三省堂 大辞林 |
けたたまし・い 5
〔「けただましい」とも〕
(1)人を驚かすようなあわただしいようすだ。また、突然大きな音の起きるさま。やかましい。騒々しい。
「―・くサイレンを鳴らして消防車が走る」「―・い笑い声」「余りといへば―・し、今宵一夜は苦しかるまい/浄瑠璃・寿の門松」
(2)ぎょうぎょうしい。
「―・しい提灯金棒、ちんからりが面白か/浄瑠璃・関八州繋馬」
[派生] ――げ(形動)――さ(名)
「けたたましい」の用例一覧
種田山頭火 夜長ノート (青空文庫)
自身さえもなくなろうとする。 けたたましい百舌鳥の声に ふっ と四方の平静が破れる。うつくしい夢幻境が消えて、いかめしい現実境が来る、見ると、傍に老祖母が うとうと と睡っている。青黒い顔色、白茶けた頭髪、窪んだ眼、少し...
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岡本かの子 晩春 (青空文庫)
呪いとか不満が彼女のひそかな情熱とからみ合って一種の苦しみになっていた。 うっとりとした晩春の空気を驚かして西隣に在る製板所の 丸鋸 ( まるのこ ) が、けたたましい音を立てて材木を 噛 ( か ) じり始めた。その...
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岡本かの子 病房にたわむ花 (青空文庫)
( あた ) りの中庭を隔てた一棟の病房から、けたたましい狂女のあばれ 狂 ( くる ) う物音が 聞 ( きこ ) え始めました。茲にもたわわに咲きたわんだ桜の枝の重なる下——その...
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- けたたましい仲 (1980年) (泰流ノベルス) 中山 あい子 泰流社
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