ウィキペディア |
さよなら絶望先生の登場人物
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/27 02:46 UTC 版)
さよなら絶望先生の登場人物(さよならぜつぼうせんせいのとうじょうじんぶつ)は久米田康治による漫画作品『さよなら絶望先生』およびそれを原作とするアニメシリーズに登場する架空の人物(およびそれに類する物)の一覧である。
以下、原作の話数は原則として単行本の話数に拠り、表記は単行本扉絵に従って「(漢数字)話」とする。アニメの話数は「第(漢数字)話」とする。また便宜上、各アニメシリーズは以下のように略記する。
| 正式タイトル | 略 |
|---|---|
| さよなら絶望先生 | 第一期 |
| さよなら絶望先生 序〜絶望少女撰集〜 | 撰集 |
| 俗・さよなら絶望先生 | 第二期 |
| さよなら絶望先生 序〜俗・絶望少女撰集〜 | 俗・撰集 |
| 獄・さよなら絶望先生 | 獄 |
| 懺・さよなら絶望先生 | 第三期 |
| 懺・さよなら絶望先生 番外地 | 番外地 |
登場人物名を略す場合は同姓の人物(兄弟・姉妹など)がいる者を除いて原則、姓で表す。
目次 |
基本設定
主要登場人物名は基本的にダジャレである[1]。
舞台となる高校は東京府小石川区に所在。所属教員の1人である望が「公務員」と作中で明言されているので公立高校と分かるが、設置母体などは不明。ネーミングライツ制をとっているため、校名は毎回変わる。私服可であるが、私服を面倒がって制服を着る者が多く、へ組生徒も木村・小森・常月以外は制服を着用。女子の制服はセーラー服(スカーフのデザインは話ごとに細かに異なる)、男子の制服は学生服。
作中の年度は進むが、主要な生徒は落第や留年という形で2年生のままである。
2のへ組
- クラス名はいろは順に割り振られており、原作ではい組、ろ組、は組、に組、ほ組、へ組の計6クラスある。
- 32人の「絶望的な生徒」が在籍する。生徒の半数ほど(特に男子生徒)は名前や設定が明らかではない。百三十五話扉絵によると、男子生徒は13人(「関内太郎」を含む)、女子生徒は19人。
- 座席の設定は特になく、各話ごとに変わる。
- 九十話と百三十五話で一部生徒の進級や編入があった。
- 一部生徒を除き、出席番号(男女別)は百三十五話扉絵による。
主人公
- 糸色望(いとしき のぞむ)
- 声:神谷浩史
- 本作の主人公。男性。超ネガティブな高校教師。2のへ組担任。「絶望した!」が口癖のネガティブすぎる性格やその名前から「絶望先生」と呼ばれる。
- 信州蔵井沢の名家である糸色家の四男で、上に3人の兄、下に妹がいる。誕生日は11月4日。逆算して導き出される「製造日」が12月24日であるため、クリスマスが嫌い。生年は未詳。名前を横につなげて書くと「絶望(ぜつぼう)」となる。このことを指摘すると大変落ち込む(かと言って縦に書けば書いたで、「字画がサイアク」と落ち込むことに変わりはない)ため、へ組では望の名前を横書きする場合はなるべく糸と色の間を空けることにしている。単行本のキャラクター紹介ページにも「くっつけて書くな!!」との但し書きがある。
- 一人称は基本的に「私」か「先生」。物腰や言葉遣いは丁寧で、身内や生徒にも敬語で接するが、怒るとまれに言葉遣いが悪くなり、その度に周囲からたしなめられる。詳しい身長や体重などは明らかでないが、比較的長身で(181cmのリー・仲直よりやや低い程度)、やや貧相な体格をしている。顔の容貌はそれなりに端正。装いは、オーバルの眼鏡をかけ、小紋柄の着物に袴穿きという書生風。装い以外も和風レトロな趣向で統一しているが、地元などではチャラチャラしていることもある。
- 担当教科は国語だが、数学や理科などを教えるシーンもある。度々授業を放棄して校外学習に出かけたり、1限目を全て自習にしたりするなど、教育者としての意欲は乏しい。図書委員の顧問も務める。
