さぬきの夢2000【サヌキノユメ2000】(食用作物)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第11239号 |
登録年月日 | 2003年 3月 26日 | |
農林水産植物の種類 | 小麦 | |
登録品種の名称及びその読み | さぬきの夢2000 よみ:サヌキノユメ2000 | |
品種登録の有効期限 | 20 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 香川県 | |
品種登録者の住所 | 香川県高松市番町4丁目1番10号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 多田伸司、本田雄一、太田尊士、三木哲弘 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「西海173号(後の「ニシホナミ」)」に「中国142号」を交配し、その雑種第一代にトウモロコシ花粉を交配し半数体育種法により育成された固定品種であり、育成地(香川県高松市)における成熟期は早、耐倒伏性が強、穂発芽性がやや難の品種である。叢性は中、株の開閉はやや閉、鞘葉の色は無である。稈長は短、稈の細太はやや太、剛柔はやや剛、葉色は中、フレッケンの有無・多少は少である。穂型は棒状、穂長はやや短、粒着の粗密はやや密、穂の抽出度はやや長、ふ毛の有無は無、葯の色は黄、芒の有無と多少はやや多、芒長は中、ふの色は黄である。粒の形及び大小は中、色は黄褐、頂毛部の大きさは中、粒の黒目の有無・多少は無~極少、千粒重は小、容積重は中、原麦粒の見かけの品質は中の中、粗蛋白質含量は中、灰分含量はやや少である。うるち・もちの別はうるち、播性の程度はⅡ、茎立性はやや晩、出穂期はやや早、成熟期は早、耐倒伏性は強、穂発芽性はやや難、脱粒性はやや易、収量性は中である。粒の硬軟はやや硬、粒質は粉状質、製粉歩留はやや高、ミリングスコア、60%粉粗蛋白質含量及び60%粉灰分含量は中、60%粉アミロース含量はやや少、粉の明度はやや高、粉の赤色みは低、粉の黄色みはかなり高、最高粘度はかなり大、ブレークダウンは大である。赤かび病抵抗性は中、うどんこ病抵抗性はやや弱である。「チクゴイズミ」及び「ダイチノミノリ」と比較して、穂型が棒状であること、千粒重が小さいこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成4年に香川県農業試験場(高松市)において、「西海173号(後の「ニシホナミ」)」に「中国142号」を交配し、その雑種第一代にトウモロコシ花粉を交配し、以後、半数体育種法により育成、固定を図りながら特性の調査を継続し、12年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
さぬきの夢2000
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/11/18 09:42 UTC 版)
さぬきの夢2000(さぬきのゆめにせん)とは、香川県産の小麦の品種の一つ。香川県(旧・讃岐(さぬき)国)で2000年に命名・発売された事からこの名がある。
- ^ 吉田、2004年、P.5
- ^ ニシホナミ(農林144号)の詳細資料
- ^ 大山、2000年、P.50
- ^ 香川県産小麦品種の変遷
- ^ 吉田、2004年、P.3
- ^ 香川県 純讃岐産小麦のうどん店「さぬきの夢2000こだわり店」新たに2店を認証 2007年1月29日
- ^ 朝日新聞 2005年9月3日付 朝刊、香川全県面、P.28
- ^ 日経レストラン、2007年8月号、P.121
- ^ 香川県 「モンドセレクションで初の最高金賞を受賞」 2007年5月28日
- ^ 四国新聞 イメージダウン必至 県農協「深くおわび」 2004年11月09日
- ^ 吉田、2004年、P.6
- ^ a b 吉原、2003年、P.64
- ^ 松原、2004年、P.58
- ^ 香川県 「さぬきの夢2000を使った製麺講習会開催」 2007年3月9日
- ^ a b 日経スペシャル ガイアの夜明け 2008年6月10日
- ^ Allabout さぬきの夢2000試食会レポート 2001年11月26日
- ^ 香育21号に決定/2代目「さぬきの夢」小麦、2009年10月31日閲覧、四国新聞
- ^ 讃岐うどん専用小麦の後継品種に香育21号 香川[リンク切れ]、2009年11月5日閲覧、MSN産経ニュース
- ^ 小麦新品種「香育21号」の正式名称が「さぬきの夢2009」になりました!、2010年9月28日閲覧、香川県庁
- 1 さぬきの夢2000とは
- 2 さぬきの夢2000の概要
- 3 後継種の誕生
- 4 外部リンク
- さぬきの夢2000のページへのリンク