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さらば夏の光

原題:
製作国:日本
製作年:1968
配給:ATG
スタッフ
監督:吉田喜重 ヨシダキジュウ
製作:曽志崎信二 
脚本:山田正弘 ヤマダマサヒロ

長谷川竜生 ハセガワタツオ

吉田喜重 ヨシダキジュウ
撮影:奥村祐治 オクムラユウジ

佐藤敏彦 サトウトシヒコ
音楽:一柳慧 
録音:安田哲男 ヤスダテツオ
照明:海野義雄 ウンノヨシオ
キャスト(役名
岡田茉莉子 オカダマリコ (鳥羽直子)
横内正 ヨコウチタダシ (川村信)
ポール・ボーベ  (ロバート
エレーヌ・ヴィエル  (メアリ
解説
山田正弘長谷川竜生吉田喜重共同シナリオ執筆にあたり、「樹氷のよろめき」を監督した吉田喜重が、ヨーロッパの自然を背景に、行きずりの男と人妻との恋を描いたもの撮影は「初恋・地獄篇」の奥村祐治担当したものヨーロッパ各地ロケした日本航空との提携作品
ストーリー※ストーリーの結末まで記載されていますので、ご注意ください
一九六八年の初夏川村信は、明る太陽の下、花の咲き乱れるリスボン広場を歩いていた。学生の頃、長崎博物館でみた寺院写生図が、彼をヨーロッパ寺院に誘ったのだ。彼はこの地で、工芸品バイヤー鳥羽直子とめぐり会った。直子は、ビジネスかたわらに、寺院案内をかって出た。スペイン街角で、二人は、厳し口論しながら抜けていった男女に会った。それは、姦通した妻を刺した男と義妹争いだった。その争いを見ながら、「妻の不貞を許せない、真実は神が知っている」との男の叫びを、川村伝える直子の表情は硬ばっていた。直子は米国籍の夫とパリ暮していた。母と弟を失った直子にとっての長崎は、終戦の夏と共になくなってしまったのだ。そう告白すると直子は、川村から離れていった川村は、シャンゼリゼカフェで、夫と話している直子と再びあった。家に招かれ、ロアール河畔離宮案内された。川村は、直子の義妹メアリに「姉さん愛し上げ下さい」と言われ驚くのだった。やがて、川村は、直子に誘われてノルマンディに旅をした。岬にそびえたつ教会は、直子にとっては想い出の場所でもあった。直子は、夫と結婚した時訪れた所で、川村別れようと思っていた。だが、その告白川村のうでの中で呟きとなり、夜のとばり教会の姿をかき消してしまった。ストックホルム訪れた時、川村と直子は激しく燃え上がった。「ぼくが探求していた寺院は、あなただった。あなたの心の中にこそ、僕のさがしていた、愛があったのです」という川村言葉は、愛の飾りではなかった。日本を発って、どれだけ時間がすぎたろう。そんな思いがよぎる。翌朝、直子は川村を残し、だまって去って行った。しかし、川村には淡い期待があった。直子が夫と別れると言っていたからだった。直子は離婚した。ローマにいるという直子を川村は追った。だが、直子を自分の心につなぎとめておく、何ものもないことを川村は知るのだった。そして、西に傾いた太陽が、トラヤヌス神殿廃虚佇む二人の姿を照らしていた。





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