- 全てをネガティブに考える性格で、くだらないことで人生や世の中に絶望する。常日頃から、遺書や睡眠薬などが詰まったカバン「旅立ちパック」を持ち歩き、事あるごとに自殺未遂を繰り返す。しかし自殺未遂はあくまで対外的ポーズで、本当に死にそうになると「死んだらどうする!」と開き直る。ネガティブなだけでなく、他人に基本的に心を開かず、自他共に認めるチキンで、一方甘やかされるとすぐにつけ上がり、また大人気ないほどに執心深く負けず嫌いである。チキンな性格ゆえ、普段不幸人間ぶっているわりに危機回避能力が人一倍高く、人知を越えた危険予知能力を持つ。その厄介な性格から周囲によく迷惑をかけるが、望以上に個性的な生徒らに翻弄されてツッコミ役に回ることも多い。
- 迷惑人間であるものの、意図せず不用意に女性に好意を抱かせることがある。へ組の複数の女子生徒からも好意を持たれているが、望は女子生徒を恋愛対象と見ておらず、生徒からのアプローチは基本的に避けている。女性に興味がないわけではなく、同僚の新井や「隣の女子大生」には少なからぬ好意を抱いている。
- 自作の同人誌を出すほどの文学好き。愛読書は太宰治の『人間失格』(作者の愛読書でもある)。フォークギターの弾き語りも得意なようで、度々自作曲を披露する。
- 性格こそネガティブだが、名家のお坊ちゃんにして安定した公務員であり、実際のところへ組で最も絶望からかけ離れた人物である。
- 自殺未遂を繰り返す、実家は地方の名家、厄介な性格にも関わらず女性にモテる、学生時代に左翼活動をしていた、など人物設定に太宰治または太宰作品の影響が見られる。
- また、糸色家が影名家であったことが発覚したときには筋を通して、執事をしているが本来は名家である時田家へ全権を譲ろうとした(しかし、時田にすぐに返され、今までのままになった)。
女子生徒
- 関内・マリア・太郎(せきうつ まりあ たろう)
- 声:沢城みゆき
- 出席番号11番。不法入校・難民少女。
- 戦争で故郷を追われ、アジアのどこかの国からコンテナに乗って不法入国した生徒(風浦曰く「アジアからの帰国子女」)。戸籍を関内太郎本人(元・関内太郎)から買って、へ組にやってきた。浅黒い肌で、ややぎこちない日本語で話す。故郷では野生児で育ってきたらしく、身体能力が高い。靴とパンツを穿くと目が回るため、常にノーパンに裸足で過ごしている。一人称は「マリア」で、風浦らからは「マ太郎」とも呼ばれる。
- 陽気な性格で好奇心旺盛、悪戯好き。容姿も高校生に見えないほど幼いが、母国で死線をくぐってきた過去を持つため、思考はかなりハード。クラスメイトのバカ騒ぎへの関わりは少なく、不意に過激発言をしてその度に周囲から「問題発言よ」と言われる。締めの一言を担当することが多い。
- 風浦可符香(ふうら かふか)
- 声:野中藍
- 準主人公。出席番号14番。超ポジティブ少女。
- 何事も前向きに考える性格(ポジティブシンキング)であり、常に明るく丁寧な言葉遣いと笑顔を絶やさない。望のネガティブな意見に対して、現実逃避にも近い極端なポジティブ論法を展開し、ストーリーを反転させる。ポジティブを通り越して、電波な言動も目立つ。
- ポジティブな一方で黒い面が本性とも見えるようなフシもあり、事物の不条理や負の側面に詳しく、人の心のスキマに入り込む(付け込む)ことを特技とする。さりげなく人の心を抉る言動も多く、クラスメイト達の幼少期のトラウマにはたいてい風浦らしき人物が絡んでいる。物事を陰から操る黒幕でもあり、クラスメイトの暴走や混乱には動じないばかりか煽ることさえ多い。
- 容姿の特徴は後頭部にあるハネ毛と前髪の髪留め。髪止めは服装によって変えており、制服時は×型である。普段ショートカットであるが、ごく稀にセミロングにイメチェンする。
- 望と対極に置かれたキャラクターで、故意か偶然か望の人生を駄目にする方向へしばしば誘導する。望との恋愛設定は特に見られないが、望に好意を抱く他の生徒を煽ったり、「隣の女子大生」(後述)として望に接近し好意を抱かせたり、「隣の校舎の一年生」(後述)としてラブレターを渡すなどしている。
- 「風浦可符香」はおそらく(フランツ・カフカを捩った)ペンネームで、単行本のキャラクター紹介やアニメのエンドロールでも「風浦可符香(P.N.)」と表記される(何の執筆活動をしているかは不明)。手書きのペンネームには太いしっぽのようなものが書き足される。本名は明かされていないが、過去の回想シーンなどで「杏」と呼ばれる風浦に似た幼児がたびたび登場する。
