三省堂 大辞林 |
さかしら 0 【▽賢しら】
〔「ら」は接尾語〕
(1)利口ぶること。いかにもわかっているというふうに振る舞うこと。また、そのさま。
「―を言う」「―をする」「―な顔つき」
(2)自分の考えで行動すること。
「大君の遣はさなくに―に行きし荒雄ら沖に袖振る/万葉 3860」
(3)差し出口をきくこと。
「―する親ありて、思ひもぞつくとて、この女をほかへ追ひやらむとす/伊勢 40」
(4)でしゃばる・こと(さま)。
「まだ夜は深からむものを。葛城の神の―にや/狭衣 4」
「さかしら」の用例一覧
折口信夫 狐の田舎わたらひ (青空文庫)
はさのみよくもなくて、世馴れた顔にさかしらだつて後宮に立ち交る古女房 みやうぶのおもと の名は、此滑稽味を持つた眷属殿には、事実、うつてつけのあざ名である。 此奏者の筈の命婦社の勢力が侮られぬものとなり、一山 荼吉...
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岡本かの子 家庭愛増進術 ——型でなしに (青空文庫)
それは私情の憎みや怒りとは違います。(私情で怒ったり 憎 ( にく ) んだりした時は 直 ( す ) ぐに私は自分に恥じます。そして 対者 ( あいて ) につつしんであやまります。) うやうやしき 礼 ( いや ) の八千度さかしら...
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芥川龍之介 るしへる (青空文庫)
と異るものにあらず。われを 描 ( えが ) いて、醜悪絶類ならしむるものは画工のさかしらなり。わがともがらは、皆われの如く、翼なく、鱗なく、蹄なし。 況 ( いわん ) や何ぞかの古怪なる面貌あらん。」われ、さら...
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