コイヘルペス病(こいへるぺすびょう)(Koi herpes)
コイヘルペスウイルスの感染によるコイの病気
マゴイやニシキゴイなどのコイにコイヘルペスウイルスが感染すると、動きが鈍くなったり、餌を食べなくなったりという症状が現れる。致死率が高い。
1997年にイスラエルで発見されて以来、これまでに欧米やインドネシアなどで発生した例が知られているが、日本で発生した例は今回が初めて。
現在のところ治療法はないが、感染したコイとの接触によって被害が拡大するので、隔離して感染を防止するしかない。ただし、コイヘルペス病はコイ特有の病気であって、人やコイ以外の魚には感染しない。
コイヘルペス病は、持続的養殖生産確保法における特定疾病に指定されている。茨城県は、同法に基づく立ち入り検査を実施するほか、養殖コイの移動禁止、へい死したコイの焼却または埋却といったまん延防止措置を実施することを決めた。
(2003.11.10掲載)
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