- 大草麻菜実(おおくさ まなみ)
- 声:井上喜久子
- 出席番号15番。 主婦女子高生・多重債務少女。
- 現役高校生でありながら既婚者のポニーテールの少女。優しい性格で人柄も良く、たとえ浮気されても一途に夫を慕い、健気に尽くしている。初期は単なるモブキャラクターであったが、七十四話で主婦だと発覚して以降、準レギュラーメンバー化した。
- 夫の借金で多重債務に陥っており、貧乏人・苦労人として描かれる。学業と主婦業の傍らで内職や麻雀、株式のデイトレーディング、様々なアルバイトに励むが、お人好しで悪徳商法によく引っかかり、目先の利益になびきやすく、賭け事や投資の才も無いため、返済は一向に進まない。各種アルバイトのコスチューム姿ではスタイルの良さが垣間見られる。
- 夫以外にも男性遍歴はあるが、お人よしが裏目に出て、自分が尽くしたい相手に惹かれやすいため、男運に恵まれない。母性的な性格から甘えられキャラでもあり、望など悩める男性達に度々泣きつかれる。
- 初期原案では木村に似た外見だった[2]。
- 大浦可奈子(おおら かなこ)
- 声:高垣彩陽(第三期)、真田アサミ(第二期第七話)
- 出席番号16番。 おおらか少女。
- 五十四話で日塔に「可奈子ちゃんは大場さんと結婚したら大バカナ子だね」と言われるシーンで登場。その後はモブキャラクターとして時々登場するだけだったが、百五十七話で再登場し、苗字が明かされると同時に「大らかな子」という設定が追加された。何事にも鷹揚で、スカートのチャックを閉め忘れるなどルーズすぎる面がある。
- 音無芽留(おとなし める)
- 声:斎藤千和[3](第二期六話Bパート、第三期)
- 出席番号17番。 毒舌メール少女。
- 極度の恥ずかしがり屋で、変な声と言われた過去からほとんど声を出さず、また字が汚いため筆記もしないので、コミュニケーション手段を携帯電話のメールに頼り切っている。繊細な性格で、容姿も高校生に見えない小児体型だが、そのか弱そうな印象とは裏腹に、メールの内容は過激かつ超毒舌で、一人称は「オレ」である。携帯電話への依存が尋常でなく、携帯電話の使えない状態が続くと精神が不安定になり、台詞が文字化けする。髪型はツインテール。頭を押すと「ぽんむ」という不思議な音が出る。
- 初期原案では常月の外見であった。それとは別に不思議言動が特徴のゴスロリ生徒が設定されていたが、このキャラクターは本編では未登場となり、髪型のみが現在の音無に受け継がれている[2]。
- 加賀愛(かが あい)
- 声:後藤沙緒里
- 出席番号18番。加害妄想少女。
- 極度の加害妄想の持ち主で、「すいませんすいません」が口癖。何をするにも自分が他人に迷惑をかけてはいまいかと罪悪感に苛まれており、引っ込み思案で自己評価が極端に低い。「自分が登場すると人気が落ちる」という思いから登場も極力避けており、背景で登場する際はコマの端で慌てて顔を隠すようにしていることが多い。
- 自らに厳しい分、他者に優しく道徳的。他人に恩を売るまいとしてツンデレのように振舞ったことがあり、そのことで木野に好意を持たれている(加賀本人は望に気がある)。非常に繊細で、判断や理解の限界を超える事態にはすぐ気絶してしまうが、見過ごせない不徳に対しては厳しく戒める毅然とした一面もある。
- 垂れ眉で釣り目な人相で、左目の下に泣きボクロがある。後ろ髪を束ねており、アニメではよく動く(のちに漫画でも動きの漫符が度々描かれるようになった)。
- 木津千里(きつ ちり)
- 声:井上麻里奈
- 次準主人公。出席番号20番。几帳面・粘着質少女。
- 極めて几帳面で、何事も自らの考える「きっちり」にそぐわないと気が済まない完璧主義者。加えてしつこいため、風浦曰く「正義の粘着質」。思想的には、全てがきっちり公平に分配される共産主義に傾倒しているかのような発言を繰り返す。きっちりを追及するあまり、よく暴走して周囲に危害を加える。暴走時には「うな!」と叫ぶ。連載が進むにつれて、単なる几帳面ゆえの暴走に留まらず、血なまぐさい猟奇的な言動や人間離れした身体能力など、荒唐無稽な特性が付加されていった。また前髪が揃っていなければだらしなくなるか、精神状態がおかしくなる。
