さらば宇宙戦艦ヤマトとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > さらば宇宙戦艦ヤマトの意味・解説 

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち

(さらば宇宙戦艦ヤマト から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/12/27 00:56 UTC 版)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』(さらばうちゅうせんかんヤマト あいのせんしたち)は、1978年8月5日東映洋画系で公開されたアニメーション映画[3]


注釈

  1. ^ 「Arrivederci」はイタリア語で「さようなら(また会いましょう)」の意。
  2. ^ 後に『宇宙戦艦ヤマト 完結編』でナレーターを担当。
  3. ^ 劇中のEDクレジットでは司令長官の声が「伊雅之」と表記されているが、誤記と思われる。
  4. ^ 劇中では「小宮和」とクレジットされていた。
  5. ^ 「都市帝国」は音声のステレオ化の際、アレンジ曲である「戦いのテーマ」(型番:M-46)に差し替えられた。
  6. ^ 映像に合わせて楽曲を制作するフィルムスコアリングとは対照的に、汎用の音楽をあらかじめ収録しておき、場面に合わせて選曲するというもの。テレビアニメではこちらが一般的(背景音楽#劇中の背景音楽も参照)。
  7. ^ 彬良は当時の父の様子を「『我ながら天才だ』と思ってたんじゃないかな?(笑)」と述べている。
  8. ^ なお、演奏者の名義は、当時の武蔵野音楽大学で教鞭を取っていたオルガン奏者である「志村拓生」となっている[26]が、足鍵盤パートを弾いた人物なのか、名前だけ貸したのかは不明。
  9. ^ 音を伸ばす際、ピアノはペダルを踏めば鍵盤から指を離しても大丈夫だが、オルガンにはその機能がないため、音を伸ばす間は鍵盤から指を離せない。そのため、次の鍵盤に瞬時に移動しなくてはいけなくなる。
  10. ^ ほかにも、パイプオルガンは足でも鍵盤を弾くが、ピアノ専門の晶は「そこは僕には無理」と言うと、父に「そこは音大の先生が手伝ってくれる」と聞かされたため、「それなら最初からやってくれれば……」と思ったそうである。
  11. ^ 芸大の先生も感激し、「素晴らしい息子さんですね」と褒めたが、彬良は「それなら最初からやってくれー!」と心底思ったと述懐している。
  12. ^ 他の曲名は挙げていないが、「好敵手」に類するような位置付けの歌は全てがそうであるという。
  13. ^ 第2話前半パートで英雄の丘のシーン、第3話後半パートで徳川のシーン、第2話後半パートで「女だな、サーベラー」のシーン(ただしミルを監視に就けたことではなく、ズォーダーにデスラーを信用しないように具申したことに対して)が使用されている。
  14. ^ 序盤でヤマトが地下ドックから海上へ浮上し、離水して浮上する(一瞬だけ船体が落ちて持ち直すように見えるが、演出ではなくセルの撮影順番を間違えたことによる)シーン[55]など。

