三省堂 大辞林 |
しかつめらし・い 6
〔「しかつべらしい」の転。「鹿爪らしい」とも当てる〕
(1)まじめくさっていて、堅苦しい感じがする。もったいぶっている。
「―・い顔つきで挨拶をする」
(2)いかにも道理にかなっている様子だ。もっともらしい。
「―・い話」「女房(かみさん)も粘つこい口調で―・く説いた/微光(白鳥)」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
「しかつめらしい」の用例一覧
岡本かの子 私の書に就ての追憶 (青空文庫)
ら私には、物ごとを経験熟練により反射的に手早く取片づけることは出来ないのである。字もまた、幾度習つても前と決して同じやうな字がすら/\書けない。私は仮名まで漢字を使つてしかつめらしい字を書いた。 それ...
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坂口安吾 ヨーロッパ的性格 ニッポン的性格 (青空文庫)
ところがあるものなのでありますけれども、元来よい人間というものは、むしろ却ってザックバランなものなので、そんなに糞真面目に人と応対などはしないものであります。弥次郎は、おそらくはザヴィエルに対して、何事につけても非常にしかつめらしい...
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江南文三 佐渡が島を出て (青空文庫)
教はつたが歌へない。 歌を歌ひたいものはまづ酒を呑まなければならない。すくなくとも醉つたふりをして丸橋忠彌以上の苦心をしなければならない。然らずんばしかつめらしい顏をして謠曲をうたはなければならない。 講談...
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