- 事物と思考の一致を求めるコントロールフリーク的な欲求が強く、委員長を差し置いて学級を仕切り、周囲にもきっちりを強要する。そのことで友人やクラスメイトから度々迷惑がられ、避けられる。そのため周囲から好かれたい願望を持つが、一方で被害妄想に偏りがち。藤吉とは幼稚園時代からの幼馴染。茶道部部長でもある。
- 容姿のトレードマークは正面をきっちり真ん中分けにしたストレートヘア。本来はかなりのくせ毛だが、月一でストレートパーマをかけ、毎朝必死に伸ばしているほどのこだわりである。心身に動揺や異常があると、髪型の乱れとなって表れる。体型はスレンダーで無駄がなく、学級の女子生徒のなかでは胸は貧相。千里自身もそのことを非常に気にしている。
- 寝相の悪さで保健室のベッドで望と添い寝してしまったことから、望にきっちり責任を取って結婚するよう強く迫っている。しかし望は千里のことを「やっかいさん」として敬遠している。
- 「週刊少年マガジン」の写植では基本的に吹き出しの台詞に句読点を付けないが、千里の台詞だけ常にきっちり句読点が付く。俗・撰集以降のアニメシリーズでは言葉の節目で画面に句読点(感嘆符と疑問符も含む)を表示することでこれを再現している。
- 木村カエレ(きむら カエレ)
- 声:小林ゆう
- 出席番号21番。帰国子女で、人格バイリンガル少女。
- エリート集団「海外組」に所属していた帰国子女。濃い茶色い眼に亜麻色かがったウェーブロング(アニメでは金髪碧眼)にスタイル抜群の容姿や何かあるとすぐに「訴えてやる!」と叫ぶ言動はアメリカ合衆国を想起させるが、世界のどこに存在するのか分からない珍妙な風習を紹介し、また英語圏の外国人に英語が通じないなど、どの国からの帰国子女なのか不明で、しかも海外に行っていたのは3ヶ月だけであった。帰国子女らしく、セーラー服ではなくブレザーを着ている。
- 転校のたびに各国の文化に馴染めず「木村帰れ」と言われた過去から、複数の人格を持つ「人格バイリンガル」となった。まれに大和撫子的な性格の木村楓(きむら かえで)が表に出るほか、様々な人格(木村カエロや木村カエルナなど、人格ごとに名前がある)が同居している。
- 女子生徒の中で最もプロポーションが良く、水着姿にもよくなるが、良いところはほとんど他人に持っていかれるスベリ役。誰もが認めるパンチラ要員であり、ほぼ全ての回で小さくパンチラをしている。
- 木村カエラと違って、音痴である。しかしその設定に反して、担当声優の迫力ある歌唱力から、複数のキャラクターソングが作られている。そのなかの一曲『豚のご飯』は大槻ケンヂとのデュエットである。
- 小節あびる(こぶし あびる)
- 声:後藤邑子
- 出席番号22番。尻尾好き・被DV疑惑少女。
- 常にどこかしら傷を負っていて、包帯・ギプスまみれの姿をしている。普段左目には眼帯を付けているが、これは幼い頃に怪我をして移植手術を受けた角膜の前の持ち主の残像を見ないためである(裸眼ではオッドアイ)。眼帯を外すと、前の角膜の持ち主を轢いた車のナンバーがフラッシュバックする。クラスの中では木村に次いで背が高く、スタイルも良い。髪型は三つ編みおさげだが、初期原案ではおさげはなかった。
- 小節の怪我を望らは父親からのDVではないかと疑っていたが、実際は動物園でのアルバイト中の動物とのじゃれ合いで負ったものである。むしろ動物以上に動物の尻尾を触るのが好きという尻尾マニアで、小節の部屋には無数の動物の尻尾と「しっ拓」コレクションが存在する。
- 全体的に飄々とした性格で、女子生徒の中では常に冷静な態度を保つ。他の生徒に比べて青ざめることが少なく、普通のツッコミを入れる日塔に対し、クールでやや手厳しいツッコミ役となっている。一方で、運動音痴で反射神経の鈍いドジっ娘という設定もある。
- 望の影武者が何らかの行動を起こしたことから、望に好意を寄せている。以後、望の体のどこかに巻き付く、望を襲う武器を奪う、恋敵を縛るなど包帯を用いた特技を持つようになった。
- 小森霧(こもり きり)
- 声:谷井あすか
