで、日本ジャーナリスト専門学校の専任講師も抗議辞職し、安定正規雇用の職についていなかった。著書『大衆教育社会批判序説』では当校を厳しく批判している
  8. ^ 絓は後に、大杉重男らからの批判に対し、「蓮實さんのような、ナポレオン3世的な人(→ボナパルティズム)しか組める人は当時いなかった」(『重力01』インタビュー:2002)と述懐している。蓮實重彦が東大総長をやめた直後の『「知」的放蕩論序説』(2002)ではインタビュアーを務めている。それ以前から蓮實重彦へのインタビュー・対談などは、よく行っている
  9. ^ 絓によれば、「あまりにもおとしめられ」「明治初期の自由民権運動から1960年安保にいたる近代「青年」運動の挫折の延長上にイメージされ」、「愛惜される」ことの多い68年の経験、「68年の思想」を日本の文脈において位置づけ直し、その現代への「持続が現実である」ことを示そうとする試み。 「われわれをマルチチュード(社会に刻み込まれた多様な「襞」)として再定義」し直す、とも書かれる。 最終章・最末尾においては、アルチュール・ランボーの1870年のいわゆる「見者の手紙」の中の「私は他者である」「詩人は長期間の、破壊的で計算された錯乱によって見者(ヴォワイヤン)になる」という言葉が、1970年「華青闘告発」以降の、マイノリティ・マイナー運動・「陣地戦」(グラムシ)への、機動戦からのシフトチェンジと重ねあわされて、特権的に引用される。 また「戦争機械(ドゥルーズ)」という概念も、「国家に対抗する」「ヘーゲル的国家理性の外部性」として、頻出して参照される(ドゥルーズにおけるランボー論は「カント哲学を要約しうる4つの詩的表現」(『批評と臨床』収録)を参照。そこではカントの『判断力批判』とランボーの「見者の手紙」が重ねあわされている。「戦争機械」の発想が圧縮されて述べられている)。 しかしまた同時に、「戦争機械を国家にとっての絶対的な「外」と規定するドゥルーズ/ガタリと、陣地戦を市民社会内においてとらえるグラムシのあいだの決定的な差異」(p251) をどうするかに、「68年問題があり、それこそが今日の知的=運動論的アポリアを規定している」(p259) と、個別事例を通して検討する。
  10. ^マルクスと息子たち』 P.230参照
  11. ^ 柄谷行人中上健次対談『ダイアローグIV』
  12. ^ 『文芸時評というモード ~最後の/最初の闘い』1992、『それでも作家になりたい人のためのブックガイド』1993等
  13. ^ 『「超」言葉狩り宣言』(1994)及び『「超」言葉狩り論争』(1995)に収録.小林の反論は『ゴーマニズム宣言6』『ゴーマニズム宣言7』を参照。
  14. ^ 『革命的な、あまりに革命的な』P217参照
  15. ^ 『ネオリベ化する公共圏』の冒頭2006
  16. ^ 『ネオリベ化する公共圏』2006
  17. ^プレカリアートの食」at12号2008
  18. ^ 『ネオリベ化する公共圏』2006


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