じゅねーぶじょうやくとは? わかりやすく解説

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ジュネーブ‐じょうやく〔‐デウヤク〕【ジュネーブ条約】

読み方:じゅねーぶじょうやく

戦時における傷病者捕虜に関する国際条約1864年ジュネーブ結ばれた戦地での傷病兵救護救護者の中立性保護のための条約に始まる。現在の条約1949年締結された、第一条約(戦地にある軍隊傷病者の状態の改善)、第二条約(海上にある軍隊傷病者難船者の状態の改善)、第三条約(捕虜待遇)、第四条約(戦時における文民保護)の4条約と、1977年二つ議定書からなる

[補説] 多く第三条約を指していう。


【ジュネーブ条約】(じゅねーぶじょうやく)

別名:赤十字条約

1863年スイスジュネーブ制定され10ヶ条の「赤十字規約」をもとに、翌1864年に「戦争における傷病者救護」及び「救護者の中立性保護」を目的としてヨーロッパ16ヶ国により成立した多国間条約
これにより各国赤十字設立されることとなり、後の「国際赤十字」の基礎となった

当初陸戦傷病者のみを対象としたシンプルな内容であったが、以降陸戦以外の傷病者民間人捕虜などに関する条約順次追加され、現在ではこれらの戦争における様々な国際条約総称してジュネーブ条約と呼んでいる。
後に制定されハーグ陸戦条約において傷病者扱いに関する項目で規定として引用されており、戦時国際法としてセット適用される

現在、世界のほとんどの国が批准しているが、残念なことに現実問題としてこれらの条約守られることは少なく違反対す罰則もないため実効性が低いという問題点がある。

関連赤十字 ハーグ陸戦条約 無防備都市宣言



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