- 出席番号23番。 ひきこもり少女。
- 引きこもりの不登校児。家庭訪問に来た望と風浦によって不登校は解消されたが、結局学校の理科室や宿直室に引きこもる「不下校少女」になった。風浦曰く「全座連(全日本座敷童連盟)」なる団体に加盟する座敷童子で、小森が学校に引きこもるおかげで学校の繁栄が保たれているという(実際、小森が学外へ出ようとすると学校が倒壊しそうになる)。常に毛布(冬は布団)を羽織り、ジャージを愛用している。
- 髪が長く、顔もよく前髪で隠している。前髪を開き、素顔を見て「美人だ しかも白い」と言った望に恋をしている。不登校時代は荒っぽい言動であったが、望に出会ってからは大人しくなった。住居を焼かれて宿直室で暮らす望とその甥・交に対して、半ば共同生活状態で家事全般をサポートしており、交とは姉弟のように仲良くしている。 行動面で望のサポートをする常月とはライバル関係であり、何かと張り合うような行動を起こし、その度に望が困惑したり、仲裁をしている。
- 普段は毛布にくるまっていて目立たないが、幼い見た目の割にスタイルが良い。第十七集までのカバー下で毎巻、「開けないでよ」の台詞とともにセクシーシーンを披露していた(第十八集以降は加賀など他の人物の絵になっている)。
- 常月まとい(つねつき まとい)
- 声:真田アサミ
- 出席番号25番。超恋愛体質・ストーカー少女。
- 多くの男性との交際遍歴を持つが、過剰な恋愛感情がストーキングへと発展し、その度に警察の厄介になってきた少女。しかし本人はただのディープラヴであると言い張り、ストーカーであるとの自覚はない。一人の相手を一途に想うタイプで、付き合う男性に応じてキャラクターを変え、たとえフラれても付きまとうが、別の人を好きになると前の彼氏にはすっかり興味が失せてしまう。
- 常月のストーキングを咎めるためにとった望の言動を告白と勘違いして以来、望をストーキングしており、望に合わせて着物に女袴の格好をしている。毎回どこかに隠れていて、気が付くといつの間にか望の背後に立っている。ほとんどの場合望はストーキングに気付かず、常月が台詞を発した際にやっと「いたんですか?」と気づき、「(ええ)ずっと」と常月が返すのは定番パターン。常に望と一緒であるため、しばしば望のハプニングに巻き込まれたり、望らの道案内人役やサポート役を務める。先述のとおり、小森とは好敵手である。
- 根津美子(ねづ みこ)
- 声:根谷美智子
- 出席番号26番。 無限連鎖商女。
- 丸内とコンビでよく悪徳商法を行っている。丸内とともに百五十八話で初登場したが、根津に似た容姿のモブキャラクターが以前から度々登場している。頭がいいらしく、テストではクラス及び学年上位になることもある。丸内とともにアイドルグループ「AKaBane84」のメンバー。
- 日塔奈美(ひとう なみ)
- 声:新谷良子
- 準主人公候補。出席番号27番。超普通少女。
- 個性的な面々が揃うへ組のなかで、至って普通(人並み)な女子高生。一般論・一般常識でストーリーを展開させたり、ツッコミを担当したりする。幼稚園時代に友達の「杏ちゃん」から自分だけ仲の良さを「普通」と言われて以来、良い意味では使われない「普通」という言葉にコンプレックスを持つ。そのため普通であることを指摘される度に「普通って言うなぁ!」と怒る。普通コンプレックスの裏返しから自己顕示欲や自負心が強いが、普通なので大した自己アピールはできない。
- 食べることが好きで、好物はラーメン。女子高生らしく、時折体重を気にしている。
- 二百二十四話では人数合わせのためアイドルグループ「AKaBane84」のメンバーになっている[4]
- 本作品の初期構想では日塔がメインヒロインの予定で、不下校少年とのラブコメを描く予定だった[5][6]。そのため初登場回では元不登校少女という初期案の設定が反映されている。加賀の加害妄想が伝染した時にも「私が主役だからちっとも(作品の)人気が出ないんです」との台詞を吐いている。またアニメのキャラクターソングでの日塔の曲のタイトルは「主人公」および「36.7℃(主人公 その似)」である。
- 藤吉晴美(ふじよし はるみ)
- 声:松来未祐
