くるびょう

デジタル大辞泉

くる‐びょう〔‐ビヤウ〕【^×佝^×僂病】

読み方：くるびょう

ビタミンDの欠乏や日光に当たることの少ないのが主な原因で、骨の形成が不良となり、脊椎・四肢骨などの曲がる小児の病気。グリソン病。成人の場合は骨軟化症という。

妊娠・子育て用語辞典

くる病 (くるびょう)

主にビタミンD、加えてカルシウムの不足によって起こる病気です。骨が弱くなる、足が曲がってO脚やX脚になる、運動発達が遅れてひとり歩きができない、などの症状が見られます。「栄養状態が悪かった昔の病気」と思われがちですが、近年は増加傾向にあり注意が必要です。過剰な紫外線嫌いが一つの原因です。骨の成長に欠かせない活性型ビタミンDは太陽の陽射しを浴びることで体内につくられるので、特に冬の陽射しが弱くなる北海道や東北地方の北日本では、いつにも増して積極的に日光浴をすること、またビタミンDやカルシウムの豊富な魚、卵、きのこ、牛乳などをバランスよく食べることが大切です。