三省堂 大辞林 |
くだって 0 【下って/▽降って】
〔「くだりて」の転〕
(1)目上の人にあてた手紙で、自分のことを書き出す場合に、へりくだって用いる語。
「―私ども一同元気でおります」
(2)時がたつと。
「―、明治の頃ともなると」
(3)階層や程度が低いものに言及する時に用いる。
「―、庶民の生活はというと」
日本語活用形辞書 |
「くだって」の用例一覧
太宰治 一歩前進二歩退却 (青空文庫)
は大いに恐縮し、卑屈なほどへりくだって、そうして読者は 旦那 ( だんな ) である。作家の私生活、底の底まで 剥 ( は ) ごうとする。失敬である。安売りしているのは作品である。作家の人間までを売ってはいない。謙譲...
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豊島与志雄 コーカサスの禿鷹 (青空文庫)
しその山の霊も一番高い山は向こうのだと答えます。そんなふうにして、 禿鷹 ( はげたか ) はまた方々飛び廻りましたが、どれ一つ自分が一番高いと言う山はありませんでした。 「これは困った。山の神に言われたとみえて、どの山もへりくだってばかりいて、向こ...
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佐左木俊郎 街頭の偽映鏡 (青空文庫)
の夢の中の出来事をでも思い出すようにして言うのであった。 「自分でもそう思っているんだがね。しかしどうにもならないんだ。だから、永峯のことを思い詰めていると発作が起こるというのじゃなくて、永峯の奴がおれの頭をそんな風に作り替えていったんだ。ぼくだってもう、永峯...
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