- 出席番号28番。 腐女子。耳好き・カップリング中毒少女。
- 熱心なオタク少女で、眼鏡と猫耳(狸耳も可)に強いこだわりを持ち、コスプレ好きで、自ら同人誌も製作する。3人いる兄もみなオタクだが、晴美本人は男性にはそうした嗜好を求めていない。意外にも運動能力は抜群だが、本人はスポーツに興味が無く、ほとんど同人誌即売会がらみでしか活かされない。眼鏡を外すと更なる驚異的な運動能力が開花する。その眼鏡にはかなりの重量があるかのような描写がある。オタク趣味を除けば、至って常識人で大人しい性格。また千里とは幼稚園時代からの幼馴染である。
「自分がマイノリティーだと気付いた!今!」などの時は左腕か右腕を高く上げ、目を隠しながら去って行く。
- また水着や下着などで見られるが、スタイルが良い。
- 丸井円(まるい まどか)
- 声:真田アサミ(第二期・第三期)、後藤邑子(撰集)
- 出席番号29番。 茶道部部員の女子。真ん中分けに左右のお団子頭という左右対称の髪型をしている。かつて木野に好意を抱いていた。後述の三角、正方と共に登場し、当初は3人とも誰がどの名前か一致しなかったが、撰集で彼女のセリフに合わせて『丸井「なるほど」』とテロップが出たため、彼女だけ丸井だと確定した。フルネームが判明するのは単行本28巻になってのこと。進路は美大志望。
- 丸内翔子(まるうち しょうこ)
- 声:堀江由衣
- 出席番号30番。 無限連鎖商女。
- 根津とともに悪徳商法を行う。アニメでは目が緑色になっている。テストだと、常に上位争いになる。根津とともにアイドルグループ「AKaBane84」のメンバー。
- 三珠真夜(みたま まよ)
- 声:谷井あすか(第一期第十二話のみ)
- 出席番号31番。見たまま少女。
- 一話から何度も背景に登場していたボーイッシュで目つきの悪い少女。「好きなものにいじわるしたくなる」性格で、犬の肛門に棒を挿す、望の家に放火するなど様々な悪戯を行う(すなわち、望のことを意識している模様)。しかし、傷害事件にも等しいどんなにひどい悪戯をしても、周囲に「悪そうな見た目だけで判断するまい」と思われて不問になってしまう。無口で自己主張もあまり積極的ではないため、登場頻度は低い。廃墟マニアでもある。
- 糸色倫(いとしき りん)
- 声:矢島晶子
- 望の妹。「倫」名義で名簿に載っている為、出席番号は32番。
- 17歳にして3000人もの弟子を抱える糸色流華道師範で、剣術の達人でもある。2007年度からへ組に編入。 : 名前を縮めて書くと「絶倫(ぜつりん)」となるため、望と同じく「糸色」姓を嫌い、嫁入りして姓を捨てることを切望している。
- 普段は着物姿が多く、たまに番傘を差している。髪型は黒髪ウェーブ。身内にはいわゆるお嬢様喋りであるが、クラスメートの前では古風で偉そうな口調になる。望に対しては「お兄様」と呼ぶ。口調だけでなく性格や言動もいかにもなお嬢様風。強気で高飛車な性格で遠慮がなく、金銭感覚も一般人とはズレている。しかし世慣れた面も持ち、下ネタにも免疫がある。やんごとない身分の子女が集まるらしき学校から編入して来ており、元の学校には色々な意味で危険な友人がいる。
- 華道家・剣術家の設定はほとんど使用されず、執事の時田とともに、糸色家の行事や事業を紹介・活用して話を展開させたり、望にちょっかいや悪戯を仕掛ける役回りが多い。
- 九十話以降、ページ四段ブチ抜きの立ち絵(久米田作品で定番の手法)において彼女のみ見返りアングルで描かれる。これはアニメの担当声優が『クレヨンしんちゃん』の野原しんのすけ役であることを意識した(しんのすけの持ちギャグ「ケツだけ星人」のように、お尻から登場させようという)小ネタである[7]。また声優のキャスティングは久米田自らの指名である[8]。
- ことのん
- 声:沢城みゆき
- 出席番号不明。 「ことのんのことだけの話」というサイトを運営する結構人気のネットアイドル。しかし実際は肥満体型で、サイトの画像はPCソフトなどで大幅に加工修正されている。かなりのナルシスト。初期から登場し、単行本のキャラクター紹介にも掲載されているが、本名は未詳で(「ことのん」はハンドルネーム)、登場頻度も低い。
