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きとらこふん 【亀虎古墳】

奈良県明日香村阿部山にある終末期古墳直径11メートル円墳の横口式石槨(せつかく)に、玄武彩色壁画発見された。


国指定文化財等データベース

文化庁文化庁

キトラ古墳

名称: キトラ古墳
ふりがな きとらこふん
種別 特別史跡
種別2:
都道府県 奈良県
市区町村 高市郡明日香村
管理団体 明日香村(平131129)
指定年月日 2000.07.31(平成12.07.31)
指定基準 史1
特別指定年月日 平成12.11.24
追加指定年月日
解説文:  キトラ古墳は,奈良県明日香村西南部,檜前の地に築造された,7世紀末頃の終末期古墳である。周辺には天武持統合葬陵や特別史跡高松塚古墳初めとする終末期古墳集中し,天武持統朝の皇族墓域とする説もある。昭和58年NHKにより,墳丘電磁波探査ファイバースコープを用いた石槨調査実施され,壁画古墳であることが判明した。以上の調査は,古墳内部調査に,自然科学手法初め本格的に用いたものである。明日香村では,平成9年に填丘の調査行い規模等を確認し,平成10年には超小型カメラにより再度石槨内部調査実施し,石槨壁画概要明らかにした。これらの成果を受け,平成12年7月史跡指定された。
 キトラ古墳は,低丘陵の南斜面立地する,径約14m,高さ約3m二段築成の円墳凝灰岩切石組の横口式石槨主体部とする。石槨の奥壁・側壁天井全面漆喰が塗られ,そこに四神図と天文図が極めて具象的描かれる四神図・天文いずれも唐墓や高句麗墓に見られ,大陸影響直接けたものである。全容がほぼ明らかになった玄武白虎図には,高松塚古墳壁画とほぼ同じ表現が見られ,両者が同じ原図基づいて描かれたことがわかる。天文図は,内規赤道・外規・黄道が描かれ,二十八宿以外の星座や星が配されるなど,高松塚古墳星宿図より本格的なものである当時中国朝鮮半島で用いられた原図忠実写したものと考えられ,東アジア全体でも現存する最古精密な星図である。これらの壁画内容は,当時東アジアとの交流考え上で重要であり,美術史天文学的にも貴重である。
 キトラ古墳は,古墳位置石室構造などから見て天武持統朝の皇族の墓であると推定され,その歴史的価値きわめて高い。また,飛鳥地域同時期の古墳中でも壁画が描かれたのは同古墳高松塚古墳に限られている。そして,天井天文図には高松塚古墳にも見られない特色有り,その学術的価値高松塚古墳壁画遜色ない。よって,特別史跡指定ようとするのである





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