出典

  1. ^ 岡田茂『悔いなきわが映画人生 東映と、共に歩んだ50年』財界研究所、2001年、461頁。ISBN 4-87932-016-1 
  2. ^ 『キネマ旬報ベスト・テン全史: 1946-2002』キネマ旬報社、2003年、230-231頁。ISBN 4-87376-595-1 
  3. ^ ロマンアルバムNo.11 1978, p. 106.
  4. ^ a b ロマンアルバムNo.11 1978, p. 108.
  5. ^ 『ロマンアルバムDELUXE11 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』徳間書店(ロマンアルバンデラックスシリーズ)、1978年、p.106
  6. ^ a b 『ロマンアルバムDELUXE11 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』徳間書店(ロマンアルバムデラックスシリーズ)、1978年、pp.102-103
  7. ^ 「西崎義展 自らの人生を映画にかける」『キネマ旬報』1978年8月上旬号、pp.61
  8. ^ 『ロマンアルバムDELUXE11 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』徳間書店(ロマンアルバムデラックスシリーズ)、1978年、p.103
  9. ^ 舛田利雄著、佐藤利明、高護編『映画監督舛田利雄 アクション映画の巨星 舛田利雄のすべて』ウルトラ・ヴァイヴ、2007年、pp.294-295
  10. ^ ロマンアルバムNo.11 1978, p. 105.
  11. ^ 池田憲章編『アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ』徳間書店、1982年、pp.110-111
  12. ^ a b 『ロマンアルバムDELUXE11 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』徳間書店(ロマンアルバムデラックスシリーズ)、1978年、p.104
  13. ^ a b 池田憲章編『アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ』徳間書店、1982年、pp.116-117
  14. ^ 本作公開以前の1978年6月25日発行の「ヤマトファンクラブ本部」会報第4号にて初報道されている。
  15. ^ 『動画王』vol.7 キネマ旬報社、1998年、p. 171。
  16. ^ ロマンアルバムNo.11 1978, p. 74-75.
  17. ^ ロマンアルバムNo.11 1978, p. 49.
  18. ^ a b c ロマンアルバムNo.11 1978, p. 101.
  19. ^ a b c M.TAKEHARA『いま語るべき宇宙戦艦ヤマト ロマン宇宙戦記四十年の軌跡』竹書房、2014年、p.201
  20. ^ 「YAMATO SOUND ALMANAC 1981-II 宇宙戦艦ヤマトIII BGM集 Part3」(日本コロムビア、2013年9月、COCX-37404)ライナーノーツ「PREFACE 早川 優」より。
  21. ^ 「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」音響監督・吉田知弘さんインタビュー、柏原満さん制作のオリジナルSEを蘇らせた音の守り人GIGAZINE (OSA)、2018年1月23日、2018年11月11日閲覧。
  22. ^ 「宇宙戦艦ヤマト2202」吉田知弘音響監督インタビューアキバ総研(カカクコム)2018年1月24日、2018年11月11日閲覧。
  23. ^ a b 「宇宙戦艦ヤマト2202」作曲家・宮川彬良ロングインタビューアキバ総研(カカクコム)2017年10月9日、2018年11月11日閲覧。
  24. ^ a b ヤマトらしさとは「もがき」と語る「宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち」作曲家・宮川彬良さんインタビューGIGAZINE (OSA)、2017年11月03日、2018年11月11日閲覧。
  25. ^ a b c d e f 『宇宙戦艦ヤマト2199 第四章 銀河辺境の攻防』劇場パンフレット、2013年、p.26。宮川彬良へのインタビュー。
  26. ^ a b 「YAMATO SOUND ALMANAC 1978-II さらば宇宙戦艦ヤマト 音楽集」(日本コロムビア、2012年9月、COCX-37385)ライナーノーツ「録音データ」より。
  27. ^ a b c 祝!「宇宙戦艦ヤマト」復活!宮川彬良先生インタビュー!、EJ、2012年4月6日(インターネットアーカイブ2014年4月19日分キャッシュ)
  28. ^ 『宇宙戦艦ヤマト2202 愛の戦士たち』第13話オーディオコメンタリー。BD&DVD第4巻(バンダイビジュアル、2018年、BDOT-0256・BCXA-1207・BCBA-4820)に収録。
  29. ^ 2012年10月23日、新宿ピカデリーのヤマト2199「ヤマトーク」にて。[信頼性要検証]
  30. ^ 『ロマンアルバム・デラックス(31) 宇宙戦艦ヤマト2、1980年発行、p. 61
  31. ^ フィギュア王 No.22』ワールドフォトプレス、1999年6月発行、p. 30
  32. ^ ロマンアルバムNo.11 1978, p. 97.
  33. ^ 『アニメージュ』1982年10月号、p.138
  34. ^ a b c 『宇宙戦艦ヤマト大事典』ラポート社、1983年、p.135
  35. ^ a b 『キネマ旬報ベスト・テン全史1946-1996』キネマ旬報社、1984年初版、1997年4版、p.228
  36. ^ 川端靖男、黒井和男「1979年度日本映画・外国映画業界総決算」『キネマ旬報』1980年2月下旬号、p.129
  37. ^ アニメージュ編集部編『劇場アニメ70年史』徳間書店、1989年、p.71
  38. ^ キネマ旬報社編『映画プロデューサーが面白い』キネマ旬報社、1998年、p.233
  39. ^ 土屋新太郎『キャラクタービジネス その構造と戦略』キネマ旬報社、1995年、p.87
  40. ^ a b c d M.TAKEHARA『いま語るべき宇宙戦艦ヤマト ロマン宇宙戦記四十年の軌跡』竹書房、2014年、p.071
  41. ^ 井上静『宇宙戦艦ヤマトの時代』世論時報社、2012年、pp. 16, 102。ISBN 978-4-915340-81-9
  42. ^ 映画業界基礎知識、キネマ旬報映画総合研究所、キネマ旬報社、2017年6月11日閲覧。
  43. ^ 初号プリントコトバンク朝日新聞社(出典:「世界大百科事典 第2版について」、日立ソリューションズ・クリエイト)、2017年6月11日閲覧。
  44. ^ 「ドキュメント さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち」『ロマンアルバムDELUXE11 さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』徳間書店(ロマンアルバムデラックスシリーズ)、1978年、p.105-106
  45. ^ a b 「『ヤマト完結編』ギリギリ3月18日の完成で、19日の全国同時公開に異変!? 北海道・九州など約30館が遅れて上映。」『アニメージュ』1983年5月号、p.169
  46. ^ 池田憲章編「アニメミニ百科 スターシャの死はどこへ?」『アニメ大好き! ヤマトからガンダムへ』徳間書店、1982年、p.106
  47. ^ 牧村康正、山田哲久『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』講談社、2015年、p.191
  48. ^ 「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち シナリオ全再録」『ロードショー特別編集 さらば宇宙戦艦ヤマト VOL.2決定版!!』集英社、1978年。
  49. ^ ひおあきら『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』、メディアファクトリーMFコミックス)、2009年、pp. 35-36(英雄の丘のシーン)、p. 64(徳川のシーン)、pp. 117-121(土方が艦長になるシーン)、p. 215(「女だな、サーベラー」のシーン)。ISBN 978-4-8401-2950-3
  50. ^ 西﨑義展(構成)『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 1』、朝日ソノラマ、1978年、pp. 36-37(英雄の丘のシーン)、pp. 53-54(徳川のシーン)、pp. 108-110(土方が艦長になるシーン)。
  51. ^ 若桜木虔『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』、集英社文庫、1978年、p. 32(英雄の丘のシーン)、pp. 67-68(徳川のシーン)、p. 117(土方が艦長になるシーン)、p.179(「女だな、サーベラー」のシーン)。
  52. ^ “劇場版「宇宙戦艦ヤマト」 昭和の5作品がBD化決定 2013年4月より順次発売”. アニメ!アニメ! (イード). (2012年12月25日). https://animeanime.jp/article/2012/12/25/12494.html 2022年3月22日閲覧。 
  53. ^ “劇場版「宇宙戦艦ヤマト」5作品がHDリマスターでBD化”. AV Watch. (2012年12月25日). https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/580115.html 2022年3月22日閲覧。 
  54. ^ さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち”. V-STORAGE. バンダイナムコアーツ. 2022年3月22日閲覧。
  55. ^ “小倉信也①初めて「設定」を意識した『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』”. Febri (一迅社). (2022年3月14日). https://febri.jp/febri_talk/ogura_shinya_1/ 2022年3月22日閲覧。 
  56. ^ “「宇宙戦艦ヤマト」劇場版2作を4Kリマスターで劇場上映。UHD BD発売”. AV Watch (インプレス). (2023年8月7日). https://av.watch.impress.co.jp/docs/news/1522319.html 2023年8月7日閲覧。 