男子生徒
- 臼井影郎(うすい かげろう)
- 声:上田燿司
- 出席番号3番。毛髪と存在感希薄。
- あまりに存在感が薄く、描線まで細い。また先祖代々毛髪も薄い。存在感を示そうとクラス委員長を務めるが、千里にその役目を取られ、結局クラスメイト達から認識されていない。しかし、影の薄さを悪用しようとする時(覗きなど)や影郎に責任が押し付けられる時など、認識されたくない時に限って途端に認識される。そのため設定に反して、作中での登場頻度は男子生徒のなかで最も高い。2011年春、急に有名になったある人物に似ていると本編内でもネタにされる。
- 好色な上にマゾヒストで、女子の脱衣や下着趣味などに積極的に意見して存在感を示すことがある。脚フェチでもあり、放課後に小節の「内モモに湿布」を見て以来小節を好きになり、ストーカー行為を繰り返す。下ネタ以外では寒いギャグでも話によく絡む。
- 木野国也(きの くにや)
- 声:寺島拓篤
- 出席番号8番。超負けず嫌い。
- 久藤と同じく図書委員で読書仲間。久藤の創作話によく感動させられるため、一方的に強いライバル意識を燃やす。文学観は久藤に比べると現代的でかつライトノベル調。浪漫主義寄りな傾向もある。加賀に好意を寄せている。
- ルックスは良いほうだが、私服のセンスが非常に悪い。酷いものになると街を歩くだけで周囲の人が立ちくらみを起こすほどだが、本人は全く気にしない。制服も格好よく着崩そうとして、詰め襟の上にTシャツやネクタイを着用する珍妙なスタイルを先駆けた。
- 久藤准(くどう じゅん)
- 声:水島大宙
- 出席番号9番。天才ストーリーテラー。
- 読書家で、大草や木野とともに図書委員を務める。文学観はやや古風かつ写実主義寄りで、サナトリウム文学は好きではない。読書家だけあって書籍に対する評価はかなり辛口。自ら物語を創作する能力にも長け、久藤の創作童話を聞く者は皆感動して号泣してしまう。また眠気を誘う話を披露した際には、へ組生徒のほとんどが眠りについてしまった。
- 垂れ目と下睫毛が特徴。性格は冷静でマイペースで、小節と同じく周囲の言動に呆れたり青ざめることは少ない。面倒見が良い一面もあり、よく関内や交を肩車している。学業成績も優秀で、ルックスの良さと相まって女子からの人気が高い。
- 芳賀(はが)
- 声:水島大宙
- 出席番号13番。よく木野や青山とつるんでいる生徒。やはり詰め襟学生服の上にTシャツやネクタイを着用している。
- 北欧
- 声:水島大宙
- 出席番号不明。坊主頭の生徒で、田中一郎と容姿が似ている。多くの回に登場するものの、モブキャラクターのため名前など細かな設定は未詳。十九話の「非難訓練」では、耳にピアスを付けていたために「ピアス地蔵」と呼ばれたが、この回以外ではピアスは付けていない。「北欧の美少女」なる本を持っていたことから「北欧」とあだ名された過去がある(この本は今も所持しており、教室で度々愛読している)。
- 天下り様
- 出席番号不明。二十五話で文部科学省の方からへ組に天下ってきた初老の男性。週に1回学校に来るだけで80万円、卒業すると3000万円貰えるらしい。初登場以来クラスに居ついたらしく、度々教室のどこかに登場する。
その他の学校関係者
その他の教員
- 新井智恵(あらい ちえ)
- 声:矢島晶子
- 望の同僚であるスクールカウンセラー。望のくだらぬ相談に付き合わされたり、心理学などの用語を解説したり、望が失踪した時などに担任の代わりを務めたりする。常に冷静沈着で、怒った時は目つきが恐く、言う時は言う性格。またナイスバディの持ち主。これらの特性が高じて、SMの女王様的な一面を見せることがある。年齢のことを触れられると怒る。
- 甚六(じんろく)
- 声:上田燿司
- 望の同僚である中年男性教師。ごく初期には雑誌の人物紹介欄にも登場していたが、連載が続くにつれて出番が減っている。穏やかそうな風貌と物腰をしているが、それに反してかなり激しい過去と戦闘能力を持っているようで、背中一面に般若の刺青が彫ってある。関内の目撃情報によると、体のどこかに「仁義」と言う刺青もあるらしい。パチンコが趣味らしく、パチンコ台になった漫画原作を職員室で読んだり、またロックグループの音楽をノリノリで聴いたりと、くだけたおじさんでもある。
