け・す【化す】
け・す【消す】
読み方:けす
[動サ五(四)]
1 燃えている火をなくならせる。「たき火を—・す」「ろうそくを吹いて—・す」
2 電気機器のスイッチを切ったり、ガス栓をひねったりして、その働きを止める。「電灯を—・す」「ガスを—・す」
3
㋐ぬぐったり塗ったりして、今まで見えていたものを見えなくする。「黒板の字を—・す」「壁の落書きを—・す」
㋑姿を見えなくする。行方をくらます。「忽然(こつぜん)と姿を—・す」
4
㋐今まであったものを取り去ってなくす。存在や形跡をなくす。「証拠を—・す」「痛みを—・す薬」
㋑吸収するようにして、音やにおいなどをなくす。「話し声が騒音に—・される」「魚の臭みを生姜(しょうが)で—・す」
5 否定する。うちけす。
「何か手懸りは有りそうなものだねと、お京の言うを—・して」〈一葉・わかれ道〉
「それ迄は何処(どこ)かに時間を—・さなければならぬ」〈森田草平・煤煙〉
7 殺す。「裏切者は—・せ」
8 歌舞伎の用語。
9 非難する。けなす。
「その話は古いぞ古いぞと—・されければ」〈咄・露がはなし・一〉
10 (「肝(きも)をけす」の形で)非常にびっくりする。肝をつぶす。
「沖に釣する舟をば敵(かたき)の舟かと肝を—・し」〈平家・灌頂〉
[可能] けせる
け・す【▽着す】
けす
けす
出典:『Wiktionary』 (2021/08/12 06:47 UTC 版)
動詞
けす【消す】
- 燃えている火をなくす。
- 電気機器やガス栓などの働きを止める。
- 形跡をなくす。
- 殺す。存在をなくす。
- 敵将を消す。
- 行方をくらます。
- 姿を消す。
- 時間をつぶす。
- 〔肝を消すで〕びっくりする。
- (歌舞伎)下座音楽をだんだんと弱めていって止める
- (歌舞伎)黒子などが舞台で不要になったものを片付ける。
- (古用法) 否む。否定する。
- (古用法) 非難する。
活用
関連語
対義語
翻訳
火をなくす
形跡をなくす
殺す
語源
動詞
けす【着す】
- 「着る」の尊敬語。
活用
サ行四段活用 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|
語幹 | 未然形 | 連用形 | 終止形 | 連体形 | 已然形 | 命令形 |
け | さ | し | す | す | せ | せ |
「けす」の例文・使い方・用例・文例
- 自分の行動には気を付けすぎることはない
- 月は満ち欠けする
- この行動の目的は難民を手助けすることだ
- 横付けする
- 彼女は耳の聞こえない人を手助けするために手話のやり方を学んでいる
- 日焼けする
- 10個なければ、ある分だけすべてお願いします。
- 乗客の背中を押して、彼らが満員電車に乗るのを手助けするんです。
- 彼女は彼がその絨毯に高値をつけすぎているのではないかと疑った。
- リッカート尺度は質問に対する回答を尺度づけするのに使われる。
- ビーチは日焼けするために、日光を浴びる人でぎっしりだった。
- 不便をおかけすることを謝ります。
- 私は怠けすぎて勉強できなかった。
- あなたの懸念点は、メールが文字化けすることでしょうか?
- 私は入荷品を仕分けする。
- 怠けすぎた。
- 私はふざけすぎた。
- あなたはできるだけすぐにここに来て欲しい。
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