けっ‐さん【決算】
決算(けっさん)
企業は年に2回、決算を発表する。まず、4月から9月までを9月中間決算として発表する。次に、4月から3月までの一年間を通じた決算を本決算として3月に発表する。
これらは決算案として取締役会にかけられ、あらかじめその承認を得る。取締役会で決算が確定すると、上場企業・店頭公開企業は、それぞれの証券取引所内に設けられた記者クラブで決算内容をマスコミ各社に発表する。その後、情報は新聞などを通じて一般に伝えられる。本決算の場合だと発表が出揃うのは大体5月ごろだ。
決算は損益計算書と貸借対照表の二つがある。このうち、損益対照表では総収入と総支出を比較し、企業の総損益を出す。これは企業の経営成績を見るもので、企業がいくら儲けたのか(あるいは損したのか)が分かる。
貸借対照表では、企業の財政状態を知ることができる。貸借対照表では資産と負債を対象表示し、最終的に資産はいくらか(あるいは負債はいくらか)を知らせる。
(2000.11.04掲載)
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