その他の生徒
- 万世橋わたる(まんせいばし わたる)
- 声:上田燿司
- 2年ほ組(へ組の隣)の男子生徒。硬派なオタクで、オタクとしてのアイデンティティーの一般化・低俗化を憂いている。二次元世界への理想が強いゆえに現実の女性には興味を持たぬ恋愛観を貫き、また「万世橋仮面」として現実世界で不逞な行為に及ぶオタクを成敗することも。ショックを受けると「ズゴガァァン」という効果音とともに首を大きく揺らす。
- 三角、正方
- 丸井と同じく茶道部部員の女子。学年やクラスなどは不明。千里と同じく、髪型が真ん中分けの左右対称。名前の描写は茶道部室に名札が掛かっているのみなので、どちらが三角、正方かは不明。
- 元・関内太郎(せきうつ たろう)
- 声:水島大宙
- マリアに籍を売った関内太郎本人。常に眼と頭部が露出した帽子らしきものを被り、素顔は見せない。ホームレスならぬ「クラスレス」として、学校の廊下でダンボールハウス暮らしをしている。本当のホームレス生活をしている描写もある。本作の初期構想では『かってに改蔵』の坪内地丹がこの役回りでスピンオフ登場していた。
- 対象GUY(たいしょうがい)
- 後ろ髪が長く眼鏡をかけたさとし、前髪の先がカールしているかずのり、小太り気味のみきおの3人。競争率の高い久藤に恋した丸井のため望が用意したが、丸井の恋愛対象外だったためスルーされる。その後「誰でもいいから彼氏が欲しい」という丸井の前に再び現れたが、またもスルーされてしまう。
- 鈴木(すずき)
- 声:上田燿司
- 元2のへ組の男子生徒。万世橋に似るが、真ん中分けの万世橋に対して鈴木は七三分け。原作の名簿では「鈴木その」で名前が途切れていたが、アニメでは「鈴木その公」となっている。九十話で進級してへ組を去った。
- 田中一郎(たなか いちろう)
- 声:水島大宙
- 元2のへ組の男子生徒。九十話で進級してへ組を去った。
- 本能井駿(ほのい しゅん)
- 元2のへ組の男子生徒。ほんの一瞬在籍しただけで、姿を一度も表さないまま転校していたことが百五十一話で判明。
- マ太郎の友人の少女
- 声:阿澄佳奈
- 時々関内と一緒に登場する少女。容姿などから関内と同郷と思われるが、名前や詳細は一切不明。狙撃の技能を持ち何度か望を狙撃したこともあるが、望は少女と面識がない。
- 隣の校舎の一年生
- 声:野中藍
- カチューシャをした女子生徒。百二十八話に登場し、「好きです」と書いたラブレターを望に渡した。正体は風浦[5]だが、真意は不明。
|
|||||||||||||||||||||||||||
- ^ 第十三集紙ブログ
- ^ a b 季刊エス2007年18号。
- ^ 第一期ではまだ斎藤は芽留役としてブッキングされておらず、たまに発せられるかすかな声は毎話ランダムに選出された女性声優が兼役で演じていた。
- ^ ただし彼女のグッズはすべて尾吐の生写真との抱き合わせで販売されており、のちのYAHAA!オークションでは写真なしのグッズが1円で売りに出されている。
- ^ a b 季刊エス2008年22号。
- ^ 『ぱふ』2006年9月号
- ^ 季刊エス2007年20号。
- ^ 別冊『花とゆめ』12月号2008年10月25日発売「ガラスの仮面」トリビュート・ショート『トリビュート失格 〜呼ばれてすいません〜』でのコメントより。矢島が演じた姫川亜弓のイメージと一致したという。
- ^ 呼称は毎回一定しない。
- ^ 『このマンガがすごい!SIDE-B』での久米田の仕事部屋紹介で、櫻井やうろペンやコウノトリなどを描いたメモが「義務一覧」と示されている。
- ^ 黒い涙を流す少女(演:谷村美月)の映像と共に「映画が盗まれている 感動が盗まれている 大切なものが汚されていく」というフレーズが出てくるもの。
- ^ エンディングのクレジットではネガティ部員AとBは記載があったがCについては記載がなく、さよなら絶望放送第77回で公表された。
- 1 さよなら絶望先生の登場人物の概要
- 2 糸色家
- 3 その他の登場人物
- 4 「義務」
- 5 劇中劇の登場人物