三省堂 大辞林 |
大阪弁 |
さかい、さかいに
| 大阪弁 | 訳語 | 解説 |
|---|---|---|
| さかい、さかいに | から、ので | 順接。活用語の連体形を受ける。「けに」の誤れる回帰である「かいに」に、「し」と同系語の「さ」がついて生まれた。「よって」と同様。雨降るさかいきょうはやめとき、あした行くさかいな、せやさかいに、など後に続く言葉を省略することも可能。理由、説明、念押し、言い訳、納得、などの意味が含まれる。古くは「さかいで」とも言った。京都では「さけ」と訛るが、大阪では「はかい」「さかえ」「はかえ」と訛る。南大和で「すかい」、播磨や紀北、近江などで「さけー」、紀伊で「さか」、但馬で「しけー」、北陸や北西奥羽で「さけー」「はけー」、越後で「すけー」が話され、和泉や大和で「よって」、越中呉東で「さからいに」、「から」は関東や南東奥羽、甲斐、伊豆の言葉で、日向で「かり」「かい」、北近畿や伊勢、東海、東山、南九州などでは「で」、信濃で「で」「に」、中国、四国、北九州では「けん」「けー」「きに」「きー」など「けに」系が使われる。奄美、宮古で「ば」、沖縄で「くとぅ」「く」、八重山で「きい」「ば」「ふいりゃあ」など。上方では東京との交流が西日本の他の地域と比べて多かったため、若者だけでなく年輩層でも「から」を使う割合が高くなっている。 |
品詞の分類
「さかいに」の用例一覧
折口信夫 「さうや さかいに」 (青空文庫)
折口信夫 「さうや さかいに」 「さうや さかいに」 折口信夫 柳田国男先生が「さうやさかいに」を論ぜられて後、相当の年月が立つた。その論が、画期的なものであつたゞけに、此に対して、何の...
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木下杢太郎 南蛮寺門前 (青空文庫)
( い ) な所でお遇ひました。 菊枝 お前は 何処 ( どこ ) からのお帰りぢや。 千代 今日は最勝寺さまの御会式ぢやさかいに、死んだ娘と、この子の 父御 ( ててご ) の 供養 ( くや...
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小熊秀雄全集-1 短歌集 (青空文庫)
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