さんじょう

実用日本語表現辞典

惨状

読み方：さんじょう

見るにたえない、ひどく痛々しいありさま。大惨事の状況。むごたらしい、目もあてられない、といった形容も用いられる。

（2011年3月16日更新）

デジタル大辞泉

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【三上】

読み方：さんじょう

《欧陽脩「帰田録」の「余、平生作る所の文章、多くは三上に在り。乃(すなは)ち馬上・枕上(ちんじゃう)・厠上(しじゃう)なり」から》文章を考えるのに最も都合がよいという三つの場面。馬に乗っているとき、寝床に入っているとき、便所に入っているとき。

さん‐じょう【三乗】

読み方：さんじょう

［名］(スル)

１ 数学で、同一の数を3回掛け合わせること。立方。a×a×a＝a³のように示す。和算では、同一数の掛け算を3回行うことで、4乗にあたる。

２ 《「乗」は乗り物の意》仏語。

㋐衆生(しゅじょう)を悟りに導く3種の教法を乗り物にたとえたもの。すなわち、声聞乗(しょうもんじょう)・縁覚乗(えんがくじょう)・菩薩乗(ぼさつじょう)。

㋑小乗・大乗・一乗のこと。

さんじょう〔サンデウ〕【三条】

読み方：さんじょう

新潟県中部の市。江戸時代から金物の製造が盛ん。法華宗総本山本成寺がある。平成17年（2005）5月、下田村、栄町と合併。人口10.2万（2010）。

平安京の条坊の一。また、東西に通じる大路の名。三条大路。

⇒三条通り

三条市の位置

三条市の市章

さんじょう〔サンデウ〕【三条】

読み方：さんじょう

姓氏の一。藤原北家閑院流。七清華(せいが)家の一。藤原実行を祖とし、邸宅が京都三条北にあったことから称した。

[補説] 「三条」姓の人物
三条実万(さんじょうさねつむ)
三条実美(さんじょうさねとみ)

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【参上】

読み方：さんじょう

［名］(スル)目上の人の所に行くこと。また、人のもとに行くことをへりくだっていう語。まいること。うかがうこと。「御殿に—する」「明日—いたします」

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【山上】

読み方：さんじょう

１ 山の上。山頂。

２ 山に登ること。登山。

「この尉(じょう)こそ—する者にて候へ」〈謡・女郎花〉

比叡山延暦寺のこと。

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【山城】

読み方：さんじょう

山に築いた城。やまじろ。

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【惨状】

読み方：さんじょう

思わず目をそむけたくなるような、むごたらしいありさま。また、いたましいありさま。「事故現場の—」「難民の—を報じる」

さん‐じょう〔‐ヂヤウ〕【散^×杖】

読み方：さんじょう

真言宗で、加持のときに香水(こうずい)を壇や供物にまき散らすのに使う杖(つえ)状の仏具。柳・梅などの枝で作る。灑水杖(しゃすいじょう)。

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【散状】

読み方：さんじょう

１ 古代・中世、公事(くじ)の参仕者、宿直(とのい)番の勤仕者など、関係する者の名を列記した文書。交名(きょうみょう)。

２ 中世、諸役の勤番や裁判に出頭すべき者の名などを列記し、回覧した文書。回状。

さん‐じょう〔‐ジヤウ〕【賛^×襄】

読み方：さんじょう

［名］(スル)《「襄」は成す意》助けて事を行うこと。君主を助けて政治を行うこと。

「往年米国の義挙を—し」〈東海散士・佳人之奇遇〉

世界宗教用語大事典

さんじょう 【三乗】

仏教用語。能力・素質に応じて悟りに導く教えを乗り物に例えたもので、声聞乗・縁覚乗・菩薩乗。

美術人名辞典

三条公美

読み方：さんじょう

公爵。実美の子。正三位公爵となる。大正3年(1914)歿、39才。

JMnedict

三城

姓	読み方
三城	さんじょう

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さんじょう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2021/09/02 23:57 UTC 版)

「三上」の記事における「さんじょう」の解説

三上 - 馬上・枕上・厠上のこと。欧陽脩の故事によるもので、「作文三上」とも。

さんじょう

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2022/07/08 09:34 UTC 版)

「山上」の記事における「さんじょう」の解説

山上王（さんじょうおう） - 高句麗の第10代の王。 山上区（さんじょうく） - 台湾台南市の市轄区。

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さんじょう

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同音異義語

さんじょう

• 【参上】：目上の人のいるところに行くこと。
• 【山城】：山に築かれた城。

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「さんじょう」の例文・使い方・用例・文例

• 御通知次第店員を差出可申候、御一報次第店員参上可仕候｛ごつうちしだいてんいんをさしだしもうすべくそうろう、ごいっぽうしだいてんいんさんじょうつかまつるべくそうろう｝
• 早速参上可仕候｛さっそくさんじょうつかまつるべくそうろう｝