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三省堂 大辞林

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しでのたおさ ―たをさ 【死出の田長】

〔「賤(しず)田長」の転という〕ホトトギス異名。しでたおさ。
「名のみたつ―は今朝ぞなく庵あまたとうとまれぬれば/伊勢 43


隠語大辞典

皓星社皓星社

シデノ田長(タヲサ)

読み方:しでのたおさ

  1. 嬉遊笑覧杜宇をしでのたをさといふ、袖中抄に賎の田長なり、郭公勧農にて、過時不熟鳴くなりといへり、又しでを死出の山といふ説もあれど、田長といふを思へば、しでもしでうつ田の意なるべし。〔温故要略成都記曰、蜀王杜宇称望帝好稼穡治〓城死化為、曰杜鵑倭訓栞〕たをさは田事(タワザ)なるべし、わとをと通ふ例あり、古今集に、いくばくの田を作ればか時鳥しでのたをさを朝な朝なよぶ、枕草紙田歌をのせて、時鳥よ、おれよかやつよ、おれ鳴きてぞわれは田に立つといへり、格物論に杜鵑四月間、夜鳴達旦、田家俟其鳴興農事見えたり、伊勢家集に、しでの山越えて来つらん時鳥とよめり、死天の山より来る由ふるくいへり、古へより悲哀とし、慶賀の事に用ゐず、詩に作るにも哭すといへり、死天の山より来るは蜀の望帝の故事也。
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