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隠語大辞典

皓星社皓星社

仙人掌

読み方:さぼてん

  1. 私はあなたと仲よくすべく熱心につとめて居ます、との意を含ませる。〔花言葉
  2. 〔花言〕焼き尽すような熱情の意。

分類 花言葉

隠語大辞典は、明治以降の隠語解説文献や辞典、関係記事などをオリジナルのまま収録しているため、不適切な項目が含れていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ


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サボテン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2012/05/15 10:45 UTC 版)

(さぼてん から転送)

サボテン科
サボテン(エキノプシス属)
サボテン(エキノプシス属)
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
: ナデシコ目 Caryophyllales
: サボテン科 Cactaceae
英名
Cactus
亜科
サボテン

サボテンシャボテン仙人掌、覇王樹)はサボテン科に属する植物の総称である。その多くは多肉植物であるため、多肉植物の別名として使われることもあるが、サボテン科以外の多肉植物をサボテンと呼ぶのは誤りである。

目次

語源

16世紀後半に南蛮人によって日本に持ち込まれたのが初めとされている。彼らが「ウチワサボテン」の茎の切り口で畳や衣服の汚れをふき取り、樹液をシャボン(石けん)としてつかっていたため「石鹸のようなもの」という意味で「石鹸体(さぼんてい)」と呼ばれるようになったとする説が有力[1] で、そのため1960年代ころまでは「シャボテン」のほうが正しいとする人がかなりいた。

英語名のキャクタス(Cactus)は、ラテン語でサボテンを意味するカクトゥス(Cactus)の借用で、ギリシア語で「棘だらけの植物」を意味するカクトスという単語に由来する[2]

分布

サボテン類の原産地はRhipsalis属の数種をのぞき、南北アメリカ大陸及び周辺島嶼(アメリカ州)に限られる。乾燥地でみられる種が多いが、中南米熱帯の森林地帯で樹木や岩石上に着生して育つ種や高山に生える種、北米の湿潤な温帯冷帯に育つ種もある。しばしばサボテンは暑い気候を好むものばかりであると誤解されることがあるが、その分布域の気候は様々であり、低温に弱いものもあれば、氷点下になっても生存できるものもある。サボテンが旧世界(ユーラシア・アフリカ)にもたらされたのは新大陸発見以後なので、それ以前の旧世界をテーマにした映画やドラマにサボテンが出てくると時代考証的に誤りになる。(たとえば『アレクサンドリア』というローマ時代を描いた映画にはウチワサボテンが出てくる。)

形態

コノハサボテンの一種、薔薇麒麟(Pereskia sacharosa)刺座である脇芽からとげを生やしている

サボテンの形態は様々であるが、一般的には筒または球型、は針状もしくは退化している。全ての種が一種の短枝である刺座(しざ)またはアレオーレ(areole)と呼ばれる器官を持つ。基本的に腋芽には刺座が形成され、多くの場合そこにスポット状に葉の変化したとげが密生する。またしばしば刺座は綿毛で覆われる。根は主根が深く伸びる主根系のものが多く、中には主根が芋の様に肥大するものもあるが、主根が発達しないひげ根系のものもある。貯水組織が発達し、耐乾性に優れているものが多い。

サボテンの最も原始的な形のグループはコノハサボテン亜科のコノハサボテン属 (Pereskia) で、長枝につく葉はとげ状にならず、木の葉らしい形を維持している。一見サボテンに見えない形をしているが、刺座が存在するのでサボテンの仲間と分かる。刺座からはとげの他に時折短枝葉を出す種もあり、近縁なディディエレア科の植物を思い浮かばせる。短枝葉は他のサボテンでは失われている。

こうした形の祖先からより多肉植物として特殊化し、長枝の葉が鱗状に退化したウチワサボテン(オプンティア属など)、更に針状に変化していない葉を全くつけない[3]柱サボテンという順番に出現したと考えられる。球形のサボテンは柱サボテンの太くて短いものであると見なせる。

トウダイグサ科Euphorbia属)やガガイモ科Hoodia属など)の植物には、退化した葉、放射相称型(上から見たウニのような形)の多肉質の茎、とげなど、一見球形サボテン・柱サボテンにそっくりなものがある。これらは乾燥した気候に適応する収斂進化の結果生み出された相似(analogy)である。これらはサボテンに特有のアレオーレ(刺座)を欠くことでサボテンと区別できる。

花弁中に含有される色素は、通常はアントシアン系のアントシアニジンやペチュニジンなどであるのに対し、サボテン科はベタリン系色素を含有し、化学分類上マツバボタン(スベリヒユ科)などと類縁関係があるとされている。アントシアニン系の色素を持たないため、青色の花は咲かず、赤~黄、紫色の花が咲くのが基本である。

サボテンは、CAM型光合成の機能を獲得し、砂漠といった水分が慢性的に不足し、かつ昼夜の温度差が大きい環境に適応したものだと考えられている。通常の植物は昼に気孔を開け、CO2を取り込む。ただし、このような環境下の場合、同時に大量の水分を失ってしまう。しかし、CAM植物は涼しい夜に気孔を開け、CO2の取り込みを行い、昼は気孔を閉じることで水分の損失を最小限に抑えることができるものである[4][5]

栽培

蕾をつけた金鯱

サボテンの生態については誤解が多い。「サボテンは砂漠に生えているので、水を遣らなくて良い。」又は「サボテンは花が咲かない。」等はよくある誤解である。森林性サボテン(木の葉サボテン)を除く多くのサボテンが乾燥地帯に自生しているが、サボテンの自生する地域は乾季と雨季がはっきりしているだけで、サボテンは水を好む植物である。

マミラリア属の花

種類によって成長する環境が異なったり、他の植物と比べ成長が遅いため、一般の植物と同様に潅水すると根腐れを起こして枯死することが多い。開花については、育成環境(温度、湿度、光量、潅水)が悪いと開花しないし、開花年齢に達していないために開花しないことから誤解されるが、適切な管理を行えば花を咲かせる。サボテンの代表品種「金鯱(きんしゃち)」 (Echinocactus grusonii) は開花するまで30年前後かかるため、市中の花卉店で購入した場合には花を見るまでに相当の時間を要する。

サボテンは熱狂的な愛好家が多い植物である。とげを楽しむ品種(エキノカクタス属など)、花を楽しむ品種(マミラリア属やシャコバサボテン属など)や交配によって改良種を作出して楽しむ品種(有星類:兜、鸞鳳玉他)など栽培は個々人の趣味・嗜好により更に細分化されるため、特定品種を栽培する「名人」が品種毎に存在する。全国各地にサボテンマニアの同好会が多数存在している。


  1. ^ 中村浩「園芸植物名の由来」(東京書籍)236-237項
  2. ^ a b 中村 239項
  3. ^ ※着生連や三角柱連は鱗片上の葉を持つことがある
  4. ^ http://www.saitama-u.ac.jp/science/content/research-2010-1011-koreeda.html
  5. ^ http://ocw.nagoya-u.jp/files/33/12-note.pdf


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