三省堂 大辞林 |
「このへん」の用例一覧
斎藤茂吉 結核症 (青空文庫)
なく沈痛の響に乏しいのは、単に俳人としての 稽古 ( けいこ ) から来てゐるのでなく、疾病から来てゐるのである。このへんが芭蕉のものと違ふ点であつて、子規は芭蕉の句にも随分厭味と思はせぶりとを感じてゐるのである。このへん...
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林芙美子 龜さん (青空文庫)
の上をすずしい風がそよそよと吹いています。「ああ、くたびれた。どこへ行ったら水があるのかな。」龜さんは首を持ちあげて、じっとあたりをみました。 どこかで蛙の合唱がきこえます。何でも、このへんには蛙の小學校があるのでしょう。聲を...
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寺田寅彦 軽井沢 (青空文庫)
いて往来人をじろじろながめる人たちの顔つき目つきがどこかやはりちがう。なんとなくゲットーのような趣もある。周囲がみんななまけて金を使っている中でこの横町の人たちだけは懸命で働いて金をもうけているのである。 このへんで道をきくと「これをまっすぐに、まっすぐに……」と言...
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