さらば宇宙戦艦ヤマト(CK-515)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/13 19:34 UTC 版)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の記事における「さらば宇宙戦艦ヤマト(CK-515)」の解説

1978年7月日本コロムビアから発売されたシングル。 「好敵手」「テレサ永遠に」(歌:ささきいさお)を収録『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』挿入歌として先行発売されたが、どちらも映画本編では使用されなかった。 その後、「テレサ永遠に」はテレビ『宇宙戦艦ヤマト2』エンディングテーマとして使用されたことから、テレビアニメコンピレーション・アルバム『テレビアニメスーパーヒストリー Vol.18』(COCC-70066)などに収録されている。

※この「さらば宇宙戦艦ヤマト(CK-515)」の解説は、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の解説の一部です。
「さらば宇宙戦艦ヤマト(CK-515)」を含む「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の記事については、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の概要を参照ください。


さらば宇宙戦艦ヤマト(DR-6235)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/04/13 19:34 UTC 版)

さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の記事における「さらば宇宙戦艦ヤマト(DR-6235)」の解説

1978年8月1日ポリドールから発売されたシングル『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』主題歌エンディングテーマ)「ヤマトより愛をこめて」(歌:沢田研二)を収録作曲は、当時沢田研二の歌を作曲していた大野克夫よる。ヤマト・シリーズにおいて、宮川泰以外の音楽家作曲した最初楽曲であり、日本コロムビア以外から発売され最初音盤である。編曲は、宮川泰担当作詞は、沢田研二とヤマト・シリーズの両方担当していた阿久悠よる。 映画本編使用されたものとは、伴奏一部異なっている。版権都合上1980年12月日本コロムビアから発売された『宇宙戦艦ヤマト 主題歌ヒット曲集』(CQ-7058)では、ささきいさおカヴァーした。後年発売の『YAMATO ETERNAL EDITION File No.10 ヤマト・ザ・ベスト』(COCX-31162)には、沢田によるオリジナル版本編使用版)が収録されている。

※この「さらば宇宙戦艦ヤマト(DR-6235)」の解説は、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の解説の一部です。
「さらば宇宙戦艦ヤマト(DR-6235)」を含む「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の記事については、「さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「さらば宇宙戦艦ヤマト」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「さらば宇宙戦艦ヤマト」の関連用語

さらば宇宙戦艦ヤマトのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



さらば宇宙戦艦ヤマトのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのさらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのさらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち 音楽集 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2024 GRAS Group, Inc.RSS